あらすじ
『祝祭の残り香に浸る返礼づくり』「新婚夫婦の営みについてご提案があります」愛に貪欲な今世王の巧みな交渉により、戸惑いつつも、三年間の新婚夫婦期間を過ごすことになった足弱は…?
『灰色狼たちの結婚式』王族命の家臣集団「灰色狼」は、王族の結婚式に総力を挙げる裏で、自分たちの祝い事も敢行し…!
大長編『もし、西の果ての山でふたりが出会っていたら』「山で暮らしていた男をどうしようもなく愛している」今世王と足弱が王都ではなく、西の片隅で出会っていたら…野人アシを堪能できるもう一つの「緑土なす」。
モンスター級BLノベル、単行本大量書き下ろし! 電子限定の書き下ろしショート付き!
※本書収録の「もし、西の果ての山でふたりが出会っていたら」は、電子配信中の「小説ビーボーイ 世紀の恋特集(2020年春号)」「小説ビーボーイ 秋の熱愛特集(2020年秋号)」「小説ビーボーイ 春が来た! さあ、恋をしよう特集(2021年春号)」に収録されております。
感情タグBEST3
王都ではなくアシの故郷である最果てで出会うパラレル世界。相変わらずの今世王の激愛ぶりは分かってるのですが、都を移動するとか政治的なことも増えてきますよね。今世王が最後の王っていうのは寂しいです。確か子供はできる世界でしたよね?まだまだ続いて欲しいです。
番外編
番外編では、灰色狼達の生活を違った角度から読めて、面白く読ませて頂きました。
『もし西』では、
こーゆー展開もあるんだぁ〜と、ただただ感心しました。
足弱の、天然からくる、的外れな会話が私的には萌え・萌えきゅん♡でございます。
どちらも好きで…
想像を裏切る“if”設定のしっかりした長いお話。そうか、出会い方が違えばこういう展開なんだな、と妙に納得しました。本編も大好きなんですが、こちらのお話ももっと読みたいと思います。
もし西!
ifものって、本編に比べて軽いお遊び的な読み物になるのが定石ですが、こちらのもし西はこちらが本編であっても納得の確かさ、面白さ!
足弱なら、レシェイヌなら、灰色狼のこの人ならあの人なら、この状況ならば必ずこう考え動くだろうと、実在の人物以上に確かな存在感を感じます。
最後の王族の結婚式裏話も、どれも面白く、それぞれの人物が実際に生きているようです!
祝コミカライズ。
この巻も面白くて面白くて、読み返すのが今から楽しみです。
続刊は、無い、のでしょうか。寂しいです。
作者様、この世界観、どのようにして錬られたのでしょうか。ただただ敬服します。
脇役たちのお話が本編に奥行きを与えてくれますから、再読がより色鮮やかになり本当に二度美味しいです。
ありがとうございます。
絵師様、お話にピッタリです。コミカライズを心から楽しみにしています。Rシーンはもちろんですが、描かれる沢山の奇跡も心待ちにしています。
Posted by ブクログ
とても良かった。緑土なすシリーズのファンとしてはこれしか言えない。でも欲を言うなら、兄上と陛下のその後の日常を読みたいから、次も出してほしいと思います。
Posted by ブクログ
灰色狼たちが可愛らしい。
灰色狼たちの王族への忠誠心の厚さは、それぞれの献身て示されていて、その行動一つ一つが尊いなあと思う。それに、王族への厚い忠誠心とは別に、ちゃんと各々の幸せも満喫しているからこそ、安心して灰色狼たちの熱狂に、自身の感情を合わせられるのだな、なんて思った。
〈狼〉や〈命〉〈朝霧〉といった年配の人達の忠誠の捧げ方は、スムーズな世代交代と現役の世代が伸び伸びと動ける場を作ること。そして、〈青嵐〉や〈焔〉〈黎明〉〈三つ葉〉といった全盛期にある現役世代は、後進を育てること。〈温もり〉や〈水明〉〈星〉〈一進〉たちのこれからの世代は、先達から大いに学ぶこと。
そんな王族への忠誠心が、凄く読んでいて心地よい。
箱推しになるよなー。
番外編じゃなくて、本編を読みたかったというのが本音。そこが残念。