ミチオ・カクのレビュー一覧

  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    SFに登場する科学が実現可能なのか。これを著者が真剣に考察しています。
    しかしながら、こういった技術ができるのが何世紀も後だということを知るとなんだが残念な気分に・・・その時まで生きていたい、その時代に生まれたかったと思ってしまいました。

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    2010年02月05日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    地球崩壊の危機が迫り、人類は宇宙への長い旅路に出る。宇宙船に乗り、人々はテレバシーで交信したり好きな場所へ一瞬で移動する。宇宙人が襲来すると、真っ先に母艦の周囲にバリアを張ってレーザー攻撃を防御する。宇宙戦艦ヤマトやスタートレック、ガンダムに触発されて学者や技術者になってしまった人はどれだけいるだろう?サイエンス・フィクションを本当に「サイエンス」にしたいと真剣に考えているのは別に子供だけではないはずだ。

    昔、よく友達と「もっと昔ともっと未来、どっちに生まれてみたい?」と話していたのだが、先端テクノロジー・SF好きの私は断然未来派だった。良いか悪いかは別にして、今時の子供が生まれた時からイン

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    2009年12月11日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    日系アメリカ人物理学者の著作の翻訳本。SFで出てくる「フォース・フィールド」(日本ではバリヤーですね)や「テレポーテーション」などが実現可能か?を現在の最新物理学から検証するのが本書の中身です。

    取っ掛かりはSFでおなじみの技術ですが、中身は量子論が中心となっていて、なかなか手ごわいです。だけど翻訳が良かったのと、解説が丁寧だったので、何となく分かった気になります。

    この本を取っ掛かりにして、量子論の本に進んでいくのもよさそうです。

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    2009年11月15日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    SFなどに出てくるテクノロジーは実現可能か、という疑問を最新の物理学の現状を解説しつつ答えてくれる。ミチオ・カクは1-2年に一冊ぐらいのペースでこの手の一般向け科学書を出してくれるが、本人が一線で活躍する物理学者であり、かつ、普通に読める内容に噛み砕いてくれる。ありがたいことだ。。。・ニコライ・カルダシェフによる文明の分類(今の地球はタイプ0)タイプI;惑星に降り注ぐすべての太陽光線を利用してエネルギーを取り込むタイプII;太陽の全エネルギーを利用できる。スタートレックの惑星連邦タイプIII;銀河全体のエネルギーを利用できる。スタートレックのボーグ、スターウォーズの帝国。・宇宙エレベーター;地

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    2011年08月07日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    またまた、宇宙論のテーマでハンパなく面白い本が見つかった。
    この本は三部構成になっていて、第一部は、現代までに発展してきた宇宙論のあらすじのまとめになっている。第二部がメインのテーマである、最新の宇宙理論としての、11次元論や、M理論についての解説。そして、第三部は、いつか消滅する運命にあるこの宇宙から、人類は果たして脱出することは可能かということについて検証をしている。
    宇宙論の様々な仮説は、いずれもまだ推測の域を出ない空想的なものかと思っていたのだけれど、宇宙の始まりがビッグバンであったという「ビッグバン理論」というのは、今では多くのデータによって裏付けられた、かなり確かな根拠のある理論で

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    2020年07月15日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    正直このミチオ・カクさんは物理学徒向けの教科書より一般大衆向けの啓蒙本を書く文才の方があるような気がする。普通に面白かった。難しい数学に覆われたこの理論の中にはこんなロマンが溢れてるのかぁ〜と(笑。

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    2009年10月04日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    相対性理論から量子論、超ひも理論、そしてM理論まで、素人にもわかりやすく宇宙の仕組みを教えてくれる読みやすい本。科学はSFよりもおもしろい。。

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    2009年10月04日
  • パラレルワールド 11次元の宇宙から超空間へ

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    宇宙論の最新が、一般読者でも(割と)よく分かるありがたい本です。読みやすいし、著者の分野への熱意が(翻訳でも)良く伝わります。

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    2009年10月04日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    量子超越とは、量子原理を活用するコンピュータが、現行のデジタル式コンピュータではほぼ不可能(天文学的時間がかかるなど)な課題を解消できる能力を持つことを指す。デジタル式では2値(0か1)しか取り扱えない制約が足かせになるが、量子コンピュータではあらゆる値を取りうる不確定な特徴が強味になる。その原理を解説する内容を期待すると裏切られる。本書の主眼は、量子コンピュータがデジタルコンピュータの制約を解き放ち、これまで諦めていた、どんな問題が解決できるかを列挙している。生命発生の謎、光合成の仕組み、食糧問題、難病と創薬、老化、温暖化、宇宙など幅広い領域で、画期的な活躍が期待される。問題は、生きている間

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    2025年09月08日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    量子コンピュータは現在のスーパーコンピュータに比較できないほどの速さを持つ量子が半導体とは違い0/1以外の無数の状態を取れるため無限の計算速度を理論上持つ。その機能を利用して、組み合わせが現在のコンピューティングの計算能力では爆発するとみられるDNA/たんぱく質、気候、宇宙、をAIを使って読み解くことができるようになる。一方技術的には原子の振動をそろえなければならず、現在は絶対零度に近いところまで下げて安定性を高めるのがポイントとなり難しい。超電導-極低温、イオントラップー磁場で揃える、光量子、シリコンフォトニクス、トポロジカル、量子アニーリングといろいろあり、デファクトと呼べるものはない。

