荒木博行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【書籍の要旨】
論理的思考力の基礎でもある構造化。
その構造化に関する思考法を
山本さんのところに届いたコウゾウというAIロボット
のかけあいで学びつつ、実践も出来る書籍。
特に実践編の広げて、上がって(目的に立ち返って)、
改めて下がって(具体を考え直す)というのは、
大事な思考の流れなので、ぜひ学んでほしい。
【主なトピックと学びになったこと】
・構造化の5P
Purpose:目的
何のために構造化するのか?
ここは
「誰が」「いつ」「誰と」「何を考えるために」
といった軸で定義するのがオススメ。
Piece:断片
具体的には何があるのか?
Perspective:視点
目的と断片をつなぐキーワードは?
Pillar:支柱
どのくらいの単位でまとめるのか?
Presentation:表現
最適なビジュアル形式は?
・断片を先に洗い出す意図
本来は構造化に向けて何を軸に考えるのか?
から入りがちだが、そうすると手が止まってしまう。
視点を見つけるためにも先に
「断片:ネタ、タスク」を洗い出すと良い。
洗い出した後、どんな軸で分類できそうか考える。
・企業戦略とは
競争相手との相対的な力関係の変化を、顧客の望む
方向に自社にとって相対的に有利かつ持続できるように
変化させるべく計画する作業のこと。
・構造化したあとの表現方法
分類図
フロー図
循環図
ベン図
ピラミッド図
マトリクス
ロジックツリー
・ピラミッド図
ピラミッド図は縦の視点だけでなく、
横(広がり)の視点も含まれている。
・構造化とは思考のたたき台である
Quick&Dirty
・良い視点を生み出す3つのステップ
①広げる
Pieceのグルーピング案をたくさん挙げる
②上がる
目的のイメージの解像度を上げる
→目的の具体化
③下がる
目的を踏まえて適切なものを選ぶ
この中でも①が一番難しい。
・グルーピングを考えるときは、
エッジケースを明確にしたうえで行うこと。
※あいまいにしないということ。
・Perspectiveの乗り越え方
・広げて、上がって、下がるを行う。
・この中でも一番の難所である「広げる」は、
ミクロにフォーカス
↓
エッジケースで範囲を縁取り
すると乗り越えられる。 -
Posted by ブクログ
とても興味深い話ばかりでした。特に私は経営に関して明るくないので知らない話ばかりだったし、自分のこれからに役立つことをピックアップしていくと膨大な量になりました。
事例の数が多いのもとても良いと思いました。しかし、逆手に取ると詰めが甘いと感じることも人によってはあるでしょう。特にその事例に詳しい人が見たら、おそらく「そうじゃない」とつっこみたくなる箇所もあるはずです。
素人の私でもその引っかかりはいくつかありました。例えば、一つ取り上げるとwiiUの失敗事例です。失敗要因の一つに2画面によるゲーム体験を強いることでサードパーティの開発費負担が増したとありますが、反例として同じ2画面構成で大成功を収めたニンテンドーDSはなぜ成功したのか。WiiUにはハードの代表作となる目立ったキラーコンテンツがなかったと本書ではさらっと紹介していますが、本書にあるスプラトゥーンと、DSで大ヒットしたニンテンドックスや川島隆太の脳鍛える大人のDSトレーニングの差は同じキラーコンテンツでも何なのか。私は気になってしまい色々他媒体でもこの失敗事例を調べ仮説を立てることで自らを納得させましたが、こういった細部にまで本書で言及されていれば抽象と具象の幅が広がってより良い読書体験になったのではないかと思いました。
でも本書の価値を否定する材料には私にとっては全くなりません。そもそも、こういった引っかかりは常に起きるもので本書を読まなければ喚起されなかった問いです。あらゆる事例に触れて、こんなこともあるんだ、と経営や戦略の学びの輪を広げるための一歩めとしては非常に良い書籍ではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
ある企業がひとつ新商品を出すまでの道のりから、企画、デザイン、商品化、販売戦略、そして成功から挫折、失速、撤退までの過程がきちんとまとめられていて、よくわかる本でとても参考になる。
どんな大企業でも、失敗がある。
しかもその理由が「ユーザーはそこまで求めていなかった」「販売する時期が悪かった」「自社のこだわりが強すぎる」「年末商戦までに商品や部品が足りず供給できなかった」「慢心」など、多くの企業努力の失敗の裏には意外とシンプルな理由があるように思えた。
昔あったなーという商品がこんな理由で生まれて、そして無くなっていったという、哀愁漂うドラマが知れる一冊。しかしそこは大企業、失敗をバネに新たな挑戦をし成功した商品もある。
また読みたい。 -
Posted by ブクログ
寓話や絵本を引用して、グロービス(MBA)で習うクリティカルシンキングと、キャリアへの考え方をわかりやすく指南する良書。一見当たり前のことのようにも聞こえるが、実践するのは難しいことばかり。
タイトルがわらしべ長者を意味していて、誰しも藁からキャリアを作っていく、その過程でスキルをつなげていく…という意味だとは思いつきませんでした。
特に印象に残ったのは、最後の方のセッション、おおきなかぶ、すてきなさんにんぐみ、レンガ積み職人でしょうか。働く目的を忘れたすべての大人たちが読むべき本だと思います。
そして、この石川部長のように、わかりやすく若者たちに説いて自ら考え気付かせる大人になりたい、増やしたい、と切に思いました。 -
Posted by ブクログ
「本とどう向き合うか」という問いに対する荒木マスターの考えがまとめられた本。
いままで短期的に役立つ情報を得るため、HOW TO本を読むことが多かったが、本の問いと答えを読み取り、自分で問いを立てながら解釈していく必要性を学びました。
また「本は読む人が価値を決める事ができ、同じ本を読んでも得られる教訓は異なる」と述べられており、こういった感想を書くことに対する自信を貰いました。
本を読んでも時間が経つと忘れてしまう人、表面的なところだけさらっており学びが身についている気がしない人には、「読書」という行為を見つめ直すことが出来るため、おすすめの本です。