楠木新のレビュー一覧

  • 定年準備 人生後半戦の助走と実践

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    ・最後に戻るのは地域と家族
    ・病気、災害や事故との遭遇、親しい人の死、家族の介護、子どもの不登校や家庭内暴力、会社の破綻、リストラや合併、出向、左遷などの挫折や不遇の体験を通して一歩前に踏み出す
    などが、心に残りました。

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    2018年06月18日
  • 左遷論 組織の論理、個人の心理

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    左遷が日本独自の雇用システムに支えられているというお話。当人の思い込みも含めて、左遷のメカニズムを終身雇用、年功序列、年次別一括管理などなど日本固有の制度との関連づけて広く考察しており、非常によくまとまっています。かくいう私も、現職では100%外資なので制度は完全にグローバルと整合しているものの、異動などに関する判断がローカルで完結している部署もありますし、また新卒で入社した前職の外資合弁では、あるきっかけから欧米スタイルの制度に移行していったが、当初は日本的な制度が色濃かったので、体感的に左遷という概念はよく分かります。ただ、説明の補強に引用している学者の研究結果が場当たり的で、外資系の制度

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    2018年05月25日
  • 「こころの定年」を乗り越えろ 40歳からの「複業」のススメ

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    文字通り、40過ぎてから副業や趣味を持つことで「心の定年」を乗り越えることを説いた一冊。

    著者は自分よりもはるかに社会的地位が高かったみたいだけれど、うつで求職したのをきっかけに自分の人生を考え直したらしい。
    という自伝的内容がメインではあったが、色々と考えさせられた。

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    2017年12月01日
  • 定年後 50歳からの生き方、終わり方

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    サラリーマンを経験した著者が、定年後に待ち受ける現実を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示している本。実情を具体的に調査しており、幸せとは言いにくいケースが8割以上で、サラリーマン時代の生き方が反映されている。未来にも過去にもつながらず、現在だけを生きているという指摘は厳しい。しかし、定年後は、すべてを自らの裁量を発揮できる時期で、その時に向かって準備が必要であると主張はうなずける。

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    2020年10月26日
  • 働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―

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    ネタバレ

    日本企業の人事評価について。

    「正解を外部に求めてはいけない。まずは自分自身の適性を知ろうとし、自分が働く組織のルールを熟知することだ。」(10頁)

    「毎年毎年、ところてん方式で社員が順繰りに押し出されてくる。「働かないオジサン」を生み出す構造を形作っているのは、毎年の新卒一括採用とピラミッド型の会社組織である」(148頁)

    「典型的なサラリーマンとバリバリの芸人との間には、数多くの目盛が刻まれている。自分にとっての一番良いポジション(目盛)がどこかを見極めることだ。」(218頁)

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    2017年03月20日
  • 左遷論 組織の論理、個人の心理

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    左遷という、存在しながらも実態が曖昧なものを多面的、包括的に捉えているのが興味深かった。日本の大企業が前提であるが、それは日本経済や日本社会にも当てはまることだと思う。組織で働くことの良さと難しさがしみじみと感じられた。

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    2016年08月21日
  • 左遷論 組織の論理、個人の心理

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    左遷という言葉の語源の説明から始まる。そもそも左遷という言葉は新聞等には登場しない事から、必ずしも公に認められた言葉では無いらしい。わたしは外資系企業や海外の会社に長くおり、内資系企業の人事制度には今も馴染めませんが、なぜそのような人事制度になっているのか、背景が良く理解できました。外資から内資に移って戸惑っている方にオススメです。

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    2016年05月07日
  • 左遷論 組織の論理、個人の心理

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    日本型雇用の特徴である年次別一括管理、長期雇用がもたらす左遷に切り込んだ一冊。組織の枠組みにハマりすぎる事なくワクワクし続ける為には、もう一人の自身を生み出す姿勢が大事である事に気付く。メモ。
    (1)日本の組織では人と人との結びつきが強く公私の区分も曖昧になりがち。職務領域や権限が不文明な事もあって誰がリーダーになるかによって組織の性格が変わってしまう。
    (2)アメリカ。契約当事者が対等原則に立った上で当事者の一方がいつでも契約関係の解消を伝える事が出来る前提。日本。労働者は会社に比べると弱い立場にあるという現実的な状況が前提。
    (3)組織が出来上がっていなければ人事異動は実施出来ない。なぜな

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    2016年04月09日
  • 左遷論 組織の論理、個人の心理

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    理不尽な人事には理由がある。
    左遷という言葉は「低い役職・地位に落とすこと」の意味で広く用いられる。当人にとって不本意で、理不尽とも思える人事も、組織の論理からすれば筋が通っている場合は少なくない。人は誰しも自分を高めに評価し、客観視難しいという側面もある。本書では左遷のメカニズムを、長期安定雇用、年次別一括管理、年功的な人事評価といった日本独自の雇用慣行から分析。組織で働く個人がどう対処すべきかも具体的に提言する。(2016年刊)
    ・はじめに
    ・第1章 菅原道真、失意の晩年
    ・第2章 定期異動日は大騒ぎ
    ・第3章 転職か、じっと我慢か
    ・第4章 誰が年功序列を決めているのか
    ・第5章 出世よ

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    2016年04月09日
  • 働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―

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    典型的な日本の(大)企業における人事評価をめぐるトピックスについて解説。サラリーマン生活を送るうえでのヒントが多い。
    「若いころは、常に上司の期待を上回れ」「偉くなる人とうまくやれる人が偉くなる」という著者が主張する出世の秘訣は、それを実践するかどうかは別にして、そうだろうなという納得感があり、参考になった。また、会社の中で充実感を持って仕事をする方法として指摘されている「会社の仕事の中に自分に合ったものを見つける」「自分の課題意識を鮮明にする」ということも取り入れていきたいと思った。
    表題の「働かないオジサンの給料はなぜ高いのか」という問いの答えとしては、「新卒一括採用+ピラミッド構造」が生

