月東湊のレビュー一覧
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購入済み
切なくて優しいストーリー
作者様買いです。孤独な主人公と竜が、少しづつ距離を縮めてお互いを思いあって、とても良いお話でした。テクノサマタさんのイラストもストーリーに合っていて素敵でした。
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購入済み
好きです
滅ぼした側、滅ぼされた側の皇子という
お互いの国を背負った者同士の関係。
大抵、そんなに上手くいかないよ~、とツッコミたくなる内容になりがちですが、
この作品はとても上手くまとめていてスッキリしました。
後半の甘さがもっと欲しかったので☆4.5 -
購入済み
面白かったです
一途な攻めと純真で無垢な受け
その設定だけでも好物でしたが、
さらに攻めのワイルドさと受けの成長記が合わさってとてもよくできたお話でした。
お医者様になった後のお話も読みたいです -
ネタバレ 購入済み
主人公2人の成長ストーリー
主人公・優翔が、元居た世界でかなり辛い目にあい、自ら命を絶とうと海に飛び込みます。気がつくと妖精のいる世界へトリップしてしまっていたというファンタジー。妖精族のウィーと出会い、愛することを知り、妖精族と人間族の間にある問題に2人で立ち向かい、解決していきます。全体的に優しくて暖かいストーリー。主人公が異世界で幸せになれて良かったです。
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Posted by ブクログ
ネタバレなかなかに面白く、読み応えのある本でした。
千年前に亡くなった恋人が転生するのを待ち続けた皇帝は実は幻獣をその身体に宿し、不老不死となった人だった―。
時は流れ、漸く転生した恋人(少年)を「正妃」として迎えた皇帝。
優しく穏やかな皇帝に愛され慈しまれる中に、妃として迎えられた青藍も皇帝を愛するようになる。
だが、皇帝には怖ろしい秘密があって―。
その秘密を知ってもなお、彼を青藍が愛し続けられるか? 幻獣使いの老婆が皇帝にかけた呪いを解くためには、青藍が決められた言葉を言わなくてはならない。だが、青藍がそれを知って口にしたのでは、意味はなく、知らずに言わなければならないのだ。
やがて、瀕死 -
Posted by ブクログ
月東センセの花嫁ものはファンタジーの中にも人間くささがあって、ただカワイイだけじゃない話なのが好みです。あと、出てくる人がみんないい人なので無駄に苛立たないから、どっぷりと話に入り込んで楽しめますね。
身分を隠すため女装して隠れ里で暮らす亡国の皇子が、運命のいたずらで敵国の太子の花嫁候補となってしまう中華ファンタジー。
すごく中身が濃くて3冊くらい読んだような満足感でした。よくこれだけの話を1冊にまとめたなとびっくり。なのにストーリーは読みやすく、先が気になる怒涛の展開であっという間に読んでしまいました。
印象的なシーンがたくさんあったけど、花嫁候補たちが難しい試験を受ける場面が特に面白かっ -
Posted by ブクログ
分厚いです。381Pもあったけど、一気に読んでしまいたくなる魅力十分の作品でした。
センセのサイトに掲載していた大人気の小説に書き下ろしをつけて文庫化です。
傲慢だった男が玩具扱いしていた相手に去られた後で愛を自覚するけれど、後の祭りとなる話。
高野は極悪人というよりは、頭はいいけど自我が強くて相手の事情などひとつも考えない思いやりに欠ける男です。オトナに見えて、とてもお子ちゃまですね。
思い通りにならないと不満で、親からも親友からも自分が一番愛されていないとイヤなんです。
で、彼女の出産費用に困っていた渉を金で買って、苛めて憂さを晴らすという最低なことをやらかします。
最低な男だなとは思い -
Posted by ブクログ
「青龍の涙」のスピンオフ。またしてもただの異形との恋物語に留まらない、ヘビーな内容でした。
前回の神様攻から、今回は鬼攻となっていて空恐ろしくなってる気がしますが、むしろ神様よりずい分やさしい気性であることが意外でもあり、そこがストーリーの根幹になっていました。
神様の時もそうだったように、鬼にも人のような名前がないんですよね…
神様は早々に名前が決定しましたけど。
毎度ながら、こういう細かい巧みな技にやられてしまいます。人にあらず、という意識が知らないうちに刷り込まれてしまうすごさ。そして、鬼という存在の畏怖はそのままに、潮に見える鬼にだけは愛ゆえのやさしさが備わっているという特異さ。
鬼