荒木博行のレビュー一覧

  • 藁を手に旅に出よう “伝説の人事部長”による「働き方」の教室

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    ビジネス書をあまり手に取った経験がない若いビジネスパーソンにおすすめ。
    まず、ユーモアが漂い、とにかく読みやすい。寓話の積極的誤読、イラスト、群像劇など、読み進めてもらい為の工夫が素晴らしい。
    そして、内容も、キャリア、マーケティング、戦略的思考、リーダーシップなど、ビジネス一年生の必須教養が幕内弁当のようにコンパクトかつ効率的に詰め込まれています。
    個人的な観点では、成長のためのストックの大切^_^実践していないことを認識した。読書も含めて、フローだけになりがちと反省。
    最後になりますが、著者は優秀な方なのでしょうが、それだけでな、明るい性格で、周囲のメンバーにエネルギーを与えることができる

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    2025年11月21日
  • 自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」

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    最近、なぜ本が読めないのかとか読書に関しての本が出てきているなぁ、と思っていたところにちょっと雰囲気が違う感じの本を見つけたので読んでみた。

    第一印象は知識創造社会の中で読書をすることにはどんな意義があるのかを教えてくれる本だと思った。いくつかのメタファにはちょっと分かりにくさを感じるが。例えばショートケーキのイチゴの話。イチゴをショートケーキの全体像と意味しているように解釈しそうになるが、 ショートケーキと認識する本質的な、あるいは支配的なコンポーネントがイチゴだということを比喩として伝えたいということなのだろう。

    本から学び取って他分野や他領域に活用できるだけの抽象度を高める技法を確

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    2025年11月16日
  • 独学の地図

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    タイトルで独学の地図って書いてあるから、効率的な独学方法だと思っていたら違っていました。
    学生向けではなく、社会人向けの独学についての印象が強かった。
    独学についての新しい視点をたくさんもらった気がします。
    内容はちょっと難しいですが、さらに歳をとった時に読んで確認した方がいいと思った一冊でした。

    なお、本の中に紹介されていた本を知らなさすぎて、ちいかわの安心感デカかった...

    私は独学で勉強してるつもりでしたが、知的好奇心を赴くままにしていないのが、もしかしたら躓いているポイントなのかもしれない。だって誰かの地図をなぞっているって読んでいて、痛く感じたから。
    小さな疑問にも矛盾にも目が行

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    2025年11月14日
  • 努力の地図

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    ”努力”という事を多角的に分析してあって面白く読める。
    特に後半の努力のタイプ分けは、あるあると思えるし、コミックや映画など身近な例が多くとりあげてあるので、共感しやすい。

    ただし楽しく読めるし、色々うなずけるものの、ここから何か”努力”と言うのもについて大きく認識が変わるというようなことは無かった。

    面白い分析なので、自分の努力タイプの長所短所を知ってうまく活かせていけばいいのだろう。

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    2025年11月09日
  • 藁を手に旅に出よう “伝説の人事部長”による「働き方」の教室

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    寓話をベースにして、働き方や考え方を説いていく形式で、非常にわかりやすかった!例えも身に覚えのあるものが多くて、容易に納得できた。
    なにより、寓話を今までにない視点で捉えていて面白かった。
    物語形式なので、主張がスムーズに理解できた。
    働き方というテーマだけど、人生という広い視点で見てもとっても大事な考えだなあと思った。

    大事なのは目的であって手段ではない。
    あと社会人になるまで半年を切ったけれど、この考えを大事にしていきたいな!
    非常に学びの多い1冊でした。

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    2025年10月26日
  • 努力の地図

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    地図というだけあって、努力をわかりやすく分解して解説してくれている。特に9つの努力神話は読み物として楽しい。確かに、知っている話から努力の形や成功のイメージが植え付けられていることに気づいた。
    努力には種類があるし、努力に対する報酬にも種類がある。それを使いこなせるようになれると結果が出やすいということか!

