続きを読みたかったので、2巻刊行嬉しかったです。
今度は皇宮での策略。
皇后と寵姫を蹴落とすための策略の最中に、まさかの雪媛が記憶喪失。
この展開にはびっくりしました。
そのお蔭で、彼女にしろ青嘉にしろ、見えてきたものもあったのでしょうが、宿願と恋心の狭間で見たうたかたの夢みたいな展開で切なかったで
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本当は互いに思い合っているのに、決して結ばれないあのじれったさ……
それにしても、普通の娘な彼女ではなく、悪女的な彼女の方が好みとか、青嘉はマゾっ気あるのかなと場違いな感想も抱いてみたり。
分からなくはないけれど。
寵姫の策略自体は、雪媛の巡らす謀に比べたらお粗末なもので、結局彼女は雪媛には勝てず。
皇后に至っては、まさかの展開で驚きました。
雪媛より早く想い人と結ばれたね、彼女は。
最後の最後で雪媛のかつての記憶が役に立った展開も面白かったです。
今回は予言めいたものは見られないと思っていたので。
ただ、ここからがまた至難の道だと思われる展開。
最後は更に物語が続くことを予感させる終わり方だったので、3巻の発売も楽しみにしたいところ。
彼女の宿願が果たされて欲しいような、元皇后のように想い人と生きて欲しいような、そんなジレンマも楽しい物語だと思います。