大江英樹のレビュー一覧
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タイトルが気になって読んでみました。
お金について大変読みやすい本でした。
具体的にどうお金を減らすか、という点は書かれていません。
どちらかと言うと、お金に対するマインドについて、でしょうか。
印象に残った箇所をつらつら書いてみる。
お金は一億円あってもそれだけでは生きていけない、食べるものや生きていくのに必要なものを手に入れるための手段でしかない。
確かにお札やデジタルの数字だけでは、生きられない…な。
死ぬ時に一番たくさん資産を持っているのも、おかしな話。
若い時はお金と時間がなくて旅行に行けなかった。歳を重ねるとお金が多少あっても、健康・体力がネックになって行けなくなると…まさにその通り!
あとは、気力。体力の衰えと共に気力も衰えがち。
年と共にお金使わなくなると言うし、できるうちにしたい事をして幸せを感じるのが正解⁉︎
"お金を増やしたい"という呪縛は、誰もが物語に惑わされている、と。
なんとなくの不安感でみんな闇雲にお金を貯めることに懸命になっているけれど、不安の正体を見極めればそんな必要はない、と。
DIE WITH ZEROからの引用として、アリとキリギリスの寓話について書かれていた部分も共感!
お金より優先すべき事柄
1.時間
2.信用
3.健康
4.幸福感
ちょっとだけ気になったのは、ベースイメージにある人物像が大手企業でずっと働いてきたような、ある意味恵まれたサラリーマンなのかなぁと。とは言え、思考のクセを変える参考にはなる本でした。
キリギリスになりそうな予感… -
Posted by ブクログ
能という芸能を末代まで残すべく、子孫への教訓として書き残された「花鏡」や
「風姿花伝」。
これらは世阿弥が書き残したと言われています。
「初心忘れるべからず」「秘すれば花」などな誰もが一度は聞いたことがあるかと
思います。
これらは全て世阿弥の「花鏡」や「風刺花伝」からの一節なのです。
世阿弥は能の演者ではありますが、今風に言うならば名プロデューサーでもあり、
イノベーターでもありました。
どうすれば能という芝居が観客の心をとらえることができるのか、どうすれば
能が未来永劫輝くことができるのか。
それをまとめたのが、「花鏡」や風姿花伝」と言われています。
それらは現代のビジネスにも当てはまる観客=顧客の心をとらえるために常に
イノベーションを起こすべし、と綴られています。
「花鏡」や風姿花伝」が書かれたのは今から600年以上も前です。その頃から
人の心をとらえる本質は変わっていないと気付かされる一冊です。 -
Posted by ブクログ
※Audible会員 聴き放題の対象
第1章 「億り人」とはどんな人たち?
今、なぜ「億り人」なのか?
第2章 億り人の思考と行動
億り人に共通することは…
➡︎『学び』
億り人、つまり純金融資産1億円以上を持つ世帯は、2020年時点で日本に約133万世帯存在し、全世帯数5,572万世帯の約2.4%に相当する。
100世帯に2〜3世帯、学校のクラス単位で考えれば1クラスに1人程度の割合で存在する計算で、意外と身近なその存在。
共通するひとつの例が、先取り貯金という堅実な習慣。
月収の1/4を即天引きし、ボーナスは全額貯蓄する。
本書では、この本多静六式の貯め方を実践のヒントとして紹介。
かなり攻めた貯蓄方法なので、完全に真似することはできないけれど、“給与の一部はないものとして暮らす”という姿勢は見習いたい。
第3章 投資のパターン
第4章 「となりの億り人」インタビュー
第5章 「億り人」素朴な疑問Q&A -
Posted by ブクログ
人は金持ちではなくて、幸福であること(幸せ持ち)を目指している。お金は幸福になるための道具にすぎない。この本は、お金(道具)に対するに大江流・指南書である。
お金を使って得るべき幸福とは、①時間②信用③健康④幸福感(自己満足)である。
特に私が共感したのは、『人生は思い出を積み重ねること』と言うフレーズ。愛する家族や友人と一緒に過ごした思い出こそ、人生の最後に旅立つ時に、本当に幸せ感をもたらしてくれるもの。そんな思い出をたくさん積み重ねるよう、しっかりお金を使っていきたい。
思い出の複利効果を高めるためにも、若い時から思い出作りにお金を使っていきたい。 -
購入済み
とても参考になりました!
少し前の本になりますが、試し読みで目次に読みたい項目があったので、買ってしまいました(^^)!
とても役に立つ情報がたくさん得られました。それに、最近流行りの不安を煽る言葉に踊らされてはいけないことも分かりました。悲観したり不安になる必要はないけど、きちんとやることやった方が良い、というとても地に足の着いたお話で、元気な気持ちになれました。来年の1月を目標に、iDeCoとつみたてNISAを準備中です!
