ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化

ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化

ビジネス・実用
1,650円 (税込)

8pt

「ゴールデンカムイ」原作者・野田サトル先生も絶賛!
大人気漫画のアイヌ語監修者による、公式解説本の決定版にして完結編

【推薦】
アイヌ文化は、まだまだ私の知らない面白いネタの宝庫だと本書を読んで知った。
連載中にもっと中川先生からお話を引き出しておけば良かった。
――野田サトル氏(「ゴールデンカムイ」作者)

コミックス累計2500万部を突破し、2024年1月には実写版映画が公開される大ヒット漫画「ゴールデンカムイ」。
同作をきっかけにして、アイヌ文化に興味を抱いたという方も多いはずだ。
本書はそんな大人気作品のアイヌ語監修者が、完結までの物語の全体を振り返りながら、アイヌ文化の解説を行った一冊である。

今回は作者・野田サトル先生の緻密かつ美麗な「絵」に注目する。
作中には、ストーリーの展開などの都合で詳しく説明されていないものの、細部までこだわって描かれた絵が多数存在する。
本書では、そうした絵をふんだんに用いてアイヌ文化の基本的知識をわかりやすく解説するとともに、作品の裏側の設定などにも深く踏み込んでいく。
また、北方少数民族ニヴフ、ウイルタや樺太アイヌ、ロシアといったテーマで監修協力を行った、超豪華執筆陣によるコラムも充実。
さらには原作者・野田サトル先生による取材裏話も収録!
原作ファンならば、漫画が100倍面白くなること必至の知識が満載だ。
もちろん、原作を知らない方でも楽しめる内容が盛り沢山となっている。
実写版映画の最高のガイドブックにもなる、究極の解説書!

【本書の主な内容】
・そもそも「カムイ」とは何者なのか
・人間に災いをもたらす「黄金のカムイ」は実在するのか?
・気づかない人も多数!? あの1コマに隠された背景知識
・完結記念! アイヌの全キャラクターの名前の由来を解説
・「ソフィア・ゴールデンハンド」のモデルとなった2人の女性
・樺太アイヌと北方少数民族・ニヴフ、ウイルタの基礎知識
・監修者直伝! 作中のアイヌ語せりふ徹底解説
・アシリパのコタン(村)はどこにあったのか
・創作秘話! 野田サトル先生が連載中に取材した狩猟の一部始終とは

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ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    漫画ゴールデンカムイを読みながらそこに隠される北海道の四季の移り変わりやアイヌの人々の暮らしを見る副読本

    おも・・しろ・・かった・・・!!!
    たとえば明治のころの北海道アイヌの村の描写をされていたとして そこに生える植物や住宅の様子を見て四季を感じられるなんて目からうろこでした。
    原作漫画のファンになって3年くらいでしかないのですが ずずずっと面白さに魅了され そこから聖地巡礼に赴くようになり ことあるごとに北海道を訪れ 漫画に出てきた場所を尋ねるのもそうなんですが 単なる社会科に出てくる言葉だった「アイヌ」が色を纏い息づいて目の前に現れるなんて 思いもしませんでした。
    漫画からアイヌ文様に興味を抱き、コラボイベントも手伝って各地の博物館に赴き文化に触れ 好奇心がうずきました。たぶん理解しているわけではないけれど触れて感じて心が動くのは大事な一歩だと思うんですね。不敬だという人もいるだろうし軽薄だと笑う人もいるだろうけど 漫画がその一歩だったことに感動を禁じえません。

    奈良公園で「あ・・ユクだ・・」と思うほどには沼っています。
    アイヌの文化が確かにそこにあります。
    ゴールデンカムイお好きな方、言葉や風習を知るとまたさらに面白いのでぜひ!

    0
    2026年06月11日

    Posted by ブクログ

    前著『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 』の時はまだ未完だったが、こちらの本はゴールデンカムイが完結してから書かれた公式解説本。まさに完全版。前著と扱うトピックが被っているところはもちろんあるが、具体例や切り口が違うので2冊とも読んでよかった。分厚いぶん、読み応えがあり大満足。カムイたちと共に暮らすアイヌの人々の生活と歴史が、重厚に描かれている。

    漫画の細部までこだわって描かれた絵をふんだんに用いてアイヌ文化の基本的知識を教えてくれる。裏設定までたくさん書いてくれているのが作品のファンとして嬉しい。

    物語の中盤〜後半で舞台は樺太にうつり、樺太アイヌやニブフ、ヴィルタといった民族の描写も増えるが、北海道アイヌだけでなくそちらの解説も厚い。それぞれの違いがめちゃくちゃ面白い。

