森崎緩のレビュー一覧
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お仕事系かと思いきやほのぼの恋愛小説に振り切っててむしろそこが良かった。2年目くらいから「いや、もう付き合っちゃいなよ」と思いつつ6年はリアルな時間だとだいぶもどかしそう。料理もどれも美味しそう。
「「なるよ、幸せに。彼の事業も成功させるし、温かい家庭も築いて、絶対に幸せになってやるんだから」 なれるだろうと思う。十年越しの想いがあるなら。」
「同じ料理を食べるんだから、おかずの交換をすることもない。同じ部屋に住んでいるから、昼休みに会えなくて寂しい思いをすることもない。ただ、彼女の美味しそうな顔を隣から眺めている、そのことだけは六年目も変わらない。」 -
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タイトルに惹かれて読んでみました。
名古屋メシの事だけでなく、社会で問題になっている事、主人公の新人新聞記者の仁木の成長が書かれていてなかなか面白かったです。
名古屋メシを知る事ができて良かったです。一応県内には住んでるけど、名古屋とは真逆に住んでいるので知らないこともありました。作品中に出てくる赤だし、小倉トースト、あんかけスパは知っているけど、ひつまぶしは大人になってから知った食べ物です。名古屋のたこ焼きは知らなかったです。醤油味でキャベツ入りが名古屋の特徴らしい。私が今まで食べてきたたこ焼きはどうなんだろう?何も思わずたこ焼き食べてたけど、名古屋のたこ焼き食べてたのだろうか?と分からな -
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人の顔が認識できない「相貌失認」の料理人・根岸は、教授の父から「努力が足りないから顔が判らない」と、押さえつけられる人生を送っていた。6年勤めていた店を辞め、出張料理人としてリスタートする事に。
相貌失認のハンデを負いながらも、前向きにお客様の為に頑張ろうとする優しさがとても好感を持ちました。
従姉の芽未もとある事情で引きこもりになっていたけれど、根岸の人柄が芽未も前を向こうといい方向へ進んでくれてホッとしました。
居抜きで借りた前持ち主の「割烹おかやす」の後継人と勘違いされつつもその味を再現できる腕が凄いです。
芽未の引きこもりの理由、おかやすの突然の閉店など気になりましたが、割とそこ -
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妻を病で亡くして、娘の二瑚と二人で暮らす青柳。
残業でお迎えに行けなかったり、自分が風邪をひいて寝込んでしまったり…
一人でクリアできない困難に疲弊しつつも、理解を示してくれる職場の人たちや、折り合いの悪かった母に助けられながら、何とか娘との二人暮らしを過ごしていく。
子育てにトラブルはつきもの。でも、一人で抱え込む必要はない。
二瑚ちゃんの健気な可愛らしさと、周りの人の優しさと、夫と子どもにたくさんのものを遺して逝った灯里さんの想いと、それを受け取って前に進む決意をした青柳さんの想い。
みんな尊い。
子どもと過ごす「いま」を記録や記憶にしっかり残しておきたいと思った。 -
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NetGalleyJPさんで6編のうち3編を読ませて頂きました。
心温まるストーリーでとても良かった。
北海道の函館で始まる、父と娘・二瑚ちゃんの新たな生活。
頑張る新米パパにエールを送りたくなる。
どのスープごはんも食欲をそそり、幸せな気分にしてくれました。
一緒に食卓を囲む幸せや、日常のなかでふと感じる子どもの成長、子どもの好き嫌いに頭を悩ませたり、朝の支度にバタバタしたり…。
幼い子どもとの日々は目まぐるしくて、毎日あっという間に過ぎていく。
そんな毎日に寄り添う亡き妻の思い出のつまった優しいスープごはん。
愛情にあふれ、心地よくてずっとこの世界に浸っていたくなる。
とても微笑まし