【感想・ネタバレ】定年後 50歳からの生き方、終わり方のレビュー

あらすじ

【目次】
●プロローグ 人生は後半戦が勝負
経済的な余裕だけでは足りない/終わりよければすべてよし……ほか
●第1章 全員が合格点
定年退職日は一大イベント/定年退職か、雇用延長か/隠居と定年の相違点……ほか
●第2章 イキイキした人は2割未満?
名前を呼ばれるのは病院だけ/クレーマーは元管理職が多い?/米国の定年退職者も大変……ほか
●第3章 亭主元気で留守がいい
日本人男性は世界一孤独?/名刺の重み/主人在宅ストレス症候群……ほか
●第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
会社員人生の2つの通過儀礼/8万時間の自由、不自由/一区切りつくまで3年……ほか
●第5章 社会とどうつながるか
ハローワークで相談すると/得意なことに軸足を移す/100歳を越えても現役……ほか
●第6章 居場所を探す
自ら会合を立ち上げる/同窓会の効用/家族はつらいよ?……ほか
●第7章 「死」から逆算してみる
お金だけでは解決できない/死者を想うエネルギー/「良い顔」で死ぬために生きている……ほか

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Posted by ブクログ

45歳を超えたら必読の一冊。会社員が会社との距離感を間違えがちだけど、年齢を重ねるとその傾向は強くなる。

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2023年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやいや通っていた職場が実はパラダイスだったと思える視点が具体的で大変よかった。生活は規則的だし、話相手はいるし、適度?に変化もあるし。。。何よりも「所属欲求」が満たされる場所である。
長い人生、定年後はどうなるか?何も考えていないと生き生き出来無いよ、ということを手を変え品を変え教えてくれる本である。

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2019年06月29日

Posted by ブクログ

定年直後、どんな気持ちになるのか、著者が取材や観察した内容が示されており、とても参考になる。定年後、自分はどうするかを考えるきっかけとなった。観光ボランティアガイドを目指して、今から5年かけて準備しようかな。(未経験からの準備)

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

漠然としていた定年後の不安が少しクリアになった。
人生後半戦は3段階。
45-60歳→現役バリバリ世代
60-74歳→黄金の15年
75歳以上→プラチナ期間

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

しみじみとした語り口で、定年を切り口に人生にとって大切だと思うことを記している。

メモ
・子供の頃からを棚卸し
・定年後の自由時間は、20〜60歳までの労働時間時間に匹敵する。八万時間。
・ボランティアでなくマネタイズを意識する
・現役でいることがすべてに勝る

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

やっぱり働いていた方が人間には良いのかも知れません。なんとなくわかってたけど。現役の時には、それがわからないのだろう。

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2024年10月12日

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発行から少し時間が経ってからの読者となったが、自身の年齢が当てはまるようになりより実感が持てた。大いに参考にしつつ自分の人生は自分で考え、決めるしかないと改めて感じた。

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2023年01月14日

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P111「会社組織で長く働いていると、人生で輝く期間は役割を背負ってバリバリ働く40代だと勘違いしがちである。しかしそれは社内での役職を到達点と見る考え方であり、本当の黄金の期間は60歳から74歳までの15年なのである。60歳にもなれば生きるうえでの知恵も蓄積されている。この15年を活かさない手はないのだ」。
考え方や事例がいろいろ載っている。それまでの職業での知見を活かす人、全く新しい分野に取り組む人。我が身を振り返るきっかけになる。

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2022年10月01日

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ネタバレ

定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書) 新書 – 2017/4/19

過去の自分、未来の自分と対話せよ
2019年5月14日記述

楠木新氏による著作。
2017年4月25日初版。

1954年神戸市生まれ。京都大学法学部卒業後、
日本生命相互保険会社に入社。
人事・労務関係をはじめ総合企画、営業などを経験。
50歳から勤務と並行して、「働く意味」「個
人と組織の関係」をテーマに取材を続け、執筆、
大学の非常勤講師、講演などに取り組む。
勤務と並行して、大阪府立大学大学院でMBAを取得。
関西大学商学部非常勤講師を務める。
2015年3月に定年退職。
現在、楠木ライフ&キャリア研究所代表、
神戸松蔭女子学院大学非常勤講師。