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    2016年03月25日
  • 働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―

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    日本企業の実態を、よく捉えた一冊。良くも悪くも、村社会の名残がDNAに刻まれているんだろうな。

    表題からはネガティヴな内容かと思わされるが、その実、とても俯瞰して語られているので、うなづける。

    外資系企業との対比も、非常に分かりやすく述べられており、新人、中堅、キャリア、どの層が読んでも良いと思う。

    下手な啓発本より、余程良い。

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    2016年03月19日
  • 左遷論 組織の論理、個人の心理

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    森鴎外にしても川淵チェアマンにしても、前に聞いたような話の繰返しか。それでも、内容自体はうなずけるところが多いね。

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    2018年10月14日
  • 人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

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    「いい顔」のオジサンを、探せ!
    イキイキとしてオジサンはいるのか?
    どうしたら、いい顔して働けるのか?
    など書いてある。
    オジサンへの批判じゃなくて
    もっといい顔で働くにはどうするかってこと。
    いい顔で働いてる人って
    いるかなと、周りを見渡してみる、
    いい顔つきの人、数人いるな。
    いつも、姿勢がよくて覇気があり
    顔つきがいい。
    そもそも自分が
    いい顔して働けてないのが問題かも。

    この本すごい参考になるな。

    会社辞めたい、といってた人にも貸したら
    考え方ちょっと変わった、
    割り切りも必要かも、と言ってた。

    組織や会社に任せるだけじゃなく
    自分から変えていかなきゃね。
    生活も考えも。
    それで

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    2016年02月25日
  • 「こころの定年」を乗り越えろ 40歳からの「複業」のススメ

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    社会人としてのパラレルキャリアをどう持つか。著者も大企業に定年まで勤め上げつつ、50歳からは複業としての文筆業も開始していて、その際の実体験も踏まえて書かれている。
    今の40代〜50代の会社勤めの男性には、とても心に響くのではと感じた。一方で、女性や若年層にはどうかな、というのが個人的な感想。読んでいて、「家事とかはやらなくて済んだ方だったのかな」と感じた。複業を考えるにあたっては、家事負担などは無視できないと思っていたが、その点には触れられていないため。

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    2016年02月14日
  • 働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実―

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    モチベーションの保ち方、働く気持ちのリセットの仕方か。現場で仕事をしながら、間接部門の仕事もすると、何となく充実感を感じる。今の仕事に厭きているのかも。働き方(意識と実務)を変えてみることが必要なようだ。

    以下、引用抜粋
    ●『わが社の人事課長が学生を採用する基準を一言で述べよ』という課題を面接で聞かれたら、どう答えますか?」と聞いてみた。(略)結論から言えば、「自分の部下、後輩として一緒に働けるかどうか」が基準なのである。
    ●人事部員の多くは、社員個人個人の細かい点まで配慮できないのが現実だ。組織が要求する人材に見合った社員が豊富に在籍する会社は稀なので、組織に人を配置するだけで精一杯の人事

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    2015年05月09日
  • 人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

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    ○ビジネスに関する著作の多い、ライターの楠木氏の作品。
    ○どこにでもいる「働かないオジサン」について、そのメカニズムを明らかにし、どうしたらそうならなくて済むのかという方法を紹介したモノ。
    ○てっきり、個人のモチベーションや資質の問題かと思っていたら、意外と、社会全体の構造要因も影響しているというところが印象的。
    ○自分も、このままノホホンとしていたら、いつか「働かないオジサン」になってしまうなぁと、若干の危機感を持った。
    ○その意味で、ターニングポイントが何時訪れても困らないよう、意識的に仕事をしてみたい。

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    2014年12月10日
  • 人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

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    タイトルに惹かれて読んでみましたが、ちょうど30代中盤以降のサラリーマンが読むと、感じるところがあります。こころの定年の時期に自己を見つめ直すきっかけとなる本でした。

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    2014年11月24日
  • 人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

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    心の定年。
    会社員人生は大きく分けると、入社してから仕事を通じて自立していく時期と、組織での仕事に一定の目処がついてから自分の在り方を考える時期がある。
    後者の通過儀礼 自分自身が老いることや死ぬことを意識してどのような距離感で組織とつきあっていくか

    2回生きる人生

    社会とつながれば生涯現役
    x(自分の特技)× y(社会の要請・顧客のニーズ)
    個人事業主=社会とのつながり 強い
    サラリーマン=社会とのつながり 弱い

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    2014年11月03日
  • 人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人

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    「働かない」人については、働かない人の個人の問題にしがちですが、実は組織の問題である点を、うまく説明していると思います。

    自分の経験でいえば、昨年、PTAの役員を経験したことで、とくに悩むことなく、この本でいうところの「こころの定年」を乗り越えることができたように思います。
    PTAの役員を経験することで、サラリーマン人生を終えた後の自分の姿が見えてきましたし、仕事やプライベートにおける自分のスタンスを確認できました。

    そういう意味では、この本が役に立った、というわけではありませんが、自分がやってきたことが間違いではなかったことは確認でき、ホッとしました。

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    2014年10月25日
  • 就活の勘違い 採用責任者の本音を明かす

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    就職に出口なし!みたいな不安な人は読んでみて下さい。
    就職の基本は自分の足で動いて感じること。
    不安の反対は安心じゃなくて、行動。
    基本に立ち返れば恐くないし、落ち込まなくて良いよ!
    という気分の本です。

    有用なこともいくつも書いてあります。
    著者近影がお父さんのような感じで優しい。
    実際、知り合いの父に似ている。笑

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    2011年01月27日