蔀シャロンのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
素直になれない二人
ヒーローに父を処刑されたと思い心を閉ざしたヒロイン。その父を本当は助けようとしたけれども助けられなかったことに苦悩するヒーロー。どちらも素直じゃないなぁと思いました。抱かれるのも仕方がなく好きなことを認められないヒロインがちょっとしつこかったです。
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ネタバレ尹(いん)族の少女、玉瑛は、瑞燕国の最下層の奴婢。
貴族の家で下女として働いている。
なまじ美少女であるが故、主人の寝所に呼ばれる…。
玉瑛には抗う術はない。
尹族がそうした扱いを受けるのは、過去に一族の柳雪媛(りゅうせつえん)が謀反を起こしたから。
雪媛は皇帝から寵愛を受け、宮廷内での権力も増していったという。雪媛の謀反の失敗により、尹族は永久に奴婢の身分となった。
ある日、皇帝から尹族国外追放の命令が出て、逃げた玉瑛は将軍、王青嘉(おうせいか)の手にかかり命を落としてしまう。
ところが、玉瑛が気付いた時には、見知らぬ部屋で「雪媛さま」と呼ばれていた…。
記憶を持ったまま雪媛として生き -
購入済み
3.5くらい
ヒロインが真実をヒーローに告げたあとにもうひと悶着あればなお良かった。あまりにも素直に受け入れすぎ。ヒーローもかなりヒロインの姉にご執心だった割に簡単にヒロインを許せるあたりが物足りないです。
しかしながらそれまでの過程は、ヒロインの身代わりの切なさとヒーローの無骨さが切なくも良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きを読みたかったので、2巻刊行嬉しかったです。
今度は皇宮での策略。
皇后と寵姫を蹴落とすための策略の最中に、まさかの雪媛が記憶喪失。
この展開にはびっくりしました。
そのお蔭で、彼女にしろ青嘉にしろ、見えてきたものもあったのでしょうが、宿願と恋心の狭間で見たうたかたの夢みたいな展開で切なかったです。
本当は互いに思い合っているのに、決して結ばれないあのじれったさ……
それにしても、普通の娘な彼女ではなく、悪女的な彼女の方が好みとか、青嘉はマゾっ気あるのかなと場違いな感想も抱いてみたり。
分からなくはないけれど。
寵姫の策略自体は、雪媛の巡らす謀に比べたらお粗末なもので、結局彼女は雪媛には勝 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに「子連れ」とありますが、予想どおり、ライアンの実子ではなかったです。
ソーニャ文庫の「歪んだ愛」って感じはあまりしませんでしたけど、ライアンの出生の秘密がキーとなって、どっちかっていうと、レナルド側に「歪んだ愛」があったように思いました。
ライアンの元妻のサンドラについては、権力と金に執着してて、どうしようもない女でしたが、レナルドはライアンに対してのみ執着してて、国王としては立派に勤めていて、嫌いじゃなかったです。
リンもかわいいし、幸せになって欲しいって思いました。
ただ、イラストがちょっと古くさい感じがしました。
まあほんわかしてていいのですけどね。 -
ネタバレ 購入済み
甘さが足りないかなー
この作者さんの小説が結構好きでしたので、作者買いをして読んだのですが、今回の話は好みではありませんでした。正直言ってアブノーマルで媚薬を使いすぎだと思うし、いくら年齢差があるとはいっても、ヒロインとあってからの他の女性との関係等、読んでいて不愉快に思ってしまう表現がたくさんありがっかりしました。TL小説にリアルはいらないと思っていますので、確かに現実ではいい年のお金持ちの男性に女性がいないのは少ないかもしれませんが、小説の中にまでそんな現実はいらないと思います。そういう意味でも、がっかりしました。