著者の本を読むのは2冊目。
会社を定年退職した後にどうするか。
どうそれまでに準備(助走)するべきかを説いている。
もちろん我々の世代(1984年生まれ)前後は
定年そのものがもう少し伸びそうなので
そのまま参考には出来ないかもしれないが・・

定年は隠居と違い、強制的である点が異なる。
目の前の仕事に追われるだけだと、普段何をしたら良いのかわからなくなる危険性がある。
(この辺りは昔から語られている普遍的なテーマではあるが)

定年後に病院でしか名前を呼ばれない事や
若い人と接する機会が会社くらいしか実はないというのはリアル。

映画 アバウト・シュミット(米国2002)生きる(黒澤明)
本 定年ゴジラ(重松清)孤舟(渡辺淳一)終わった人(内館牧子)
部長の大晩年(城山三郎)

会社を離れても家庭内管理職になってはいけない。
食事もつくらずTVばかりみない。
妻の至らない点を文句ばかりいわない

印象に残った点を列挙してみる

研修では50歳以降の仕事生活を見直すのに、小さい頃に好きだったことや、こだわっていたことを再び取り込むように進めている。
子供の頃の自分と今の自分がつながると、
それが一つの物語になるからだ。
この物語を持っている人は新たな働き方を見出しやすい。

誰もが子供の頃を経て今に至っている。
それなのに多くの人がそのことを忘れている。
日本のビジネスパーソンは、
未来にも過去にもつながらず、現在だけを生きているのが特徴だ。
しかし間違いなく定年後はやってくる。

大会社の役員であっても、会社を辞めれば、ただの人である。

隠居は自由意志に基づいた主体的な選択であるのに対して、定年は本人の意思にかかわらず引退する意味合いが強い。

喜劇王チャールズ・チャップリンは、人生において必要なものは
「勇気と想像力、そして少しのお金だ」と言っている。

1957年(昭和32年)6月の就業者に占める雇用者数は2017万人、就業者に占める割合は47.5%で半分にも満たなかった。
ところが30年後の1987年(昭和62年)6月で4426万人、74.9%である。
それが2016年(平成28年)11月では5733万人、88.9%で、ほぼ90%が雇用者なのである。

女性は現役時代から、仕事だけでなく、家事も、子育ても、食べ歩きやショッピングなど好きなことも手放さないで、調整しながら何とかやってきたからだ。
仕事だけだった、
という人が多い男性とそこが違う(エッセイスト岸本裕紀子)

70歳くらいになると、外見からだけでは会社勤めが長いかどうかを推測するのが難しくなる。
10年もすれば会社員らしさは消失するのである。

彼の話から元気な人の共通項を探ってみると、教育関係に取り組んでいる、若い人に何か役立つことを持っている、若い頃の自分をもう一度呼び戻している、などを挙げることができそうだ。
また会社の仕事だけではなくて、それ以外の何かに
取り組んでいる人という条件も重要ではないかと感じた次第である。

日本人男性は、会社を中心とする組織内での上司や同僚、部下との関係を含めて考えれば、むしろ濃密な人間関係を築いていると言えなくもない。
しかし、会社以外の場での人間関係は薄いのである。
→定年退職後、仕事も今までの人間関係も消失する可能性が高い。

会社は天国? 著者の同窓会にて冗談半分で
とにかく会社に行けば人に会える。
昼食を一緒に食べながら色々な情報交換ができる。
若い人とも話ができる。
出張は小旅行、接待は遊び。
歓迎会、送別会でみんなと語り合える。
遊び仲間、飲み友達もできる。
時には会社のお金でゴルフもできる。
規則正しい生活になる。
上司が叱ってくれる。
暇にならないように仕事を与えてくれる。
おまけに給料やボーナスまでもらえる。
スーツを着ればシャキッとする。
会社は家以外の居場所になる。

身も心も会社組織に埋め込んでしまうからいけないのであって、一定の距離を置いて接すれば会社ほど有意義で面白い場所はない

主人在宅ストレス症候群というものが妻にでることも・・

現役で社会とつながっていれば、わずかならがらも収入を得ることができて生活にも張りが出る。
そうすれば生活リズムも健康もついてくる。
ずっと家にいて妻に嫌がられることもない。
無理に趣味を探す必要もなくなる。

