まはら三桃のレビュー一覧
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ネタバレ和菓子が食べたくなるので注意!
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商品ラインナップを変えずに、日々粛々と
家族で切り盛りしてきた老舗和菓子屋「一斗餡」。
このたび、シュガーロードグランプリと呼ばれる
新作お菓子のコンテストに挑戦することになり…
和菓子職人の修行に出たはずの長男の出戻り、
嫁姑問題の勃発、
新作作成にのめりこみ周りが見えなくなる父。
果たして新作はコンテストまでに間に合うのか?
久しぶりに児童書を読むと、
ルビの多さにびっくりしますね。
和菓子が好きなので、手に取った本なのですが、
あまり和菓子はクローズアップされていなくて、
そこが残念でした。
洋菓子店でも置き換え可能となると、
なんで和菓子屋さん -
Posted by ブクログ
伸びゆく力
シリーズ完結編。
本作では草多の父が判明する。
そして、薬草の言葉がわからなくなるのと引き換えに、これまでと違うものの見方ができるようになる。
化学的に作られた薬とは違って、薬草は効き目が緩やか、私自身もずっとそう思い込んできた。
しかし、よくよく考えれば皮膚についただけでただれるもの、人を死に至らしめるものなど数多く存在するのだ。
そんな当たり前のことを忘れて人工のものの方が怖い、などと考えていたなんて!
おいしくて健康にいい山芋だって、ずっと触っていると痒くてたまらない(だから料理の時はビニールを手に巻き付けてすりおろす。そこまでしても好きなのだ)。
酢で洗って痒みがとれる -
Posted by ブクログ
自分を見つめて
久寿理島から東京にやってきた草多の物語、第二巻。
今回は草多の成長もあるが、周囲の人間たちの成長が感じられる物語となっている。
特にライバルである大塔製薬の跡取り、秀有の成長が見られる。
他の特別クラスの人間よりも、やや感覚が鈍い秀有。
その悔しさがコンプレックスになり、プライドになり、目の前の壁を否定する。
それを矢野先生が宥めるのだ。
コンプレックスは誰にでもある。
恥ずかしくはない。
それを認めたくないとプライドを表に出すことの方がずっと恥ずかしい。
それを素直に受け止めることができるのが彼の良さであり、優秀さの現れであろう。
見習いたい。
薬膳料理が登場する。
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Posted by ブクログ
秘薬を求めて
今、病院で処方される薬は多くが人工的なものである。
よもぎをすりつぶしたものや、アロエが出されることはまずない。
それの是非ではなく、昔ながらの薬に興味を惹かれ本書を手に取った。
植物の力とは本当にすばらしい。
毒にも薬にもなるとはこのことで、この青臭い緑色の中に潜む力は驚きを隠せない。
巻頭の薬草辞典はためになる。
本書は久寿理島からやってきた少年の物語だ。
「気休め丸」という秘伝の薬をパワーアップさせるために小さな島をでて東京に武者修行にやってくる。
慣れない土地、へんてこな下宿先、高度な授業!
投げ出したくなる気持ちをぐっとこらえ、主人公草多(そうた)は今日も頑張ってい