飯田晴子のレビュー一覧
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佐保の一族を知った真秀が、情報を集めようとして、周りの好奇の目や大人になりかけで彼女の身そのものを邪な目で見始めた男たちによっていろいろピンチに襲われる巻。
古代の女子の生理(月のもの)ってどう扱われてたのかとか、そんなことをこの小説を読むまで考えたことなかったので、とても衝撃的でした。
そしてついに佐保彦登場。
真秀と真澄(兄)を佐保の滅びの子、禍つ子と呼ぶ、母との確執で傷つきすぎて自己認識が自身を尊く、なおかつ佐保にとって敵の血を引くことから激しい葛藤のある佐保の王子です。
真秀と佐保彦の出会いの瞬間、無窮の時に、見つめ合うシーンが本シリーズ屈指の名場面だと思っています。
真秀は彼に何も先入観なしで兄に似ているから慕わしいと思って微笑みかけるのに、佐保彦はそう思えないところがもう運命なんだなぁ…みんな読んでほしい… -
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発売当時雑誌コバルトでドキドキしながら挿絵やストーリーを楽しんだ古代(転生できなかった)ファンタジー。転生後まで行き着かなかったのは著者の氷室冴子さんががんで亡くなったため。続き…読みたかった…!
古代ヤマト王権が始まって少し経ったころの奈良と滋賀(近江)と丹波あたりを舞台にしています。
今で言う知的障害を持つ母と兄(作中では神々の愛子)を持つ真秀は、家族を守るため周りに噛みついてでも食い扶持を稼ぐ逞しさと、誰にも頼れないという寂しさ、危うさ、やるせなさを持つ女の子です。
彼女がいないと思っていた自分の母なる一族、春日なる佐保を知ったとき、物語は動き始める…。
彼女の一家はなぜ佐保を追われ、丹波の美知主(みちのうし)に庇われて異母兄弟である真若王の治めるムラで過ごさなければならなかったのか。彼女の父とされる豪族のヒコイマスの野望は。など、1人の少女の物語としても、霊力の飛び交うファンタジーとしても、古代の息吹を感じる描写も含めてとにかくどきどきするお話です。 -
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コバルト文庫版は今も手元にありますが、もう30年以上も前の書籍ですからボロボロで、復刊されると聞き喜び勇んで購入しました。全11巻ある真秀の章の1巻は序章も序章で、真秀が「佐保」の存在を知り、郷愁の念に囚われる場面がメインです。今後の展開を知っているだけに、実はこの頃が一番幸せだったのではないかと思ってしまいます。真秀の苛烈さが鮮やかに描かれる一方で、彼女の寂しさや孤独が引き立ち、読んでいて苦しくなるほどでした。また、イラストの飯田晴子さんがたくさんの美麗なイラストを新たに描き下ろされていますが、コバルト文庫版の頃の雰囲気を壊さないよう、昔の絵柄に寄せてくださっているかも?と思いました。ところで、復刊は本当に嬉しいのですが、真秀の章が復刊されたところで、もうどうやっても佐保彦の章は読めないのですよね。氷室先生が亡くなったときに諦めたのですが、今回の復刊で無念さが増してしまいました。
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第二巻は役者が揃い、さらに面白い!
読みやすいのに、世界観が、キャラクターが、とにかく濃い。
少女小説の枠にありながらも、古代日本らしい大和言葉の美しさ、力強さがある。
やっぱりいい。
冒頭は、忌屋なるものが出てくるのだが、これがなんと、女性が生理のときに篭る場所なのだ。
この辺りの話は、若い時に読んだ時にもビックリしたのだが、女性の月のものをどうしているかなんて、生々しい話を少女小説でぶっ込んでくる、それでいて、ちゃんと女の体の神秘性や、一人の女が大人になることの意味に、つなげてくる。
第二巻はわたしの中で、女性の身体について考えさせた巻だった。
運命に翻弄されるという言葉がピッタリな、真秀、真澄の兄妹に、さらに真秀たちの母の故郷である、佐保から、実は真秀たちと深い繋がりのある佐保彦が登場する。
今になって読むと、真秀と真澄の不自由さが、ものすごく可哀想になる。
また、当初思い入れのなかった佐保彦も可哀想だなと思うようになった。
血族の意味がとにかく強かった時代、自分の身もままならない人々の逞しい生き方に、なぜだか励まされる。
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ネタバレ 購入済み
復刊待ってた
当時はイラスト集含め全部買ったし、結末も覚えてるから、発売日に買ったけど、11巻まで買って一気見しようと思っています。が、他の方のレビューに中のイラストも新しくなっているとあったので、禁を破りたくてウズウズしている…。確か7巻くらいまでジェットコースター展開だったからその辺まで待つかどうしよう。とりあえず当時思っていたことは、真秀の章以外の構想も知りたかった、もっと長生きしてほしかった、これに尽きます。後の方の巻の後書きで失礼なファンにキレてたなー(「この内容なら3巻くらいで書けるはず」→もう、あらすじだけ読んでろ的な)とか思い出してしみじみ。
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ネタバレ 購入済み
もっと読みたい〰️。
昔のヒーローものが好きで玩具会社に入社したヒロイン。共通のヒーローで盛り上がったハーフの社員と話しているだけで、やっかみを入れる嫌な女はさておき、ヒロインが興味を持った彼がどんな感じか凄く気になる~!夢中でよんでたから短すぎるよー
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購入済み
凄く好きだったんだ!!