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2021年12月15日

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定年後、60~75歳までの黄金の15年をどう過ごすか、そのために50歳ぐらいから事前準備せよ、という内容。ちょうど50歳の私にとっては、いろいろと考える契機になった。いずれにせよ、黄金の15年のことを考えることは楽しみであり希望でもある。これができるのは、サラリーマンでも大企業に勤めている人に限られるような気がするが、この考え方には目から鱗が落ちる感じはある。いろいろと考えていきたい。

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2021年03月09日

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私は定年後や定年が近い立場ではありません。が、常日頃から日本の社会に漠然と蔓延している「会社至上主義」なる空気に辟易としていました。この本は、自らも会社人間だった過去を持ちかつ定年後それが無くなった時どうなるか経験した筆者だからこそ書くことのできた、「会社至上主義から目を覚ます本」と言えるかもしれません。

私が特に素晴らしいと感じたのは、「定年後どう過ごすか」という目先の穴を埋めるための本なのではなく、なぜそんなことになってしまうのか、原因を実体験のヒアリングと論理的な考察から追求している点です。原因が分からなければ対策のたてようもありません。
ですから、定年後というタイトルではあるもののこの本を真剣に読めば「自分は今のままだと定年後こうなってしまう」と危機感を抱いた人は働き方および生き方について考え直す必要を感じるはずです。なぜなら、どういう働き方をしてきたかという蓄積や考え方の型が結局のところ定年後の自分を決めるからです。見直しは在職中からやるべきだと筆者も述べています。

そしてこうした人間の本質を考える本を読むと、やはり日本の社会は人間らしさとは乖離したいびつな構造なのだと思わざるを得ません。まずはそれに気付くところからです。

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2020年11月07日

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●読んで得たもの
 定年後とは現役と大きく違う(報酬、生活環境)

●感想
 まずは今、認識を改めて気を引き締める。
 ゆとりある老後を過ごせるか、後悔しない生き方ができるか考慮しつつ、適宜生活を見直していく。
 74歳までの黄金の15年は能動的に考えて生きていきたい。

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2019年12月10日

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定年後のリアルがここにある。著者の体験だけでなく、色々な人への取材結果をまとめてある。勇気をもらえるわけでもないが、現実を知ることができる良い本だと思う。

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2019年06月15日

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サラリーマンを経験した著者が、定年後に待ち受ける現実を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示している本。実情を具体的に調査しており、幸せとは言いにくいケースが8割以上で、サラリーマン時代の生き方が反映されている。未来にも過去にもつながらず、現在だけを生きているという指摘は厳しい。しかし、定年後は、すべてを自らの裁量を発揮できる時期で、その時に向かって準備が必要であると主張はうなずける。

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2020年10月26日

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著者が見聞きしたり調査したこと、それに対する著者の感想や想い、著者自身の経験が割とバラバラに記されており、それぞれの内容はいいのにまとまりが無いという印象を受けた。
■定年後の船旅で会った重い夫婦、軽い夫婦
■社会との直接の関係、間接の関係。会社員は
 間接的ゆえ、これがなくなると抜け殻になる。
個人事業主は社会の要請や、顧客に直接的に
 相対している。

自分はこれから新しい会社に就職するけど、なるべく社会や顧客から離れないよう、高い意識を維持したいと思う。

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2024年08月26日

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学業の成績がよく、大企業に入社。そこそこ出世も果たし、定年を迎える。新しいことを始める器用さも資金の余裕もある。小さいころ虐められた嫌な思い出もなく、故郷が懐かしい。成功者ばかりの同窓会にも必ず出席しお互いを讃えあう。順風満帆に歩んで来た方々に最後の数十年も誤って脇に逸れないよう指南する書。…少子高齢化。年金支給の繰り下げ。有り余る時間を持て余し、現役から離れた寂しさが味わえる老後が訪れるのはどの位いるだろう。老体に鞭打ち限られた能力で働き続けるもまた一つの生き方。今いるここで、一瞬一瞬を精一杯に生きたい