    特に印象に残ったのは二章の『コタンの生活風景』。チセ(家)の造りから、囲炉裏まわりのどこに座るかというのがけっこう厳格に決まっているのが、飲み会の時みたいだった。もてなす側の席、もてなされる人の席、上席など別れており、家の中で物を置く場所まで明確に決まっていた。神棚のような、クマの骨を祀る場所や、人からもらった物を飾る棚など、配置を知るだけでも面白い。

    あとは『アイヌの一年』『世界史の中に見るゴールデンカムイ』の章も最高だった。戊辰戦争で死ななかった世界線の土方歳三が出てくるのはもちろん、ソフィアも実在する帝政ロシアの盗賊を組み合わせて書かれていたのにはびっくりした。

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    北海道アイヌにとどまらず樺太アイヌやウイルタ、ニヴフなど作中に出てくる極東少数民族について書かれているのが興味深い。ソフィアのモデルと考えられる2人のソフィアのコラムも全然知らない話で面白かった!
    パナンペペナンペ物語についての部分で、「(ペナンぺを)白石が演じています。まさに適役ですね」(P461)でニッコリした後、「奥さん(月島が演じています。適役です)」で声出して笑いました。中川先生のゴールデンカムイへの温かい目線が感じられました。

    0
    2025年12月13日

    Posted by ブクログ

    ゴールデンカムイの単行本片手に該当するシーンを読み直しながら本書を読みました(笑)
    特に樺太アイヌや少数民族の方に関するコラムなどもあってとても興味深かったです。
    アイヌや少数民族の文化についてもっと勉強したくなりました。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    濃い内容でした。。
    とても一読では味わいきれないので、手元に置きつつ、「ゴールデンカムイ」と共に読み直したい一冊。

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    ページ数560!
    新書とは思えない本の厚みです。

    この本を読む前に、マンガ「ゴールデンカムイ」を完結まで読んでいることが、必須条件の新書です。

    アイヌだけでなく、樺太の少数民族にも触れられていて、初めて知るようなことばかりでした。

    印象的だったのが、「第六章 世界史のなかの『ゴールデンカムイ』」です。世界史を履修していないせいかもしれませんが、興味深く読みました。また、マンガを読んだ時よりも、ソフィアのことを好きになりました。

    タイトルに「絵から学ぶ」とあるように、ふんだんに漫画のイラストが掲載されています。あらためて、限られた資料からここまでの緻密な絵に再現した野田サトル先生の労力は凄まじかっただろうと思いました。アイヌ語監修の中川先生をはじめ、多くの研究者・関係者の方のチームワークの元、あのような唯一無二の傑作漫画が出来上がったのだなと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。



    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    新書で550ページと、ほぼ2冊分の大変読み応えのある本です。
    アイヌなどの文化を解説する本ですが、基本的にはゴールデンカムイの挿絵やストーリーを引用した解説です。
    裏話もふんだんなのでマンガやアニメのゴールデンカムイのファンの方も、地理や歴史が好きな方もサクサクと読み進められると思います。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    ゴールデンカムイは、冒険活劇として読んでいましたが、ここまでアイヌ文化が深く表現された漫画はないかと改めて思いました。もちろん、アイヌの衣食住に関する解説も漫画内にはあり、深い内容とは思っていましたが、解説されていない背景の絵などにも反映されていて、ここまで深く調査していたのかと気づかされてました。漫画のコマもところどころで挿入されていて、非常にわかりやすい本です。500ページ超える文庫本ですが、のめり込んで読めました。

