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【目次】
●プロローグ 人生は後半戦が勝負
経済的な余裕だけでは足りない/終わりよければすべてよし……ほか
●第1章 全員が合格点
定年退職日は一大イベント/定年退職か、雇用延長か/隠居と定年の相違点……ほか
●第2章 イキイキした人は2割未満?
名前を呼ばれるのは病院だけ/クレーマーは元管理職が多い?/米国の定年退職者も大変……ほか
●第3章 亭主元気で留守がいい
日本人男性は世界一孤独?/名刺の重み/主人在宅ストレス症候群……ほか
●第4章 「黄金の15年」を輝かせるために
会社員人生の2つの通過儀礼/8万時間の自由、不自由/一区切りつくまで3年……ほか
●第5章 社会とどうつながるか
ハローワークで相談すると/得意なことに軸足を移す/100歳を越えても現役……ほか
●第6章 居場所を探す
自ら会合を立ち上げる/同窓会の効用/家族はつらいよ?……ほか
●第7章 「死」から逆算してみる
お金だけでは解決できない/死者を想うエネルギー/「良い顔」で死ぬために生きている……ほか
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Posted by ブクログ
私は定年後や定年が近い立場ではありません。が、常日頃から日本の社会に漠然と蔓延している「会社至上主義」なる空気に辟易としていました。この本は、自らも会社人間だった過去を持ちかつ定年後それが無くなった時どうなるか経験した筆者だからこそ書くことのできた、「会社至上主義から目を覚ます本」と言えるかもしれません。
私が特に素晴らしいと感じたのは、「定年後どう過ごすか」という目先の穴を埋めるための本なのではなく、なぜそんなことになってしまうのか、原因を実体験のヒアリングと論理的な考察から追求している点です。原因が分からなければ対策のたてようもありません。
ですから、定年後というタイトルではあるもののこの本を真剣に読めば「自分は今のままだと定年後こうなってしまう」と危機感を抱いた人は働き方および生き方について考え直す必要を感じるはずです。なぜなら、どういう働き方をしてきたかという蓄積や考え方の型が結局のところ定年後の自分を決めるからです。見直しは在職中からやるべきだと筆者も述べています。
そしてこうした人間の本質を考える本を読むと、やはり日本の社会は人間らしさとは乖離したいびつな構造なのだと思わざるを得ません。まずはそれに気付くところからです。
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