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2024年08月04日

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1.この本を一言で表すと?
定年後に待ち受ける現実を明らかにし豊かに生きるためのヒントを提示した本。
2.よかった点を 3~5 つ
・名前を呼ばれるのは病院だけ(p41)
→こんなことは想像もしていなかったが、よく考えてみるとリアリティのある話だと思った。
・地域や家庭において私的な人間関係をどのように築いていくかが定年退職者の課題なのであろう。(p91)
→男性は特にこの点を注意すべきだと感じた。
・定年退職から 74 歳までと 75 歳以降、それに最期を迎える準備期間の三つに分けることが妥当である。(p109)
→定年から 74 歳までの黄金の 15 年をどのように過ごすかが大切だと思った。
・子供の頃の自分を呼び戻す(p119)
→子供の頃に得意だったこと、好きだったことを探すのが重要だと思った。
・現役で社会とつながっていれば、僅かながらも収入を得ることができて生活にも張りが出る。そうすれば生活リズ
ムも健康も付いてくる。ずっと家にいて妻に嫌がられることもない。無理に趣味を探す必要もなくなる。すべて解決
が付く。(p156)
→やはり定年後は何かしら仕事をした方が良いのだと思う。
・逆算型の生き方は、老いや死を取り入れながら生をイキイキさせることにつながっている。(p187)
→定年後の人生を考えるにはまず死を受け止めることから始まるのだろう。
・人は発言では美辞麗句を並べることはできても、顔つきだけはごまかせない。内面の状況を一番表すのは顔つきで
あると思っている。定年後の目標はやはり「いい顔」で過ごすことだろう。(p213)

2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・キャリアを大きく転身させた人の背景をもう少し詳しく知りたかった。
・定年後の経済的な話を聞きたかった。
3.実践してみようとおもうこと
・子供の頃に興味を持っていたことを振り返ってみたい。
5.全体の感想・その他
・自分自身、定年後についてほとんど考えられていないことがよくわかった。これをきっかけに定年後の自分を人生
の逆算をしながら考えていきたい

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

早めの、定年後の準備を勧めている本です。
人生の後半戦、黄金の15年をどうやって楽しく過ごすか提言がされており、参考になりました。

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2023年09月14日

Posted by ブクログ

将来、働き方は変わるとしても、ふと先を見据えて。

・「してもいい自由」に比重を置く「誉生」と「しなくてもいい自由」に比重を置く「余生」

・準備に3年、3クール
・一方で脈絡なく生きることも
・目的地を決めて自分でルートを選ぶこと

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2023年06月18日

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定年をめぐっての個別のケースを中心としたエッセイといったところか。定年後に問題を抱える人は多いがやはり経済的課題の克服が最大。経済的なものを度外視して定年後もいきいきと過ごせる人はやはりすごいの一言。個人の心構え次第ということで、たぶんそうすることはできない自分は情けない。定年後がますます不安になった。

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2023年03月24日

Posted by ブクログ

楠木新(1954年~)氏は、京大法学部卒、大手生命保険会社で人事・労務、経営企画、支社長等を経験したが、47歳の時うつ病で休職したことをきっかけに、勤務と並行して、大阪府立大学大学院経営学研究科MBAを取得、関西大学商学部非常勤講師を務め、「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。定年退職後、楠木ライフ&キャリア研究所代表、神戸松蔭女子学院大学人間科学部都市生活学科教授。
私は、5年ほど前に一度転職を経験した50代後半の会社員だが、人生後半の生き方には多分に漏れず不安を持っており、これまで、五木寛之、斎藤孝、出口治明、佐藤優、弘兼憲史、大前研一らの書いた指南本を読んできて、それぞれに書かれていることは異なる(どんな社会的成功者・有識者であろうと、これまで送ってきた人生は皆ひとつであり、経験も考え方も性格も違うのだから、異なって当然)ものの、様々な気付きが得られた。しかし、彼らには唯一共通する点があり、それはいわゆる普通のサラリーマンではないということである。
その点、本書は、著者が典型的なサラリーマンとして社会人生活を送ってきており、本人の経験についても、多数の人々への取材の内容についても、目線がそこにあることが、類書と大きく異なる。
そして、通読してみると、書かれている内容やアドバイス自体には、特段目新しさがあるわけではないのだが、ひとつひとつの記述が非常に現実的で、改めて自らの今後を考えねばという気持ちにさせられた次第である。
サラリーマン生活を送ってきた中年層が、人生の後半の準備をするためには、参考になる一冊と思う。(尚、この手の本は、様々な内容のものをいくつか読むのがいいだろう)
(2022年6月了)

