あらすじ
カガヤ石油の御曹司である加賀谷隆明は、砂漠の小国・フサームの新油田を手に入れるため、単身で交渉に乗り込んでいた。しかしフサームの美しき第三王子・シャフィークにやりこめられてしまう。一筋縄ではいかない交渉に苦戦するが、王に気に入られた隆明は王宮への逗留を許される。その夜、昼間とはうってかわった態度で隆明の部屋を訪れたシャフィークは、「抱いてくれないか」と隆明に誘いをかけてきて――!?
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Posted by ブクログ
アラブもので感動したのはこの本で2冊目。王子受けがツボなのかもしれない(もう一冊も王子受けだったし…)
シャフィーク殿下がすごく魅力的。昼は完璧な王族として振舞って、夜は素直に甘えてくる…。そのギャップがたまらなく萌える。隆明も最初は嫌な奴って思ったけど、シャフィーク殿下のことを誰よりも心配して、大切に思ってる姿はかっこよかった。互いに告白し合うシーンは涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
石油会社御曹司(日本人)×切れ者第三王子。小国の油田の権利を得て、次期社長として成果を出したい御曹司が切れ者の王子に「抱いてくれ」と頼まれて…。昼は凛として公平なサクルに隠された純真で弱い夜の顔。アラブ受けという興味で手にした本だけど、攻め受けそれぞれ、生まれもって与えられた役目に必死で応えようとする姿とか、ただただ好きとかエチなだれ込みじゃないところも高評価!アラブ要素は何一つないけど、十分にアラブを堪能できる!面白かった
Posted by ブクログ
最初、余りにも唐突な展開だったので一瞬後悔しました。この後もしかしてグダグダなのかと...
宗教観がちょこちょこ出てきて、ファンタジー観が薄れて暫くは話しに入り込めなかったのですが、ストーリーはしっかり練られていたと思います。
王子に翻弄されるアラブモノは沢山読んできましたが、王子さまが受けのアラブモノは初めて!王子は、賢くしっかりした人物、ただ単に翻弄されていくのではなく、ゆっくりと素直な心を晒していくところに共感と萌えを感じられました!
Posted by ブクログ
う~ん!面白かったです♪いつも王道だけれども、王道では終わらない月東さんなんですが、今回は王道で終わってしまったな・・・。っていう点がちょっとう~ん!なんですが、二人のなかでゆっくりではないですが、身体から始まったけれど、ドンドンお互いに惹かれていく所がすごく良かったです。お互いの生まれ育った環境で重圧に飲まれながらも自分というものを持っているシャフィークがとっても気に入りました。最初は隆明の事は好きではなかったけれど、本気の恋を知って、すっごく良くなっていきました。何よりお父さんが良かったですね
Posted by ブクログ
珍しいアラブ王子受、かつ攻視点。
それはいいんだけど、カンドゥーラやらゴトラやら、普段アラブもの読まない自分みたいなのには説明なしで出てくる単語が不親切でした。
立場に縛られた二人が惹かれあい、それでもなんとか一緒に生きていく道を求めるお話。
この作者さんの本はそこそこ読みましたが、中でも今作はとりわけベッドシーンが多かったです。全体の半分くらいイチャイチャシーンかも。
いまいち琴線には触れなくて残念でした。
ご都合主義的な展開もありつつ、さらさらっと読めてしまうんですが、とにかく殿下が魅力的で最後までそこで引っ張り続けた感じです。なので、読後は満足感笑それが作者さんの力量なのでしょうが。