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真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまった・・・! それを知った美知主は、真秀たちを淡海から出すまいと配下に命令するとともに、佐保の一族を息長の手中に取り込むべく、佐保彦にある「交渉」を持ち掛ける。脅しにも似たその言葉に佐保彦は何と答えるべきか逡巡し・・・。そして真秀は、真澄、御影を連れて、淡海を旅立つ覚悟を決めて・・・! 一方、大和国中では、伊久米の大王に嫁いだ美知主の大姫・氷葉洲姫が、大王の子を身籠もりつつ、悶々とした日々を過ごしていた。その煩悶のわけは、美しい異母妹・歌凝姫。淡海から突然やってきた妹が、あるいは他の美しい女たちが、夫である大王の心をとらえるのではないかと危惧した氷葉州姫は、あることを企む。己の言葉が、大和国内に嵐を呼ぶことを知らぬままに――。氷室冴子が全力で書いた伝説の古代転生ファンタジー、疾風怒濤の物語は次なる高みへ!!
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Posted by ブクログ
8巻にして、ようやく近江から離れました…。
長かった。
最初期の丹波(丹後?)のあとはずっと、あの恐ろしい近江=淡海にこもった狭い世界での話だったから疲れながら読んでいたけど、ようやく他の土地に来た。
大和、しかもこのころの朝廷は纏向遺跡なんですねー。
大王もさわやかなかんじだけど、あちこちの女に手を出しまくりでした。
ミチノウシもそうだし、ヒコイマスもそうだけど、この時代の身分の高い男ってみんなこんなかんじなんだね…。
あげく、自分の娘?とのあいだに子供を作ったりなんたり。もうどれが自分の子供かわからないだろうな…。まあ、そんな時代であります。
ここにきて、はじめにチラッとだけでたヒバス姫があやしく活躍してきた。
ついに登場したオオクラミトメさん、および佐保の妹姫。
意外とみんなまともな人っぽい。
スクネもようやく良いイメージに変わってきた。彼は国境をこえたあと、どうなったんでしょう?
ストーリーもいよいよ最終章とのこと。
不穏しかないこの物語も、ずいぶん雰囲気が変わってきた。
しかし、まあこの作品のラスボスは家父長制や政略結婚ではあるが、同母兄妹の結婚の禁忌も、実際に古代神話の時代からずっとあるテーマですね。
どっちもキツくて、お腹がいっぱいになります。
Posted by ブクログ
真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまった…!
それを知った美知主は、真秀たちを淡海から出すまいと配下に命令するとともに、佐保の一族を息長の手中に取り込むべく、佐保彦にある「交渉」を持ち掛ける。
脅しにも似たその言葉に佐保彦は何と答えるべきが逡巡し…
そして真秀は、真澄、御影を連れて、淡海を旅立つ覚悟を決めて…!
一方、大和国中では、伊久米の大王に嫁いだ美知主の大姫・氷葉洲姫が、大王の子を身籠もりつつ、悶々とした日々を過ごしていた。その煩悶の訳は、美しい異母妹・歌凝姫。淡海から突然やってきた妹が、あるいは他の美しい女たちが、夫である大王の心をとらえるのではないかと危惧した氷葉州姫は、あることを企む。己の言葉が、大和国内に嵐を呼ぶことを知らぬままに――。
オレンジ文庫紹介文
この巻は 主人公真秀の母親の親の代からの占い、その因縁、関係する王等、
なかなか核心に触れてきて、これまでに展開にまとまりが見えてきました。
今巻の氷室さんのあとがきで ようやく納得したことが何点かあり、この大作にかなりの労力と熱意をかけていたことがわかります。
時代設定は 謎の4世紀、300年代。
この作品を書かれる10年ほど前から資料を収集し、仮説を立て人物を創作し和爾氏の日子坐の系図まで作っていたらしい。
1994年ですから30年ほど前 ほとんど手作業でしたでしょう。その中で 執筆中にも新しい史実の発見に右往左往する様子。
そして 私が不思議に思っていた 古代転生ファンタジーという副題。最初の構想から外れたんですね。
解説は前田珠子さん。かなりの氷室ファンのようでした。
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