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2022年06月16日

Posted by ブクログ

人生、終わり良ければすべて良し、とは判っていても、難しいなぁと考えさせられました。自分には何が出きるのだろう?悩みが一つ増えました。

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2021年06月14日

Posted by ブクログ

仕事そこそこで、残りの人生楽しもう。

星3.5くらいの評価だけど、星三つにした。

定年後に向けて参考にはなったけど、
なかなか読み進めることができない、最終章はもう読み飛ばしてしまった、、、、

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2021年04月21日

Posted by ブクログ

定年後いい顔になるには?
社会と繋がり、若い人に何かを伝える、とか、働くとかいうことが必要、といった当たり前のことが書いてある。なかなか定年後すぐに、は難しいので早めの準備を。という感じ。
なかなか身につまされるものがある。

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2020年12月05日

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マイブームの一つが「定年」というキーワードである。自分はパートでもあるのでいわゆる定年はない(契約はあるけど)が自分の周りの友人がそろそろ定年になるのをみるとやはり他人事ではない。

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2020年08月23日

Posted by ブクログ

定年後は、人とのつながりをどう保つか。
それは、定年後すぐにはできない。
少しずつ準備を進めないといけない。

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2020年04月21日

Posted by ブクログ

定年まであと数年ということで、書店に並んでいたこの本を読んでみた。定年後の生き方について、様々な事例を提示しながら考察する。
サラリーマンにとって定年は必ず経験するものであり、その後の生活は大変気になる。セミナーでは年金や生活費の事ばかりが話題になるが、それよりもあり余る時間をどうするかが問題と著者は考える。定年後の過し方には色々なパターンがあるが、それを定年になってから
考えるのではなく、在職中に考えておく事が重要である。自分のやりたい事を決めて、少しづつ準備をしておく。そして定年になったら、上手く着地して新しい生活に移行するのが良い。実際、著者は休職の経験がありその間に、自分のやりたい事を決めて、上手く移行できたようだ。しかし、現実にはそういう人は稀かもしれない。年金生活では厳しいからとか、やりたいことが見つからないから働くというのが多数だろう。この本を読んで、定年後についていろいろ考えさせられた。
でも自分自身は、もっと楽天的に考えている。
幸いなことに、身近に退職後の生活のほうが充実していると言う父がいる。父の生き方に倣うのも手だろう。定年まで多少時間があるので、いろいろアドバイスをもらって、定年後の自分の生き方を考えてみたいと思う。
定年後の競馬をどうするか。これが問題。
長年やってみて儲からないことが判っているので、現役のうちから貯金して自分でルールを作って貯金から配当を出す・・自炊競馬で楽しむつもりだ。

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2020年01月02日

Posted by ブクログ

定年により仕事から解放され、全く自分の好きなように24時間を過ごすことができるとしたら、本来これほど素晴らしいことはない筈であるが、どうも自分には、毎日24時間を充実しきって過ごす自信がない。一体なぜそうなってしまうのか?本書は、誰もがいつかは迎える定年後に待ち受ける「現実」を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示されている書である。

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2019年03月25日

Posted by ブクログ

今の自分にとっては正に旬なテーマですね。
ただ、「50歳からの生き方、終わり方」というサブタイトルに、「遅かったか!」という危惧を感じてしまいます。
安心して下さい。60歳からでも65歳からでも大丈夫です。
二つ考えさせられたことがあります。
ひとつは、『日本人男性は世界一孤独』。仕事以外の日常生活で、他者となんらかの活動に参加した経験者が、先進21ヶ国中ダントツで日本が少ないこと。
もう一つは、自分がこれから何をしたいかわからない人は、子供の頃の夢をもう一度振り返って見ることがいい、ということ。
なかなか身につまされる内容である。前向きに捉えたい。

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2019年01月11日

Posted by ブクログ

人生は後半が勝負。終わりよければすべてよし。
家督相続は60歳以上。現在の定年と同じ。
チャップリン「人生で必要なものは勇気と創造力、ほんのちょっとのお金」
冬の朝が遅いのは普通のこと。働いていると無理して時間を合わせている。
名刺が必要。
新たなキャリアを築くのは大変。今までの延長上で考えるほうが楽。
「60歳から始める小さな仕事」「定年後を生きる」など加藤仁
25歳までに聞いた歌が記憶に残っている。
最後に食べたいものリスト。
昼食の回数は、あと何回か。
葬式の段取り、死んだ時の備え。

元気な人の共通項は、教育関係に取り組む、若い人に役立つことを持っている、若いころの自分をもう一度呼び戻している。

60歳を超えると体を動かす仕事の方が決まりやすい。

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2021年07月08日

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