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    2025年10月09日
  • 世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道

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    MBAで紹介されていて購入。「失敗製品」に焦点を当てているのは興味もあり、実際に中身も面白かった。けっこう知らない事例もあったが、誰もが知っている大企業でも、ユーザ視点や商品の中核的価値を置き去り/忘れてしまい、自社のビジョンに突き進んでいき、大失敗に陥る。特に新規事業では、マイワールドに陥らないために、常に第三者の目線を持つ、第三者に実際に聞いてもらうことが必須。学びもあり、著者のイラストセンスも光っていて、いい本だった。

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    2025年09月23日
  • 藁を手に旅に出よう “伝説の人事部長”による「働き方」の教室

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    ネタバレ

    主人公は新入社員として入ったサカモトが、その同期の同僚と一緒に受ける、

    新入社員研修の一環で、計6回、毎週白石人事部長が講師のセッション。

    そして、後半は、3年目を前に、また白石部長のセッションを、少し成長した同僚と受ける。

    そうやって得た学びの内容は超盛りだくさんで、

    親切な対話形式とイラストでも説明が補足されていて(かも著者ご本人が描かれているとあとで知る)、とても楽しみながら読みました。

    こんな素晴らしい人事部長、出会える人は限られているので、ありがたい。

    いろいろな寓話を一般的な視点や教訓に捕らわれずに解釈していく中で、

    当事者の視点、というのを叩き込まれた、というか、

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    2025年09月23日
  • 世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道

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    過去の様々な失敗製品について,「どういうもので」「どのように失敗したか」「なぜ失敗したか」「メッセージ」という構成でまとめられた本.
    大体の振り返り本は「こうして上手くいった」が書かれているが,得てして同じようにしても成功するわけではない.個人的にも何が良くなかったのかを振り返る人があまりいないように感じており,本自体に共感.

    客観的な数値で,目標に対してどうダメだったかも記載されているので納得感がある.
    名だたる大企業も失敗し,ちゃんと失敗から学んでいるという「学び」がある.逆に学べていないところが淘汰されているということも...
    学びパートはそこまで断じた書き方をされていないので,人に

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    2025年09月20日
  • 努力の地図

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    2章まででもかなり有意義な内容だと感じた。

    ・努力の階層(構造化)
    ・報酬の類型化

    これらを知るだけでも自分の努力を振り返る貴重な材料となるはず。

    今の自分の頑張りは即座の目標へと続いているのかを考える良いきっかけになったと思う。

    努力と結果を結びつける過程の捉え方として『努力神話』という捉え方があるが、これは自分が努力を続けるために言い聞かせる合言葉に近いと思った。

    いろんな努力神話を言語化し、認識しておくことで自己肯定感を維持することができるように思う。

    自分の目標と努力の階層を見直し、何のためにどんな努力が必要なのか、そしてそれを続けるためにどんな思考を持ち続けるのか改めて考

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    2025年08月18日
  • 自分の頭で考える読書 変化の時代に、道が拓かれる「本の読み方」

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    著者が提唱する「具体と抽象の往復思考」という概念から、私なりに読書の本質について考えてみた。

    仕事では毎日、異なる課題に直面する。その度に一から考え直すわけではない。過去の案件から共通項を抜き出し、使えるものは流用し、固有の部分だけに集中する。営業でも企画でも、結局は過去の経験を因数分解して組み合わせ直している。
    読書も同じはずだ。しかし多くの人は、本を読むことそれ自体に意味があると錯覚している。

    確かに読書をすると、一時的に賢くなった気分になる。専門用語を覚え、もっともらしい議論ができるようになる。まるで自分がバージョンアップしたかのような錯覚に陥る。だが、それは機動戦士ガンダムでランバ

