ミチオ・カクのレビュー一覧

  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    "テクノロジーの進歩がどこまで来ているのか?そして、どこへ向かうのか?
    を科学者が考察し、あらゆる分野を網羅した本。NHKスペシャルという番組があったらしいが、その番組のハイライト集とでも言えばいいのかもしれない。
    2015年4月に出版された本書から3年たった2018年に本書を読むと、当時は未来的な事柄が、現在では当たり前の一歩手前まで来ている事例もある。
    ドローンや空を飛ぶ乗り物、VRゴーグルやVRの活用、人口知能技術の一般化などは、ほぼ日常になりつつあるかな。
    宇宙開発は、まだ遠い未来のような感覚のものが多い。

    我々は、今後こうしたテクノロジーと共存していくことになるが、うまく

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    2018年11月23日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    "この本はおもしろかった。
    私はSF映画が大好きだ。SF映画の世界では、すでに実現している様々な装置が現実の科学で実現できるものなのか否かをニューヨーク市立大学理論物理学教授である著者ミチオ・カクさんが検証してくれる。スタートレックの世界では当たり前に使っている宇宙船エンタープライズ号を守るために作動する「シールド」。
    スターウォーズの世界に出てくる惑星をも破壊するデス・スターは作ることができるのか?
    スターシップは?タイム・トラベルは?
    など、科学に興味のある人にも、知識の乏しい私のようなものにも楽しめた。後半の宇宙のひも理論、11次元の話には正直ついていけなかったところもあったが

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    2018年10月18日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    はじめに
    第1部 心と意識
     第1章 心を解き明かす
     第2章 物理学者から見た「意識」
    第2部 心が物を支配する
     第3章 テレパシー
     第4章 念力
     第5章 記憶や思考のオーダーメード
     第6章 天才の脳と知能強化
    第3部 意識の変容
     第7章 夢のなかに
     第8章 心は操れるのか
     第9章 意識と精神疾患
     第10章 人工知能
     第11章 脳のリバースエンジニアリング
     第12章 心が物を超越する
     第13章 心がエネルギーそのものとなる
     第14章 エイリアンの心
     第15章 終わりに
    補足 意識の量子論?

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    2018年09月15日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    著者がまともでかつ、SFに関するロマンを忘れない人なので、けっこう面白い。
     熱力学の法則に関し解りやすく説明し、これが絶対の法則である可能性は否定する。
     名のシステムに関するいろいろの開陳は面白かった。あと、ロケット飛ばすのにそれで行くと異常に小さくて異常に安上がりなものを作れるとか。

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    2018年04月15日
  • 2100年の科学ライフ

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    これから世界はどうなっていくのか。
    科学の進歩の観点から科学者にインタビューしたものを
    元に書かれた本。

    未来の可能性がわかって非常にワクワクする本です。

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    2017年09月21日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    「ひも理論」の研究者のミチオ・カクさんの新著。

    著者のひも理論の解説書の「パラレル・ワールド」は、ほんとうにスゴい本で、私が自然科学系の本を読み始めるきっかけになったもの。この世界が存在すること、それが本当に不思議、驚異にみちたものであることを知的エンターテイメントとして成立させているんです。未読の方はぜひ。

    さて、この本は、著者専門のひも理論、物理学ではなくて、脳科学の最先端を紹介したもの。著者にとっては専門領域ではないので、いろいろな人をインタビューしたりして書かれている。サイエンス・ジャーナリズムという感じの本かな?

    あまり難しい話しにはいかず、脳科学が今どういう状態になっているの

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    2017年05月03日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    我々は3次元(時間を入れれば4次元)に生きていれが、理論上ては11次元まで可能らしい。そこから派生させると霊の世界などは違う次元と理解できる。実に興味深い

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    2017年04月27日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    心の未来を科学するというタイトルの通り、脳や心を分析する技術等を紹介している。ロボットの心を作れるのかとか、心を操れるのか、SF好きにはワクワクする内容で堪らない。

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    2017年02月21日
  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    NHKスペシャル「NEXT WORLD 私たちの未来」の取材成果の中から46のキーワードを抽出して整理・編集した本である。未来学者のレイ・カーツワイルはその著書『シンギュラリティは近い』の中で、未来を変える技術としてGNR - 遺伝子工学(Gene)、ナノ技術(Nano)、ロボット・AI技術(Robot)の3つの分野を挙げた。本書でもこれらの分野に重なるテーマが多い。本書では3つのカテゴリー「命と身体」、「生活とフロンティア」、「人工知能と未来予測」に分けられている。整理されたそれぞれのテーマをここで書き出すことで何かこの本の特色と意義がわかるような気がするので書き写してみる。

    1. 命と身

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    2016年08月29日
  • 2100年の科学ライフ

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    あくまでいち科学者の未来像なので仕方ないが、ほとんどの2100年像は、現代の技術の発展、延長したもの。ゲームチェンジ、革新的イノベーションは想像されていない。しかしそれでもいい。たとえば「不老不死が実現」などというと荒唐無稽だが、再生医療がホームメディカル化する、であれば、なんとなくありそうな気がする。DNAセンサーや磁気自動車などは、むしろあればわくわくする。宇宙旅行の未来を考察していてひとつ鳥肌がたったこと。人間が地球外惑星に住めないのは、空気とか重力の問題以前に、時速6500kmのスピードで飛んでくる宇宙物質から身を守る手だてがないため。ならば地下なら住めるのか?まてよ?地下?地下といえ