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    2025年08月11日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    量子コンピュータの本というより、未来学概論みたいな印象を持ってしまった。
    「量子コンピュータでこんなことができるかもよー」と色々羅列しているのだけど、なぜできるかはほぼ踏み込まず。夢は膨らむけど知的好奇心は満たしきれない内容だった

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    2025年06月08日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    ●2025年5月26日、東京大学・書籍部にあった。セッションで寄った日。

    ●2025年10月3日、池袋ジュンク堂本店にあった。表紙に惹かれた。また出会った。

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    2025年10月03日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    一般大衆向けに希望を含めた量子コンピュータの未来を描いてある。
    いつ来るのかは不明なのでこれからに期待したい。

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    2025年05月17日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    “量子コンピュータ”
    って何?! と言う疑問から読み始めた。
    従来のスーパーデジタルコンピュータの性能をはるかに凌ぐものであるらしい。
    生命の謎を解き明かし,難病の治療,不老不死も人口爆発や食糧難,エネルギー革命ももたらす。
    夢のような世界が開けるらしい。まるでSFの世界だ。眉唾物だとも思いつつ まんざら嘘でもないらしい量子コンピュータ。
    結論は 量子コンピュータの仕組みはよく分からなかったが、なんでも解決してくれるコンピュータの様だ。いつ出来るのかな地球の救世主。

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    2025年03月02日
  • 量子超越 量子コンピュータが世界を変える

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    量子コンピュータの原理ではなく、これまでの検討の変遷と将来の応用事例がメイン。これまで試行錯誤的な手法で検討されてきた化学や生物学はじめとしたあらゆる分野が、量子力学的なシミュレーション計算の手法にとって変わる。各分野における技術革新の速度がデジタルの比ではなくなる。

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    2025年02月16日
  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    完全文系ですが、三体で出てきたひも理論、10次元(11次元)などの表現が、実際の理論に基づいているとのことで興味を持ち、この本を手に取りました。

    読み終わった感想としては、言ってることの半分も理解できなかったですが、それでも数式を使わずなるべく平坦な言葉で説明してくれるので、なんとなくの概要は掴めたような気がしています。それもこれも、作者の解説が異常に上手いからですね。

    いきなり本題に入るのではなく、アインシュタインをはじめとする数多の物理学者がどういった挑戦を経て理論を構築したか。また、それによって生み出されたブレイクスルーや課題を一つひとつ丁寧に説明してくれたので、最後までワクワクしな

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    2023年01月18日
  • 神の方程式 「万物の理論」を求めて

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    初心者にもわかりやすく書かれているとは言いながらも内容はやはり難しく、大きな物理学の流れをなんとなく分かったような気にしてくれただけだった。
    ひも理論の10次元11次元はまるでSF映画を見ているようで映画としては面白いが、しっくり理解するには程遠かった。
    物理学の世界はどこまでいくのだろう。宇宙の起源は見つかるのだろうか?

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    2022年11月23日
  • サイエンス・インポッシブル SF世界は実現可能か

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    念力やテレポートのような、SFによく登場するギミックがどの程度実現可能かどうかを考察する本。 出版は2008年だが、実現しそうな技術でも最低一世紀はかかるような内容なので、古さは殆ど感じなかった。(出版当時はヒッグス粒子が発見されていなかったり、私が知らない発展も沢山あるはず。)全く理解できない部分もあったけど、ワクワクできたことは間違いない。特に宇宙全体に及ぶ話題は壮大で楽しい。「この宇宙全体が時間の中をジグザグに行き来するたった一つの電子から成るものかもしれない」という話はシンプルすぎて怖くなった。

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    2021年05月23日
  • NEXT WORLD 未来を生きるためのハンドブック

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    知らない言葉のオンパレード、予測不能な未来の数々、妄想に夢が膨らむ本書。科学的根拠や興味深い研究結果等はなく、あくまでの未来予測の列挙。ただ、近い将来本書のようになっていくだろうし、そうなっていけば、もっと説得力のある内容になるかと思われます。

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    2021年05月12日
  • 人類、宇宙に住む 実現への3つのステップ

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    ネタバレ

    地球が壊滅的な打撃を受けて住むことができなくなった人類がどこへ向かうのか、人類の未来図を描いた本。近未来の月や火星への移住から太陽系外への進出、最後は人体の改造や強化による恒星間移動までの未来を予測する。
    現代物理、宇宙開発の最新知識を動員して考察されていて興味深く読めた。
    ただ著者の描く未来が数十年から万単位(更に先も)を想定しており、読み進めるほどに現実感が無くなり、SFの世界を紹介されているようで、話は面白いけれどそういう想像の世界は物理学者でなくても書けそうな気がした。
    この本の後半部分がいま一つ興味が持てなかったのは、果たして数万年先も人類は存続するのだろうか?という自分自身の素朴な

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    2020年11月06日