あらすじ
王族に死をもたらす“王室病”にかかった今世王レシェイヌ。王族命の家臣一族「灰色狼」は足弱も王室病に感染することを怖れ、強引に隔離する。「看病したい」と足弱がどんなに抗っても、今世王と灰色狼の意志は揺らがなかった。だが、今世王の病を知って、ラセイヌの支配に野心を燃やす男がいた。大臣カゴノオ家の長子アルゲは卑劣な手口で、灰色狼たちの手から足弱を拉致する。足弱を想い病と闘う今世王、閉じ込められた足弱、命を賭けて王族を救おうとする灰色狼の運命は!? WEB発BLノベル屈指の傑作、ここに完結! 電子限定の書き下ろしショート付き!
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ハラハラドキドキ
一巻と違い2巻は初っ端から大きな事件が起こって、まずレシェイヌが王室病にかかりアシが宮廷から避難を余儀なくして、そして拉致される。。今回も灰色狼がすごく活躍しました。まさか政敵になると予想してスパイあせてたとか。すごい。今回でアシが王族だと確定されましたが、山に戻った時の件が泣けてきました。ほんと素晴らしい作品です。
素晴らしい!
一巻から一気に読みました。中華風異世界ファンタジーで漢字のルビ必須でガチガチに書き込まれていることを覚悟していましたが、非常に読みやすかったです。ラブコメ感とシリアスのバランスがお上手でした。タイトルの「緑土なす」も読みえ終えると色々な想いが込められてセンスあるな~と感心。
ドタバタBLだとここで物語のマックスでしょ!?というところをさらっと進め頂点にせず、「えっ?!」と不思議に思っていると最後に大きな大きな伏せん回収があり小ネタに頼らない作者さんの揺るがない意思を感じて感動。
メインからモブまでキャラも生き生きと愛しくハマってしまうと思います!
続き
前巻の完全な続きです!
最高に面白いです
今世王の病気から始まり、謀反、足弱の故郷への帰還など前巻よりも大きいエピソードが満載です
途中かなりハラハラしますが、今世王なら大丈夫う気持ちで読めました
ただ、2人の心情がしっかり描かれているのですが、切なくてとても胸がキュッとします。
副題には胸をつかれる
全巻読後また読み返しています。長編ならではで、どっぷりハマらせていただいてます。2巻では、口数少ない足弱の今世王への思いも、今世王の徹底的な孤独も、また灰色狼のもつ忠心も、それぞれが想像をはるかに超えており、その言葉に感動してしまいました。この巻で物語の一つの終了とも言えますが、まだまだ続きがある幸せよ。ありがたいなあ。
副題には、胸をつかれました。
匿名
待望の続編です
前作ではレシェイヌからの重すぎる愛情を足弱が受け止めきれていない様子でしたが、ついに両思いでレシェイヌ良かったね〜!と思いました
王室病で大変な思いをしましたが、報われて良かった!
そして灰色狼かっこよすぎ!
二人の手紙のやり取りが
相手への思いやりに満ちていて、思わずポロっときちゃいますね~。愛だ、愛。切ない中に和み要素もあり、無いはずの希望が垣間見える。
そして、灰色狼達が活躍しまくります。王族の日常的なお世話だけではない灰色狼の忠誠に対し、兄上が自身の行動を省みるシーンがとても印象的でした。
ここに一人の水明さんファンが誕生。
物語には大きな山場がいくつかありますが、最後の山場では、レシェイヌと婚約までした兄上が、ずっと漠然とあったであろう「いつか見捨てられるのではないか」という不安が爆発してしまいます。兄上にとっては王族である確信が持てないままだったし、愛を知った途端、今度はそれを失うのが怖くなってしまうんですよね。特に親から愛された経験が少ないまま育った兄上は、目の前に転がっている幸せを素直に受け取ることができないのも頷けます。
一方のレシェイヌもここは退くわけにはいかない。こちらもかなり切羽詰まった状態なので、荒療治となりますが、結果的に兄上が王族であるという証拠を得ると同時に、兄上の枷になっていたものから解放されます。両者の苦悩が理解できて苦しかった分、 安心感もひとしおでした。
決着の付け方がお見事。
買ってほしいけど
上巻の表紙に惹かれ、試し読みしたところ続きも読みたくなるも値段に躊躇してました。そこへWEB版があることを知り、まずはそちらに目を通してみるともう!もう!!心を持っていかれて読み終えたときには紙版も電子版も買うことを決めました。これを手元に残せるなんて1430円高くない!
なので、気になっているけど購入の踏ん切りがつかない方はWEB版を読んでみて、この素敵な世界に触れてほしい。そのあとで書籍書き下ろしのお話も、作品の雰囲気にとても合っている挿絵も楽しんで。わかりやすく加筆修正されてる本編もよりよくなっているので是非。
Posted by ブクログ
後半は怒涛の展開。
神のごとき唯一無二の王をいだく国のもろさが、結果的に足弱の存在を危機に陥れることに。今世王だけではなく、周囲の人々たちの自らの犠牲をいとわず足弱を救おうとする姿に心震えた。そして、それらを乗り越えてなお立ちはだかる足弱の心の中にある大きな壁。超えたときに見せた、レシェイヌの鋼のように強かな想い。
萌えについては人それぞれでも、この物語性に惹かれない人はいないだろうと思わせるラスト。既読だったが、webで読んだときはなかった涙が出た。
良かった
レシェイヌの愛の大きさ、包容力には驚かされるし、超うっとりしちゃいます。
そしてまた、灰色狼の忠誠心にも感心します。
前作より内容が盛り沢山過ぎて、読んでる途中で何度もお腹がいっぱいになりましたが、それだけ内容が濃いという事です。
読み応えバッチリです。
Posted by ブクログ
ネット出だからかたまに素人っぽい行もあるんだけど、まとめかたがいちいち格調高くて、わくわくする。
エロスは濃いくて良いんだけど、受けが騒がしいのがやや萎え↓攻めが暴走するほど愛してるのは伝わってくる。
完結巻。王族しかかからない王族病にかかってしまった攻め。そして病が移らないよう離ればなれにされた受け。並行して誘拐される受け。
なんやかんやで無事祝宴!楽しませてもらいました。
灰色狼の忠誠心がもはや宗教wまぁ相手は神なのですけどね
それなりに面白かった。
でも、イマイチがっつりと掴まれるキャラがいなくて、とにかくだらだらと長くて正直飽きました。
灰色狼たちはいっぱいいすぎてみんな同じように見えるのは、心を一つにした集団って事で、それを狙った設定なのかもしれないけど、広くて浅すぎて思い入れができなかった。
今世王は足弱の事を大事にしてるつもりなのだけど、結構自分勝手にえっちの無理強いをするのであまり好きなタイプではないかな。二人の様子をいつもたくさんの人が観察してるのも、オープンすぎて嫌だろうなぁと思ってしまう。しかも最中に手を貸してくるし笑
今世王が病にかかってから足弱を助け出すまでの話は めちゃくちゃ泣けるしすごく面白い。老人の刷り込んだ呪いで足弱が野人に戻っていくあたりも面白かった。
盛り上がった後のダラダラ感
上巻でも、感じましたが、クライマックスが分散しています。
盛り上がった所で終わった方が、読後満足感が高いとおもうのですが。
最大の疑問は、足弱が平地の生活でも不自由なのに、あの山中で、どうして一人で暮らせるのか?
ちょっと無理があるのではと、感じました。