ところで、大江先生がこの本で述べている、マネー本とダイエット本が似ているというくだり、本当に同感です!実は、マネー本コーナーに初めて足を踏み入れた時の感想が、「ダイエット本コーナーにそっくりだなぁ・・・。」だったのです! -
Posted by ブクログ
来年度(2022)から新年金制度が始まるというタイトルだったので本屋さんの店頭で手に取った本でした。
現在の年金制度について巷で流れている否定的な情報について丁寧に解説してあり、現在の年金制度はよく考えられて設計されている制度であることがよく分かりました。
年金未納者はほとんどいない(数%程度、p94)、65歳以下の人(支える人)と65歳以上(支えられる人)の割合で考えるのではなく、一人の就業者が何人の非就業者を養っているかで考えると、日本においてその割合は1970年(1.05人非就業者)から2040年(0.96人)変わらない(p103)は知っておくべき事実だと思いました。
以下は気になったポイントです。
・年金の本質、1)年金は貯蓄(将来のために自分で蓄える)ではなく保険(将来の不幸のためにみんなで備える)である(p30)収入に占める年金が100%という世帯は、48.4%である(p36)、2)自助でも公助でもなく、共助(=社会全体で面倒を見る)である(p38)、3)年金は将来のモノやサービスに対する請求権である(p46)
・年金生活者が関心があるのは金銭ではなく、消費(食料、娯楽、医療サービスなど)であり、いかに将来の生産物を手に入れることができるか、ということが最重要である、それには賦課方式で運営する方法以外にはない(p49)現役で働いている人の給料からその一定割合を保険料として、納めてもらい、その保険料を年金として支給する仕組み。年金支給額は賃金、物価にスライドする仕組みだが、これは賦課方式だからできる(p51)
・年金は一般会計とは別の勘定で、戦前からあったいくつかの保険事業(厚生年金関連4つ、国民年金関連2つ)を、平成19年(2007)に統合してできた、年金特別会計であり、令和元年末で約190兆円の貯金があり、赤字ではない(p56)これは年金給付の4.9年分になる、アメリカで3年分。欧州においてはほとんどない。しかし現役世代が払い込む保険料を年金給付の原資にしているので年金は支払われている(p61)
・国立がん研究センターのデータによれば、40歳の人が向こう20年間に罹患する確率は6.9%、70歳の人が10年間で31.7%、80歳の人がそこから罹患する割合は56.6%、現実には二人に一人が「がん」になるというのは、80歳以上の人の話である(p64)
・世代間の給付と負担の関係では、1955年生まれでは厚生年金では3.4倍(負担より支給が多い)、国民年金では2.3倍、1975年生まれでは、2.4倍、1.5倍である(p65)ここで負担額とは自分が負担する額であるが、番組などでは国や会社が負担する保険料(折半である)も含まれている可能性もある(p69)
・公的年金制度がなかった時代は、子供が親の面倒を見るという「私的扶養」の時代であった、国民全員が加入する国民年金制度ができたのは1961年である。現在の70歳以上の人たちは親を養いながら、かつ年金保険料を払っていた(p67)
・年金の運用(GPIF)は過去20年間で100兆円余りの利益をあげている、マイナスの年もある(p80)
・サラリーマンの配偶者も配偶者が払っている保険料で将来年金を受けられるので、未納にはならない。日本人で年金保険料を納める必要のある9割は、未納になることはない(p91)公的年金加入者全体の6759万人のうち、免除・猶予者(583万人)を差し引くと、125万人となり本当の未納者は、1.85%となる(p94)
・1970年当時から考えると少子高齢化はかなり進んでいるものの、その間、さまざまな制度の見直しを行なってきたことでそうした時代に十分耐えられるような改革が行われてきている(p108)
・将来支給される予定の年金が予定されていない場合、それを年金債務と呼ぶのは積立方式の場合である、企業年金は積立方式で運営されているので企業年金には債務が発生するが、公的年金は賦課方式なので異なる。現在と将来の受給者への給付=現在の保険料収入+今後の保険料収入+国庫負担+年金積立金、となる(p124)企業年金は給料の後払いであるのに対して、公的年金は社会保障制度である(p125)
・GPIFの長期的な運用目標は「名目賃金上昇率+1.7%(スプレッド)」過去10年間の名目運用利回りは、平均で3,61%、名目賃金上昇率は0.44%なので、実質運用利回り=スプレッドは3.17%である。これは厚生労働大臣がGPIFに達成しなさいと要請しているスプレッド(1,7%)よりも大きい(p133)
・厚生年金の定額部分の支給開始年齢を60歳から65歳までに2001年から徐々に引き上げていくと決まったのは1994年であるが、この検討自体は1980年頃から始まっている。2004年改正により確定給付から確定拠出に変わったので、5年ごとに行われていた保険料の見直し(=財政再計算)ではなく、年金の財政が当初の予定通りになっているかを検証する「財政検証」となった(p139)
・2004年改正のポイントは、1)基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げ、2)財政検証の実施、3)保険料水準固定方式の導入である(p140)2005年4月から毎年280円ずつ引き上げられ、2017年以降は16900円と固定する、それ以来は引き上げられていないし予定もない(p141)固定したので、マクロ経済スライドの導入と、年金積立金の活用が行われる様になった(p141)
・積立金は概ね100年をかけて、現在ある4.9年分の積み立てを、100年後には支出の1年分となるような給付水準調整を行なった上で、概ね100年にわたる財政見通しを作成したことになる(p146)
・アメリカの映画(シッコ、2007年)は、自助努力と市場万能主義が行き着くところの社会が描き出されている(p160)
・雇用者のうち正規採用で働いている人が、3539万人に対して、パートや非正規雇用の人が、2090万人いる。この中で厚生年金に入っていない人が、1050万人いて、これが非常に大城は経済的不安となる(p176)
・現在は、1)週労働20時間以上、2)月額賃金8.8万円以上、3)勤務期間1年以上の見込み、4)学生でない、5)従業員500人超の企業などに、対しては厚生年金の加入が義務付けられている。今回は、3)と5)が法改正された、3)は撤廃され、5)は2022年10月からは100人超、2024年10月からは、50人超に引き下げられる、50人超になれば、現在より65万人が増える見込みとなる(p179)
・年金の支給開始時期を引き上げるのは短期間ではできない、55歳から60歳への引き上げに要した期間は20年、60歳から65歳への引き上げは決定してから32年経過するが、まだ終わっていない(p193)
・年金受給開始時期を決めるのは、損得ではなく自分のライフプランをどうすべきかで考えるべきである(p196)
2021年12月12日作成