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    2016年08月07日
  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    ●読むキッカケ
    ・丸の内読書会の課題図書に上げられていたため

    ●サマリー
    ・今後2〜30年の近未来に実現しうる科学技術が紹介されていた印象。
    それらは、既に実験的に部分的に実現しているものなので、
    確からしく実現する可能性があるという意味で、
    ドラえもんの世界とは違って、リアル感があった。
    ・そのリアル感によって、じゃあそれが実現した時に、
    何が起こるのかを想起させられた。
    そして、それによって到来する未来を、何となく不安に思う自分がいた。
    ・とはいえ、もし仮に到来するのであれば、
    それは自分が嫌がろうがなんだろうが、勝手に到来してしまうものであって、
    そうなった時に自分に出来ることは、それ

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    2016年01月09日
  • 2100年の科学ライフ

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    ネタバレ

    アインシュタイン
    「科学は、物事が何であるかは決められるが、どうあるべきかは決められない。だから、科学の領域を超えた価値判断が依然として不可欠なのだ。」

    科学が問題を解決しても、それはまた高いレベルでまた別の問題を生み出すだけである。いわゆる諸刃の剣


    一番深いいところ

    ガンディー
    暴力の根源
    労働なき富
    良心なき快楽
    人格なき知識
    道徳なき商売
    人間性なき科学
    犠牲なき崇拝
    理念なき政治

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    2015年12月15日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    ネタバレ

    脳、精神といったマインドの未来について、様々な観点から思考実験を行い、未来の仮想を行っている良著。
    いろんな目線から考えさせられることがあり、とても面白かった。

    <メモ>
    ・脳は宇宙と同じくらい深遠で複雑な器官である。

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    2015年10月18日
  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    参加しようと思っている読書会の指定図書なので読んだ。NHKの番組の書籍化らしい。主にライフサイエンスやITの最新技術を幅広く紹介している。技術背景の解説がないためにサクッと読める。若返りの薬が早くできるといいなぁと思った。

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    2015年09月02日
  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    NHKスペシャル「NEXT WORLD」の総集本。IT、メディカル、ロボット、宇宙などをテーマに、近未来の社会や人言の生活について語られている。興味深かったのはNMNという物質。体内で作られているもので細胞の修復を担っている。これを人工的に生産し、薬として飲用したり塗布することで細胞の修復、つまり若返りが可能、というもの。他にも驚くような発明やアイディアが羅列されている。とはいえ、現在の人間が想像出来るもの以上のものはない(当たり前だが)。科学技術より哲学な気がするなあ。

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    2015年06月21日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    2010年代の論文がぽんぽんでてくる、ほんとうに最新の知見に基づいて、心と意識の問題や、「テレパシーや念力は可能か」「記憶の書き換えはできるのか」といったSF的な問いについて考察している。著者が心理学者ではなく物理学者だというところも、バランスの取れた筆致に貢献しているのかもしれない。まとまりがいいだけでなく、終章に「補足」としてつけられている「意識の量子論?」という章が、宇宙と心をつなぐという本書の著者でしか書けないような内容で、読み応えがある。

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    2015年06月14日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    ネタバレ

    さすがニューヨーク・タイムズベストセラーで、皇帝の新しい心から火星の人類学者から心の社会から意識は傍観者であるまで、さまざまな意識にまつわる書籍を網羅していてしかも発散してない。これはなかなかの力仕事。物理学に反しているかいないか?をもとに、妄想もとめどなく進む。訳も読みやすかった。

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    2015年05月17日
  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    1月にNHKで5回に渡って放送されていた「NEXTWORLD」のドキュメント、文章で読むことにより、改めて技術の進歩に驚いた。「サカナクション」が歌うように未来は不確かではあるけど、きっと明るい。

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    2015年05月10日
  • 2100年の科学ライフ

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    コンピュータと人工知能の章を重点的に読んだ。

    人工知能を使って何をするか?
    といった問いは人工知能自身が見つけるのは難しい。意思決定に関わる仕事はこれからも残っていくと思った。そのために普段から自分の頭で考えることが大切。

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    2015年04月28日
  • フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する

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    「自然界のすべてを見わたして、何より大きな謎をふたつ挙げるとしたら、心と宇宙だ」という宣言から始まる。著者のミチオ・カクは「宇宙」の方の専門家だが、この本は「心」の方に焦点を当てた本。最初の方に、マーヴィン・ミンスキー、スティーブン。ピンカー、マイケル・ザガニカ、V. S. ラマチャンドラン、デイビッド・イーグルマン、デイビッド・チャーマーズ、ジュリオ・トノーニ、ジャコモ・リゾラッティ、ダニエル・デネット、などの名前がどんどん出てくるので、彼らが追求している「意識」や「自由意志」などについて脳神経学をもとに論じていくのかなと期待をしながら読むと、ちょっと違う。

    心の動きがMRIで読める(本当

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    2015年03月22日