森崎緩のレビュー一覧
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ネタバレ楽しくサクッと読めました。
この物語に出てくる人はみんなとても真面目なので、この業界でやっていくのは大変だろうなぁ。特に、あんなことがあったにも関わらずここまで潰れずに続けてきた文山さんは本当にすごい。
だからといって綺麗事ばかりではなく、霧歌に自分の本心をこぼしたり。人を信じる事が出来なくなってしまっていた文山さんが、霧歌やチルエイトのみんなに心開いていく姿はなんとも感慨深いです。はたしてその後はどうなったのか…文山さんの努力が報われる事を祈ります。
打ち上げ二次会でクレープを作っている場面の霧歌、文山さん、惠阪くん!!キュンキュンしました!!惠阪くんの時々みせる普段とは違う男の一面に -
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ネタバレ深夜の料理番組を担当するAPが主人公の、お仕事×お料理小説。前作を最近読んだばかりですぐ続きが読めたので、嬉しかったです。
番組の第二クールが始まり、新たな課題にぶつかりながらも絆を深めていくキャストとスタッフに、私も頑張ろうと前向きな気持ちになりました。
前作同様食欲をそそる料理や仕事への熱意にほっこりして元気をもらえる一方、登場人物それぞれが抱える痛みに胸がギュッとなりました。また、恋愛がメインのお話では無いとは思いますが、信頼が深まり少しずつ近付く二人の距離にとてもときめきました。その後が楽しみです。
(以下ネタバレ)
オンライン会議での夜食会が定期的に開催されているのが、大 -
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ネタバレ深夜の料理番組を担当するアシスタントプロデューサーが主人公の、お仕事×お料理小説です。
スキャンダルで干されしまった俳優、デキる同僚、成長株の後輩。彼らが番組作りを通してお互いに良い影響を与え合っていく様子に、心暖まりました。
登場人物がみんな魅力的でした。
主人公の霧歌さんが有能でありながら包容力のある人で、周りに慕われるのもうなずけました。こんな上司が居たら働くのが楽しくなりそう。
もう一人の主人公的存在・文山さんは壮絶な過去を背負っており、初めは心を開きませんが、霧歌さんを中心としたスタッフの働きかけで、徐々に本来の真面目で誠実な人柄を出せるようになってとても好きになりました。
周り -
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出てくる食べ物が全部美味しそうですし、気軽にサクッと読めます。
この本に出てくるキッチングッズたち、どれも魅力的で、料理をする人しない人関係なく、誰でもシェフの腕前になれるっていうコンセプトがとっても素敵。
商品開発のお話やから、私たちが普段なにげなく使ってるものでも、販売までにたくさんの人が関わって、知恵を絞って改良を重ねて作ってくれてるんやなあ、と改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。モノづくりって、めちゃくちゃ大変やけど、自分の想いが形になったとき、誰かの元に届いた時、ほんまに嬉しくて、、私も企画開発部の一員になったつもりで読んじゃいました。
このお話もシリーズ化してほしいな。新津さ -
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ネタバレ函館の食品加工会社に新入社員として就職した草壁は、会社の周りに飲食店が少ない上に観光シーズンにはコンビニすら品薄になると言われ、先輩の中濱にSNSでお弁当の写真を上げている人のレシピを見様見真似で作り始めて…
さほど料理をしなかった草壁の料理の腕前がメキメキ上がっていくのと、お弁当を通じて中濱との距離が縮まっていくのも微笑ましかったです。草壁には早く一人前になって欲しいですね。
草壁の両親に対して良い子過ぎるのが気になってましたが、そうだったんですね…ちょっとジーンとしました。
播上夫婦も家族が増えるみたいで、それも知れて良かったです。 -
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とある会社の札幌支社に配属された渋澤瑞希は東京本社に異動となった。それまで北海道からと言うよりも札幌から離れて生活したことのない渋澤君は東京での生活が一年経った或る夜、ジンギスカン料理を食べ札幌支社での同期、播上正信との思い出に耽る。その帰り道に同じ総務課の芹生一海に声を掛けられます。渋澤君は故郷を懐かしみ、料理上手な播上君に北海道料理のレシピを教えて貰い自分で料理を作り始め、そのおかずを弁当箱に詰めて昼食を摂るようになります。渋澤君の北海道料理に芹生さんは興味を示します。芹生さんが北海道料理に興味を示すのは何故なのか。次第に2人で昼休憩を過ごすようになっていきますがその行方は。「総務課の播上
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ネタバレ函館は一度旅行で歩き回った地なので、作中に出てくる場所は馴染みが深く、より作品世界に没頭できた。
それに出てくるお弁当が今回もどれも美味しそう!
それで商売する話なので、普段のランチ用お弁当よりも豪華だから、より食欲そそられるというか。
昼食時にお弁当食べながら読んだのにお腹が空くという不思議体験が起きました
何でだ!
函館の実家に帰って板前見習いとして働きだした幡上くんと、そのお嫁さんかつ女将見習いとして一緒に働きだした真琴さんの物語。
真琴さんが未だに彼のことを「幡上」と呼んでるのには驚いた。
作中でも指摘はあったけれども、結局最後まで幡上呼びのまま。
結婚しているのにね、まあそこが微笑