あらすじ
「お前を助けることが俺の使命。命をかけてお前を助ける」
橙国の神子・芙蓉は、囚われていた所を敵国の戦士・我緯に救い出される。目の前で銀獣に姿を変えた彼は、実は昔、芙蓉が命を救った狐の神獣だった。芙蓉を守ると誓う我緯と共に、王に託された金の首輪を赤国に届ける旅に出た二人。迫り来る追っ手から身を挺して守ってくれる我緯に、芙蓉は惹かれていくが、その彼があるとき深手を負ってしまう。瀕死の我緯を救うもの――それは神獣の好物である神子の血肉で…!?
【電子特別版】本編の後日談を描いたショートストーリーを電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
面白かったです
一途な攻めと純真で無垢な受け
その設定だけでも好物でしたが、
さらに攻めのワイルドさと受けの成長記が合わさってとてもよくできたお話でした。
お医者様になった後のお話も読みたいです
Posted by ブクログ
中華ファンタジーで、特殊能力を持つ神子でありながら力を持たない芙蓉と、獣に姿を変えられる敵国の獣奇兵の我緯の命がけの逃避行。とてもよかった。命を助けられてから14年、ずっと芙蓉を守るためだけに生きてきた我緯のあまりに一途で強すぎる想いが泣けるし、そんな我緯に最初は敵国の兵だからと気を許さなかった芙蓉も頑なではいられなくて、警戒心を解いた素の芙蓉がかわいかった。
Posted by ブクログ
捕食者だけど守護者x被捕食者で命の恩人
ツンケンした受とかまわずついてくる護衛のコンビ旅は「旅の道連れ~」にちょっと似てます。
使命に振り回されるところも。
この作者さんの本を読むのは6冊目かな、ピンチを作るのが上手い方ですね。ハラハラドキドキでした。
結局両親の能力は?など、ちょいちょい矛盾というか疑問は残ったままですが。
橙の国のその後は、何がどうなってそうなったのやら、とか…
#桃を食べる神子でなんとなく古代中国の悪しき風習桃娘を思い出しましたが、あんまり間違ってなかった…
おもしろかったけど、
面白かったんですけど、芙蓉のかかさまとトトさまがちょっとあっけなく亡くなられたんじゃないかと思いました。
どうして、自分に癒しや時戻しの能力を使わなかったんでしょう?
それに、天山導師さん(?)と芙蓉&我緯組の戦いとかを期待したんですが天山導師さんはただのエキストラだったんですね。
でも、面白かったです!
特に濡場があまりダラダラしなくてよかったです。
良かったね
神子の芙蓉は、桃園で罠にかかった子狐を、助けます。
その狐は、獣奇兵の我緯。
敵国に囚われた芙蓉を、我緯が助け、赤の国に首輪を届ける旅に出るのですが、山あり谷あり。
橙王には、騙された。
いい人だと思ってたいたのに…
でも、封印が解け、本当の芙蓉の力で、たくさんの人を助けることが出来ると思うと、良かったのかな?
辛い運命に立ち向かう
王に仕える神子・芙蓉と傀儡として作られた獣奇兵の我緯。神子である両親の力を受け継いでいないのか、力が弱い芙蓉でしたが、王が身に付けていた金の首輪を託されます。
幼い頃、罠にかかった子狐を我緯とは知らずに助けた芙蓉。それ以降、ずっと我緯は芙蓉を守るために生きてきました。そんな一途な思いを抱えた我緯と共に、王に託された金の首輪を赤の王に届ける旅に出た芙蓉。
徐々に打ち解けながら、愛情を深めていきます。ついでに怪我や病気などの時、神子のアレが効果ありと言うお約束あり。やがて、攻撃を受けながらも、決死の覚悟で到着した芙蓉でしたが……。
さらなる辛い芙蓉の運命が待っていました……。最後の最後まで気の抜けない展開。しかし、赤の王との決着がつかないまま終わってしまいました。駆け足な結末なのがもったいない。それでも二人が末永く幸せであればと思います。
円陣闇丸のイラストは個人的には前の方が好み。以前より淡い色合いに、顔の感じも変わった気がします。