あらすじ
【電子限定版】書き下ろし番外編「愛しい片羽の君に捧ぐ」収録。●死後の世界って、妖精が空を飛ぶお伽噺のような所なの…? 人生に絶望し海に身を投げた高校生の優翔(ゆうと)。目覚めた優翔を拾ったのは、天真爛漫で好奇心旺盛な妖精族の王子・ウィー。「俺は一族最年少だから、弟ができたみたいで嬉しい」 無邪気に懐かれるけれど、実は妖精族は何年も子供が産まれず、絶滅の危機に瀕していた!! ウィーは明るい笑顔の裏で、一人取り残される恐怖と闘っていて…!? ※口絵・イラスト収録あり
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Posted by ブクログ
優翔が何故身を投げなければならなかったのか、がとにかく辛かった。
いじめがここまでまエスカレートしていってしまうのは有り得なくない事で。
何とかなると耐えるけれどついには…。
そして目覚めたのは妖精の国、拾ってくれた王子のウィーの天真爛漫さや妖精達の優しさに救われ暫くは夢だと思っていたのが優翔には良かったのかなと。
でも穏やかで平和な国が実は衰退の道を歩んでいてウィーの本心は淋しさで一杯なのだと知り優翔が取った行動には胸が愛おしい切なさで涙が出ました。
人に頼り期待するばかりだった優翔が自らと。
困難が起き、でも前向きに勇気をだして立ち向かう優翔とウィーも共に成長してお互いに必要な存在になっていく姿は最高でした。
妖精と人間との共存。
この先の2人も読んでみたかったと思いました。
Posted by ブクログ
序盤が可哀想すぎて…。これでもかってくらいイジメられて、家族にも疎まれてるとか…。逃げ出して妖精の国にトリップして。妖精さんにふんわり愛されるお話かと思ったら、その後も波瀾万丈だった…。最後は幸せになってくれて良かった〜〜
主人公2人の成長ストーリー
主人公・優翔が、元居た世界でかなり辛い目にあい、自ら命を絶とうと海に飛び込みます。気がつくと妖精のいる世界へトリップしてしまっていたというファンタジー。妖精族のウィーと出会い、愛することを知り、妖精族と人間族の間にある問題に2人で立ち向かい、解決していきます。全体的に優しくて暖かいストーリー。主人公が異世界で幸せになれて良かったです。
Posted by ブクログ
優翔とウィーの信頼関係がとても素敵でした。
優翔が捧ぐその人生がウィーにとってはどれほどのものだったか。
優しくて心が強く、行動力もある二人がそれぞれに影響を与え合って成長していく様子も、ふたりの働きで途絶えていた交流が復活した妖精族と人間たちそして茶色の妖精たちが今度はキーマンになって見えてくる諦めていた未来を、もっと見てみたいと思いました。
Posted by ブクログ
いじめられっこ in 優しい諦めの国
結構ひどいいじめ描写ありますが、いじめ側のギャフンを期待している方はご注意。
主人公の成長の方に軸足があって、これはこれでちゃんと納得いく展開でした。
あの後どうなったのか気にはなるけどね…
この作者さん読むの3冊目ですが、ファンタジーの世界構築がさすがですね。
最後まで展開が読めなくて面白かったです。
ただちょっと…将来的な受の体型が気になったり…しなくもなかったり…
とても斬新な世界観で、興味津々でしたが、甘々、イチャイチャぶりがたりなくて、ちょっと期待はずれ…
個人的には元の世界に戻っていじめたやつらに復讐させたかったです。
Posted by ブクログ
異世界トリップもの。妖精のいる優しい世界で癒されるだけではなく、その世界を守るため頑張る主人公という全体的に好感の持てるお話。
ただメインがその世界の在り方を変えていくことにあったので、恋愛面はわりとオマケ的かな。
それと、現世での主人公へのイジメが、イジメの域を超えていてかなり不快でした。ザマァもないので、その辺をサラッと流せる人ならいいのかも。
楽しめきれない
試し読みをしたうえで購入したので覚悟はしていたけれど序盤が辛い。とにかく苦しい。現実にもこうゆう思いを抱えている子がいるんだろうと思うと胸が塞ぐ。
そのため優翔が妖精族のもとへ行く前は読み返せていない。
異世界での妖精と人間の仲をとり持とうと奮闘するさまは悪くなかった。ただこちらも現実世界での国家、民族間の諍いなどに意識が及び過ぎてしまったので読後感は『消化不良』。わたしには向いていませんでした。
う~ん
絶滅の危機に陥っている妖精族の最後の1人、ウィーといじめられ、ひとりぼっちになってしまったユウトのお話。
妖精族の世界に来てからのユウトの頑張りや、ウィーの変化を丁寧に描いていて、2人がゆっくり信頼し想いあって行くところもいい。
でもどうしても現実世界で虐めてた奴らに
制裁を加えて欲しかったな。ちょっとモヤモヤ。