飯田晴子のレビュー一覧
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大王の使者として息長を訪れた佐保彦から「滅びの子」と詰られ昏倒した真秀は、若き日の日子坐がなした恐るべき陰謀、そして日子坐と母・御影の出会いを神夢にみる。目覚めた真秀の前に現れたのは、佐保彦の伴人・速穂児だった。速穂児によって佐保の人々が自分のことも御影のことも、兄・真澄のことも疎んじていると思い知らされた真秀は、衝動的に佐保彦のもとへ走るが、かえって激しい憎悪を浴びせられる。打ちひしがれ、我を失った真秀を抱き上げたのは、美知主の弟であり、息長の首長である真若王だった。だがそれは、真秀を救うためではなく…!?
果てしない憎しみの連鎖に囚われ、互いを憎まざるを得ない真秀と佐保彦。
なのにどうして -
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初潮を迎えた真秀は「月の忌屋」に籠められた。十日後、ようやく外界へ戻った真秀は、真若王や息長の男たちの邪な視線に晒されることになる。絶体絶命の真秀の危機を救おうとする真澄に、おそるべき霊力が目覚めーー。必死に逃れようとする真秀の前に現れたのは、ずっと焦がれていた同族「佐保」の若き王子・佐保彦だった。しかし佐保彦は真秀が御影の子と知るや「滅びの子」と罵り鞭打って…次々と襲う、苛酷すぎる運命に真秀はどう立ち向かうのかーー?
オレンジ文庫紹介文
氷室さんは、大和言葉を思わせる語りを織り込みながら、『古事記』の神話的で断片的な世界に、確かに人が息づいていたのだと思わせる。
若い -
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夢のなかで、真秀は船にのっていた。これは夢だと、夢のなかでわかっている。
舞台は古代日本――湖の国・淡海。14歳の少女・真秀(まほ)は、複雑な生い立ちのため人々から疎外されながらも、病で寝たきりの母・御影(みかげ)と、目も耳も不自由だが不思議な霊力をもつ兄・真澄(ますみ)とともに気丈に生きていた。ある日、真秀は母の病にきく薬をもらうため丹波行きの船に乗るのだが。「古事記」を愛した氷室冴子が手加減なしで書いた、超弩級のエンターテインメント小説!
-オレンジ文庫紹介文ー
解説は書評家の嵯峨景子さん
古事記中巻、垂仁天皇の段、沙本毘古の叛乱をベースとした長編小説。
雑誌『Cobalt』に199 -
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はあはあ…怖い
不穏オブ不穏。まだまだ続きそうなこのムード。
カガメの言ってたことが怖いし、まだ何かなんだか壮大な背景は見えてこないし、ミチノウシはやっぱり良いと思いました。怖いけど。解説の町田さんもミチノウシは夫にしたいと話してた。同意オブ同意であります。
こんなに母系の力の強い時代でも、ヒコイマスやらを始めとした男たちの力づくのヤリモク、ヤリ捨てが溢れてて吐きそう。
未遂シーンは毎回死ぬほど嫌なものとして描かれていて、読者のこちらも怖くなる。そこに筆力が割かれてるの、女性作家への信頼と言う他ないですね。
感想は、がんばれ、真秀、です…。
まだヒーロー役の少年の良いところがほぼ出てこないん -
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なるほど、このための1巻だったのかー、という感想。
ここで話がかなり動き出した。
登場人物もそろいつつある。
苛烈なキャラクターが多くて、読むとクラクラしてしまう。
夢中になると、こちらは息を止めてしまいそう。
生理用品のない、長い長い時代に、女性たちはこんなふうに休めていた(⁇)のはある意味羨ましいなと思った。
それが当たり前だった+女系の支配力も強い時代だった。
今みたいに、生理なんて存在しないような顔して生きていないといけないのもなかなか難しい。
(あ、古代ローマ時代には生理ナプキンもタンポンもあったらしいけど)
作者のあとがきを読んで納得したし笑った。
挿絵の飯田晴子さん、ここま -
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ずっと手を出すか迷っていた大作についに手を出してしまった…。
未完の大作とはなかなか苦しいものだ。
ドキドキするが、クララ白書で育った私には、氷室冴子=ほぼ神なので期待大である。
ちょうど最近、福永の古事記を読んだところでタイムリーな内容でもあった。
まだ1巻は序章も序章で、登場人物紹介にすぎない。
あんまりストーリーも動かない。
それにしてもこんな軽い文体だったのか。
(セリフ「何よっ?」みたいなやつ)
それにびっくりしてしまった。
空色勾玉も十二国記も守り人シリーズも、みんなこの後にあるんだなあ…。
1巻の登場人物では、ミチノウシとかイオヨリちゃんにほのかに好感をいだいたけど、た -
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