野田サトルのレビュー一覧
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前著『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 』の時はまだ未完だったが、こちらの本はゴールデンカムイが完結してから書かれた公式解説本。まさに完全版。前著と扱うトピックが被っているところはもちろんあるが、具体例や切り口が違うので2冊とも読んでよかった。分厚いぶん、読み応えがあり大満足。カムイたちと共に暮らすアイヌの人々の生活と歴史が、重厚に描かれている。
漫画の細部までこだわって描かれた絵をふんだんに用いてアイヌ文化の基本的知識を教えてくれる。裏設定までたくさん書いてくれているのが作品のファンとして嬉しい。
物語の中盤〜後半で舞台は樺太にうつり、樺太アイヌやニブフ、ヴィルタといった民族の描写も増えるが、北海道アイヌだけでなくそちらの解説も厚い。それぞれの違いがめちゃくちゃ面白い。
特に印象に残ったのは二章の『コタンの生活風景』。チセ(家)の造りから、囲炉裏まわりのどこに座るかというのがけっこう厳格に決まっているのが、飲み会の時みたいだった。もてなす側の席、もてなされる人の席、上席など別れており、家の中で物を置く場所まで明確に決まっていた。神棚のような、クマの骨を祀る場所や、人からもらった物を飾る棚など、配置を知るだけでも面白い。
あとは『アイヌの一年』『世界史の中に見るゴールデンカムイ』の章も最高だった。戊辰戦争で死ななかった世界線の土方歳三が出てくるのはもちろん、ソフィアも実在する帝政ロシアの盗賊を組み合わせて書かれていたのにはびっくりした。 -
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ネタバレ全巻読破してる。
しかも6回も。
みんな魅力的、読みやすい、しかも面白い。
全巻登録するものなんなので、一番好きな表紙のやつを登録。
6回目の読破直後なので最終巻の感想だが(矛盾)、
尾形の死はストーリー構成上、完璧。
だけど好きなキャラな分、救われる道はなかったのかなと思わずにはいられない。
読破のたび、野田サトル先生の能力に脱帽するとともに、しょんぼりもする、複雑な心境。
尾形は聡い。状況を読み、相手の動きと発言から感情を読み、先を読む。だから戦略的でかっこいい。
17巻からちょくちょく出てくるヴァシリとの射撃戦がそれを際立たせる。
小さい頃から相手を読む子供だったが、自己表現は不器用すぎて、心の中はこんがらがって、ボタンの掛け違いだらけの人。
自分は欠けてるから罪悪感はない。欠けてる自分が偉くなってあいつらは正しくないことを証明したい。それと同時に、罪悪感はみんなありませんよ、俺は普通だとも言う。
そもそも、勇作殿の善良さは時に悪意の無い残酷さをはらむ無配慮なものがある。だから勇作殿は別に絶対的に正しい存在じゃなくて、ある意味欠けてるし、なんならみんなそれぞれ欠けてるんですよって尾形に言ってやりたい気持ちになる。
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「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本。めちゃくちゃ面白い。
2025年に東京でアイヌ民族の儀礼「イヨマンテ(熊の霊送りの儀礼)」の公演があって、観に行ったのだが、著者の中川先生はそこでも登壇されていた。アイヌ文化の、特に人間とカムイとの関係についてたくさん教えてくれたのだが、この本は、その時の復習とさらなる理解につながった。
ゴールデンカムイを読んでいてもそうでなくても、第一章を読むだけでもめちゃくちゃ面白いと感じると思う。
「アイヌ=人間」に対して、「カムイ」はアイヌの世界で神様を表すのだと思っていたが、全然違う。もっと広い。
犬、猫、スズメ、カラスもカムイ。
木も草も虫もカムイ。
家、船、鍋、茶碗など人間が作ったものもカムイ。
ガスコンロも火もカムイ。
人間を取り巻いているものほぼすべてがカムイ。
しかし、なんでもカムイというわけではない。
この世の中で何らかの活動をしていると考えられ、人間にできないようなことをするものをカムイというらしい。人間のために何らかの役に立ってくれるものじゃないとダメで、カエルはカムイじゃないらしい。むしろ積極的に嫌われているそうだ。
中川先生は、カムイ=自然や人工物を含んだ「環境」と言う。アイヌとカムイが良い関係を結ぶことによって、お互いに幸福な生活が保たれるとされているそうだ。アイヌ文化を知ろうとすれば、この関係を知ることが全ての始まりになる。
カムイはカムイモシリ(カムイの世界)におり、そこでは人間と同じ姿をして暮らしているらしい。クマもカラスも火も木も火もみな人間の姿で、食事したり結婚したり彫刻したり裁縫したりしている。それは霊魂の状態であり、人間には見えない。
カムイモシリからアイヌモシリ(人間の世界)にやってくるとき、カムイたちは衣装を着てくる。火のカムイは火の衣装、ヒグマのカムイはヒグマの衣装(毛皮や肉)。そこで初めて人間の目に見えるようになると考えられている。身につけてくるものは、人間へのお土産でもある。
今書いたのは、ほんの触りだが、八百万の神々がいる日本文化とアイヌ文化の共通点や違いを探しながら読むことができて、めっちゃくちゃ読み応えがあった。世界の見え方、切り取り方がこんなに違うんだと、目から鱗。
他にも「アイヌ文化と縄文文化」「樺太と千島のアイヌ」「アイヌの名前の付け方」「アイヌのグルメ」など、どこ読んでも発見があった。ゴールデンカムイと中川先生に感謝。
購入したのは、映画ゴールデンカムイのロケ地にもなった『野外博物館 北海道開拓の村』の売店。 -
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ネタバレゴールデンカムイ野田先生の作品ということで手に取った作品
めちゃ面白い!!!!
野田先生のギャグセンス大好きなのだが、この作品も随所にそれがあって嬉しい
はじめは「野田先生がスポーツものか……どうなんだろ?」と思ってたけどそんな心配は杞憂だった
衝撃的な話から始まり、白川朗が訳あって助っ人になるのが第1巻
フィギュアの天才がアイスホッケーの基礎について教わり、自分も同じように「そうなんだー」と教わる
フィギュアのシーンでは野田先生の画力が素晴らしかったし、猫に怯える白川朗、演技から悲しみを感じるとも子、ブチギレ源間兄弟、小杉の思いなど最高のシーンが揃ってる
面白くて何度も繰り返し読んでしまう -
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昨日、実写【網走監獄襲撃編】の
完成試写会に行ってきました。
元々好きなんですが
たまたま当選
山崎賢人
山田杏奈
舘ひろし
玉木宏
矢本悠馬
眞栄田郷敦
高橋メアリージュン
大谷亮平
北村一輝
杉本哲太
井浦新
などなど16人くらいかな
役者さん達と監督
迫力が…
本当に原作知ってるのにワクワクする。なによりも
自分は2階席から見ていたが
中でも
舘ひろしさんと北村一輝さんの男の色気が凄く、離れてるのに近くに感じるほどだった
他の役者さんも大物だが
色気が違う…
玉木宏さんは色気が、ほんのりあるが男気が強めな感じ…
映画も凄い完成度…
この作品読んだ事ない人は読んで欲しいし…実写映画もオススメです。