まはら三桃のレビュー一覧
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自分を見つめて
久寿理島から東京にやってきた草多の物語、第二巻。
今回は草多の成長もあるが、周囲の人間たちの成長が感じられる物語となっている。
特にライバルである大塔製薬の跡取り、秀有の成長が見られる。
他の特別クラスの人間よりも、やや感覚が鈍い秀有。
その悔しさがコンプレックスになり、プライドになり、目の前の壁を否定する。
それを矢野先生が宥めるのだ。
コンプレックスは誰にでもある。
恥ずかしくはない。
それを認めたくないとプライドを表に出すことの方がずっと恥ずかしい。
それを素直に受け止めることができるのが彼の良さであり、優秀さの現れであろう。
見習いたい。
薬膳料理が登場する。
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秘薬を求めて
今、病院で処方される薬は多くが人工的なものである。
よもぎをすりつぶしたものや、アロエが出されることはまずない。
それの是非ではなく、昔ながらの薬に興味を惹かれ本書を手に取った。
植物の力とは本当にすばらしい。
毒にも薬にもなるとはこのことで、この青臭い緑色の中に潜む力は驚きを隠せない。
巻頭の薬草辞典はためになる。
本書は久寿理島からやってきた少年の物語だ。
「気休め丸」という秘伝の薬をパワーアップさせるために小さな島をでて東京に武者修行にやってくる。
慣れない土地、へんてこな下宿先、高度な授業!
投げ出したくなる気持ちをぐっとこらえ、主人公草多(そうた)は今日も頑張ってい -
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ネタバレシリーズ2巻。
1巻でファンタジーとわかったので、はじめからそのつもりで読めてよかった。
春。 下宿先の友人・熊野嵐が薬学大学に合格し、木葉草太は 嵐の入学金を稼ぐために北海道へ同行する。
また、草太をライバル視する製薬会社の御曹司・大塔秀有は、草太の五感を使って野草・薬草を学ぶやり方を蔑視し、きまぐれに効くのではなく、だれにでも確実に効く’不老長寿の薬’を目指すと言う。
真赤とブランカは過去のわだかまりをすて、話しをして、誤解を解いたのだが、・・・
ブランカのCMでは、大塔製薬の新しい薬を 「きまくれじゃない」という曲にのせてながすという。
草太は 薬草の声が、より聞こえるようになっ -
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ネタバレ木葉草多(きばそうた)は15才。江戸時代から続く生薬を作って売っている木葉家の、400年ぶりに生まれた男子だ。久寿理島(くすり島、別名・魔女島)で薬草の栽培、採取、それらを使った生薬の製法は、代々、女が秘薬として守り続けてきた。草多の母・里辺花(りべか)は42才で、だれの子がわからない草多を生みはしたが、島のみんなで草多を育ててきた。草多は島の子なのだ。
木葉家の男は、女のように薬の製法を教えてもらえない。男は自分で、よりよい薬「気休め丸」を完成させなくてはならない。
そこで、草多は高校から、久寿理島を出て、薬学を学ぶべく私立和漢学園(幼稚園から大学院まである学校)へ行く。
「わからん荘 -
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人口200人に満たない小さな島久寿理島の久寿理島製薬は代々「気休め丸」という万能薬を作っている。気休め丸は、数々の薬草から作られており、医者のいない久寿理島の人々は、この薬のおかげで大きな病気もせずに暮してきた。その久寿理島製薬を営む木葉家の一人息子草多は、薬学を学ぶため、高校から薬学を教え薬学の大学もある東京の和漢学園で学ぶため、一人東京へ向かう。
和漢学園は相当なスパルタ教育で薬学に関する授業がすすむ。生徒が一人という島の中学からきた草多にとっては、大変な毎日であった。
草多が暮すわからん荘という下宿屋に住むユニークな先輩たちと下宿屋の主、優秀な同級生たちと謎めいたXクラスの存在などを通し -
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ネタバレ珍しく検索一発おっけー。
治ったのかしら??
まはらさん作品3作目。
まあまあ、かな。
幼なじみが事故で死亡。
その遺品になった手袋をずっとはめたままでいる主人公の理央が
亡くなった遥に見せたい、と鷹を飼い飛ばす訓練をしていく。
多分、失ったものに大きく傷ついて、
それが鷹を育ててゆくなかで、段々と癒えていってるんだろうけれど、
そのへんは別にいらないような・・・・。
ただ鷹匠に憧れて、鷹に夢中になっていくってゆーだけでも十分な気がした。本当はもっと重いものなんだろうけど、手袋の存在感があまり感じられなかった。康太も、彼自身はいっぱい悩んだりしたんだろうけど、
ちょっと人間できすぎだろって