あらすじ
40歳を過ぎて「先行き」が見え、やる気を失うサラリーマンたち。著者もその一人だったが、社会と接して「もう一つの本業」を持つことで、生き生きとした自分を取り戻すことができた。自らの強烈な体験をもとに、「複線人生」の大切さを説く。
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Posted by ブクログ
副業というより、復業。本気で両方に当たることで、本業にも好影響。四十代後半の挫折があるから、説得力ある。六十の定年退職日が清々しいは理想かも。会社で人のお金で過ごすよりも、自分のお金で、収入低くとも生き生き働くのも良い。
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2016年60冊目
著者は生命保険会社に勤めており、それなりの昇進も果たしてきた。
しかし、40歳の時に阪神淡路大震災にあい、このまま会社員を続けてよいのだろうかと揺れはじめ、40代後半にはうつ病になり休職。復職したあとは平社員となる。
そんな経験から、本書では40代になると会社員はなぜ揺れ始めるのか?
そして、自分と会社との関係をどう考え、どう乗り越えていくのか
ということを自らの体験などから紹介。
私は40代の時はそんなに揺れてませんでしたが、最近ちょっと揺れているかも。
そんな方に参考になる一冊でした。
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文字通り、40過ぎてから副業や趣味を持つことで「心の定年」を乗り越えることを説いた一冊。
著者は自分よりもはるかに社会的地位が高かったみたいだけれど、うつで求職したのをきっかけに自分の人生を考え直したらしい。
という自伝的内容がメインではあったが、色々と考えさせられた。
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社会人としてのパラレルキャリアをどう持つか。著者も大企業に定年まで勤め上げつつ、50歳からは複業としての文筆業も開始していて、その際の実体験も踏まえて書かれている。
今の40代〜50代の会社勤めの男性には、とても心に響くのではと感じた。一方で、女性や若年層にはどうかな、というのが個人的な感想。読んでいて、「家事とかはやらなくて済んだ方だったのかな」と感じた。複業を考えるにあたっては、家事負担などは無視できないと思っていたが、その点には触れられていないため。
Posted by ブクログ
「こころの定年」とはなんなのか?
疑問に思って手に取った。
著者によると会社員の多くが40歳を節目に、迷い、揺らぎ、不安になるらしい。そしてそのまま、自身の仕事に対するモチベーションを見失ってしまい生産性を落としてしまう。
すなわち「40歳がこころの定年」である、というのが著者の主張である。
本書の内容は、大きく3つに分けられると思う。
①なぜ「こころの定年」が40歳で訪れるのか。
②現代社会における個人の在り方の問題点とは。
③「こころの定年」の具体的な乗り越え方。
以上の3点から、40歳の節目にこころの定年を迎えずむしろ活き活きと働くために、ボクらがどうするべきなのかを解説する。
ちなみに時間のない人には第6章、第7章のみ読むことをおすすめする。