森崎緩のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
妻を病で亡くして、娘の二瑚と二人で暮らす青柳。
残業でお迎えに行けなかったり、自分が風邪をひいて寝込んでしまったり…
一人でクリアできない困難に疲弊しつつも、理解を示してくれる職場の人たちや、折り合いの悪かった母に助けられながら、何とか娘との二人暮らしを過ごしていく。
子育てにトラブルはつきもの。でも、一人で抱え込む必要はない。
二瑚ちゃんの健気な可愛らしさと、周りの人の優しさと、夫と子どもにたくさんのものを遺して逝った灯里さんの想いと、それを受け取って前に進む決意をした青柳さんの想い。
みんな尊い。
子どもと過ごす「いま」を記録や記憶にしっかり残しておきたいと思った。 -
Posted by ブクログ
NetGalleyJPさんで6編のうち3編を読ませて頂きました。
心温まるストーリーでとても良かった。
北海道の函館で始まる、父と娘・二瑚ちゃんの新たな生活。
頑張る新米パパにエールを送りたくなる。
どのスープごはんも食欲をそそり、幸せな気分にしてくれました。
一緒に食卓を囲む幸せや、日常のなかでふと感じる子どもの成長、子どもの好き嫌いに頭を悩ませたり、朝の支度にバタバタしたり…。
幼い子どもとの日々は目まぐるしくて、毎日あっという間に過ぎていく。
そんな毎日に寄り添う亡き妻の思い出のつまった優しいスープごはん。
愛情にあふれ、心地よくてずっとこの世界に浸っていたくなる。
とても微笑まし -
Posted by ブクログ
文山さんが好きだなー。
深夜番組「マヨナカキッチン」は、彼があってこそ。
番組制作会社のアシスタントプロデューサー霧歌の、キッチンハサミ活用の時短料理もおいしそう。
文山や、後輩、同僚への霧歌の姿勢も好き。
恋人探しに張り切ってマッチングアプリまで利用するのは私には理解できないけど、それは価値観の違いだしね。あの展開には笑ってしまった。年齢を見て、なんとなくそんな気はしてたんだけどね。
で、帯に「恋にがんばる」みたいなのがあったから、もっと恋愛要素があるかと思ったし、そうなったらお相手は文山さんなのではと思ってたので、なんだか肩透かしではあったかな。
でも、総合的には面白かったので2作目も読む