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    連載が修了し、物語の最後迄が単行本化もされている、好評な漫画作品『ゴールデンカムイ』をタネに、作中世界で取上げられているアイヌ文化に纏わる話題等を供する本である。同じ著者による「前著」で言及していることと一部は重複するが、それを避けても「こんなにも多くの話題」ということで驚く面も在る。
    本書は「前著」以上に、アイヌの一年の暮らしというような事柄や、独自な精神文化を背景にしていると考えられる社会の中での人々の所作や、何かの言い方というような事柄への言及が多い。それらは非常に興味深く、『ゴールデンカムイ』という漫画の描写等を例として示すことで内容が判り易くもなっている。
    更に、『ゴールデンカムイ』の物語でも作中人物達が樺太へ渡り、色々な因縁が明らかになり、様々な人達との交流等が生じているというのだが、本書でも「樺太アイヌや他の諸民族、更にサハリンに在ったロシア人」というようなことに関連する事項について、各々の事項に詳しい方達のコラムが掲載され、著者がコメントも加えている。それらの内容が秀逸である。「樺太アイヌや他の諸民族、更にサハリンに在ったロシア人」というようなことは、実は余り知られていないと思う。『ゴールデンカムイ』という漫画をヒントにしながら、余り知られていないことを紹介する形になっているのは非常に好いと思う。
    広い範囲でアイヌは活動していたが、人口密度は低い。それ故に「方言」というようなモノが色々と在るのだという。更に樺太と北海道となると、身近な単語というレベルで差異も生じているようで、本書にはそういう説明も在った。そういう様子でも、或る程度広い範囲で往来し、交易等をしていたのがアイヌである。
    自身は『ゴールデンカムイ』に関しては、今年になって実写映画を愉しく観たという関わり方であり、作品に通じているという程ではない。が、それでもその漫画を話しの入口や材料にしながら、北海道や樺太のアイヌ等に関して語られている本書の内容は凄く興味深い。新書としてはかなり分厚いのだが、ドンドン読み進められる。興味深い内容で、頁を繰る手が停められなくなる。

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

    待ちに待ったゴールデンカムイのアイヌ語監修中川さんのゴールデンカムイ関連の続刊。
    まず、分厚さに驚き。すごい分量です。
    中でも触れられていた通り、前著より漫画からの絵の引用が多いとのことでより漫画からの関連で語る視点で漫画ゴールデンカムイがお好きならスラスラ読み進められると思います。
    途中、樺太、ソフィアの話など道外の話になると世界史真面目に勉強しておけばよかったな〜とはなりました。

    実写映画を見てゴールデンカムイ熱があがるタイミングでしたのでこのタイミングでの刊行はとても良く、アイヌについてもゴールデンカムイについても興味がより深まりもっと知りたいと思える相乗効果を生んだなと感心します。

    実は、この本を読む前はアイヌ単体への興味は持てないかもしれないと大変失礼なことを思っていたのです。
    自分がアイヌに興味を持てるのはゴールデンカムイの物語、キャラの魅力があるからでそれなしでのアイヌ文化は面白いと思えないかも、と。
    とても失礼でしたし、わかっていなかったなと読んだ後では思えます。
    どれほど野田先生が、ゴールデンカムイという作品を作り上げるためにアイヌ文化を尊敬し、調査、取材をし、綿密に作品に織り込ませ確立させたことか。
    アイヌの文化あってこそ、アイヌの文化へのリスペクトがあってこそ不思議な偶然が重なり、作品にパワーがより足されたのではないか。そういうことが納得できました。
    ゴールデンカムイありなしとかではなく、ゴールデンカムイはアイヌ文化なしでは語れなく、切っても切り離せないのかなと。

    単行本の最後の監修、取材協力のクレジットのページを見るたびに、凄まじい量に圧倒されたものです。
    週刊連載で?と信じられないほど。

    実写映画を見て、原作漫画へのリスペクトと愛を大いに感じました。実写、2時間の映画として再構築して映画としても素晴らしく、漫画原作の実写としてのプロジェクトとしても素晴らしく、同時期にあった悲しい出来事とあまりにかけ離れていて、よほどこの作品に関わる人は本当に漫画原作を愛し、大事にしているのだなと思えました。

    改めてこの本を読んだ時に、連載、単行本加筆修正時に監修の方々や取材協力の方々は野田先生の漫画への真摯な取り組みに賛同して協力してくれたのだろうと今更よりその協力のつながりに感動しました。
    それについては野田先生がしっかり描きたい気持ちが強く取材を欠かさず真摯な姿勢で挑み続けたからこそ周りも応えたくなったのかなと想像してます。

    本著の「おわりに」で触れられていた、「先人がさまざまな記録・資料として残してくれた」(P541から抜粋引用)ことがどれだけ偉大なことか。
    大事なものを後世に繋いでいかなくてはと思わされました。命が尽きても、残したいものを残す努力をして、それが繋いでいく奇跡を信じると、いつか未来にそれを引き継いで大事にしてくれる人がいるなんて素敵だな。それなら、カムイも、野田先生に微笑むよなぁと思えました。

    北海道に行ってみたい。

    0
    2024年02月25日

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