名称未設定さんのレビュー一覧

もったいない

原作小説の読者にミスリードさせる運びとか、読了後に辻褄が合っているか読み返したくなったりといった面白さが活かされてなくて残念。あらすじのコミカライズという印象。少ないページ数では難しいのかもしれないけれど。

おもしろい！

オメガバースの設定が苦手で避けてきたけれども、作者の『児島くんの思うがまま』が面白かったのでこちらの試読をしてみたらグイグイ惹きつけられて有料版の購入を決めました。続きと元の世界の2人がどうなってるのか気になる。

買ってほしいけど

上巻の表紙に惹かれ、試し読みしたところ続きも読みたくなるも値段に躊躇してました。そこへWEB版があることを知り、まずはそちらに目を通してみるともう！もう！！心を持っていかれて読み終えたときには紙版も電子版も買うことを決めました。これを手元に残せるなんて1430円高くない！
なので、気になっているけど購入の踏ん切りがつかない方はWEB版を読んでみて、この素敵な世界に触れてほしい。そのあとで書籍書き下ろしのお話も、作品の雰囲気にとても合っている挿絵も楽しんで。わかりやすく加筆修正されてる本編もよりよくなっているので是非。

読み応えあり

BL小説を読み始めて2ヶ月目にして「これ以外は積極的に求めなくていい。これを読み返していられればそれでいい」と思わされてしまった作品。
レシェイヌと足弱のすれ違いや想いあう姿に胸を詰まらせ、下巻では涙し、コメディタッチな部分にはおもわず吹き出しながら読みました。
漢字表記されることが多いことばが敢えてひらがなであるなど若干の読みにくさもありますが、物語に芯があるし設定のブレに疑問を抱くようなことが無いところも良いです。

ボリューム大

本編発売から3年後に今作を知ったわたしにはたいへんありがたい番外編集。発売当時の特典ペーパーやフェア冊子を手に入れるのは難しいですから。
相変わらずレシェイヌも足弱も有り様が可愛らしくて胸が締め付けられます。漫画で描かれる2人にもきゅんとする（野人が可愛いすぎる）。
灰色狼たちがメインのお話も沢山あるし、本編ラスト・結婚式までのお話も読めて大満足の1冊。

他作品はこれからですが

『緑土なす』のIFスピンオフを読みたくて購入。
『緑土なす　きみに捧げる花の名は』に収録の漫画版のテンポ感もレシェイヌの圧しの強さも好きですがじっくりと読めるこちらもよかったです。
想像よりも長い作品でどこまで読ませてもらえるのかドキドキしながらページをめくりましたが漫画版と同じところまでだったので、できるなら続きも読みたい。

楽しめきれない

試し読みをしたうえで購入したので覚悟はしていたけれど序盤が辛い。とにかく苦しい。現実にもこうゆう思いを抱えている子がいるんだろうと思うと胸が塞ぐ。
そのため優翔が妖精族のもとへ行く前は読み返せていない。
異世界での妖精と人間の仲をとり持とうと奮闘するさまは悪くなかった。ただこちらも現実世界での国家、民族間の諍いなどに意識が及び過ぎてしまったので読後感は『消化不良』。わたしには向いていませんでした。