あらすじ
「お前を助けることが俺の使命。命をかけてお前を助ける」
橙国の神子・芙蓉は、囚われていた所を敵国の戦士・我緯に救い出される。目の前で銀獣に姿を変えた彼は、実は昔、芙蓉が命を救った狐の神獣だった。芙蓉を守ると誓う我緯と共に、王に託された金の首輪を赤国に届ける旅に出た二人。迫り来る追っ手から身を挺して守ってくれる我緯に、芙蓉は惹かれていくが、その彼があるとき深手を負ってしまう。瀕死の我緯を救うもの――それは神獣の好物である神子の血肉で…!?
【電子特別版】本編の後日談を描いたショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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Posted by ブクログ
中華ファンタジーで、特殊能力を持つ神子でありながら力を持たない芙蓉と、獣に姿を変えられる敵国の獣奇兵の我緯の命がけの逃避行。とてもよかった。命を助けられてから14年、ずっと芙蓉を守るためだけに生きてきた我緯のあまりに一途で強すぎる想いが泣けるし、そんな我緯に最初は敵国の兵だからと気を許さなかった芙蓉も頑なではいられなくて、警戒心を解いた素の芙蓉がかわいかった。
良かったね
神子の芙蓉は、桃園で罠にかかった子狐を、助けます。
その狐は、獣奇兵の我緯。
敵国に囚われた芙蓉を、我緯が助け、赤の国に首輪を届ける旅に出るのですが、山あり谷あり。
橙王には、騙された。
いい人だと思ってたいたのに…
でも、封印が解け、本当の芙蓉の力で、たくさんの人を助けることが出来ると思うと、良かったのかな?