子供の頃好きだった話です!
また読めて嬉しい~( *´艸`)
本がボロボロになるくらい、何度も読み直してました。
この本の主人公と自分を重ねたりして、楽しみました。
本はもう無かったので……本当に、また読めて嬉しいです。 -
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で、本文の感想。このシリーズも全6巻なんですが順番をぐちゃぐちゃに読んでしまい、1→6→5→2→3→4。ムチャクチャにもホドがあります。
が、シャッフル読みすることで思わぬサプライズもあってこれはこれで面白いんですよ。
結構1巻から順番読みだと、ヒロイン一子ちゃんは不憫で仕方なかったかもなのですが、6巻での結末を見ていると嵐の不幸(大笑)もほほえましいこと。
むしろ快感かもしれません…本文のひかるちゃんに同じく。
物語のはじまり1巻で登場し全編通して活躍するこのひかるちゃんは凄い好みです。
愛しの滋賀柾季君(実は魔女(!)に一子はうっかり「使い魔」にされてしまい、彼に振り回されまくり100年の恋も冷めかけながらも新しい形で柾季にますます惚れこんでいく一子。
しかしあまりの労働ぶりにうっかりその愚痴を同じく柾季を好きな(1巻の事件がきっかけ)ひかるにぼやくもんだから(そりゃのろけだよ!)、ひかるはさわやかな笑顔で「今すぐ(一子を)市中引き回しの刑にかけたいくらいよ」v
こ、好みだ、大好きだーーー!
この巻では柾季と大きく関わり後半のキーパーソンになるコテコテ魔女っ子「宇卵」が初登場するのですが、この宇卵に一子&柾季は1巻通して振り回されますがコイツにとどめをさすのは魔女の柾季ではなく人間の一子とこのビギナー?魔女、ひかる。
「皮膚だけトノサマバッタとか、顔だけ武双山とかになりたい?」なんて脅しはこの子にしか使えません。
それにしてもこの宇卵、柾季と一子をちくちくいじめます。
災い転じて福となす(?)の序章な感じ。
ちなみに悲惨さもほほえましいくらいなので、勿論結末はハッピーエンドです。 -
Posted by ブクログ
リアルタイム時に1回読んだので、かれこれ7年ぶり(!)に再読しました竹岡先生のデビュー作。
改めて思ったのは、「竹岡先生コバルト時代のほうが絶対イイ…!」でした。
先生のデビュー作「ウォーターソング」といい、直球で凄い好感度です。
何か変な要素が入ってないというか…今作は終盤かなり泣けましたよ。
ヒロイン一子ちゃん最高です。
好きな人と友達が対峙する、という場面において(しかも友達に攻撃されかかってます)、好きな人(男にして魔女(!)な滋賀征季くん)に対して
「滋賀くんが口挟む問題じゃないって思いました。これはあたし達の問題。
自分で超えなきゃなんにもなんない」
この言葉にで彼女の友達も自分の友達同士(微妙に違う)が対峙する場面において自分にとっての「友達」を選びました。
大体「わたしのこと好き?」なんて言う関係なんて嫌ですよねぇ。
相手に好きと言われれば好きなのかよ!だったこの子ひかるちゃんはこの後モロ私好みの女の子に成長を遂げました(大笑)。昔のログにこの物語の続きにあたる「神様はダイスを振らない」の感想があります(^^)
何か上記に感動しすぎて大筋がほったらかしになりましたが、少年マンガ野郎な魔女男滋賀くんに恋をした一子ちゃんが彼の使い魔になってしまって(!)100年の恋もさめて(大笑)、そしてまた彼に恋をする、そんなお話ですv
ジュブナイルとして最高にオススメですねー。
10代で読めば倍泣けそうです。