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    2025年08月17日
  • 努力の地図

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    ネタバレ

    ◯学びと考え
    - 努力には、努力の階層と努力に対する神話、報酬の得られ方等の要素がある
    - 階層は「量の努力」「質の努力」「設計の努力」「選択の努力」
    - 設計の努力は逆算思考。選択の努力は、目標そのものを問い直し、理想自体を自分で定義して、必要な努力を決めていくこと
    - 報酬は「即達成型」「ゆっくりサプライズ型」などがある。努力をしている本人は前者を意識しがち
    - 努力の神話は、努力に対して報酬がどのように得られるのかのパターン。努力に比例して報酬が増えるパターンもあれば、ホッケースティックのように一定の努力を超えてから急に伸びるような努力神話

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    2025年08月11日
  • 世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道

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    有名&高評価企業の失敗例がずらり。
    失敗の理由は色々あるけれど、
    根底にあるのは、
    「良いものを作れば売れるはず」
    という慢心。
    研究開発をする上で、他人事とは思えない。。。

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    2025年08月03日
  • 独学の地図

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    学校を卒業した後も、自分が興味を持ったことや、仕事に関連して知っておいた方が良いこと等について、勉強をしてきました。
    資格試験については対策講座を受講したこともありましたが、多くは関連書籍を読むなどして、独学で学んできました。

    近年、おそらく社会人を対象にしていると思われる、独学に関する本を複数、書店で見かけるようになりました。
    自分の学び方には見直しの余地があるのではないか?という不安もあったので、Audibleにラインアップされていたこの本を、聴くことにしました。

    著者は人材育成のベンチャー企業での勤務を経て、教育関連の会社を立ち上げ、経営されている方とのことです。

    独学には3

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    2025年07月31日
  • 構造化思考のレッスン

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    中身ガッツリ読み飛ばして、冒頭と末尾だけ。つまみ読み


    ポッドキャストの荒木さんらしい構造化の本。
    構造化思考と反対は属人化思考
    大切なのはジャンプ力

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    2025年07月14日
  • 独学の地図

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    なぜ学ぶかではなく、どう学ぶかに着目し、荒木さんの考えを体系的に述べた本。
    どう学ぶかは、独学のための「行為」、「能力」、「土台」の3つの観点で語られる。書かれていることは、コンサマトリー(山口周)やエフェクチュエーション(中村龍太)に近いが、荒木さんのゴリゴリのラガーマン、ビジネスマン時代のエピソードが説得力を底上げする。エピソードと体系的な整理が本著の魅力だと思います。

    1.独学のための行為
    疑問、他者、差分がキーワード。
    疑問
    小学校の夏休みの自由研究が嫌い。問いに答えることを中心に学ぶので、問いを立てることに慣れていないため、自由度の高い研究が苦手。
    自分の内からでた問いに答えようす

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    2025年07月02日
  • 世界「失敗」製品図鑑 「攻めた失敗」20例でわかる成功への近道

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    ・「自社視点で描く未来」というのは、スティーブ・ジョブズの例を引用するまでもなく、時として大いなるイノベーションを生み出します。しかしその地点にユーザーを導くためには、やはり「ユーザーの眼の前に立ちふさがる課題からの開放」がセットで準備されるべきなのです
    ・ファーストリテイリングのスキップ:買い物する側からすれば、なるべく多くの店を回らずに済ませたい。でも欠品があると別の店に寄らざるを得なくなります。事業のプレッシャーを強く感じれば感じるほど、私達は自然と「プロダクトのレンズ」から世界を見がちになります
    ・「顧客起点」で考えるということは、一旦自分のビジネスを忘れて、素直に行動を見つめてみるこ

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    2025年06月15日
  • 構造化思考のレッスン

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    ビジネス書なのですが、タカシとコウゾウのやり取りを通じて物語調になっており、理解しやすい内容です。

    構造化思考は、クリティカルシンキングを実践するためのツールであり、思考を「動画」ではなく「静止画」として捉えていく。
    5Pに沿って構造化していき、視覚的にわかりやすくしていくのですが、本を読んだだけではなくて実際にワークショップをしたり、実践していかないとスキルとして定着するのは難しい印象です。最後にタカシがコウゾウのスイッチを切るところが切ないです(感情移入してますね)。イラストもかわいいです。

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    2025年03月09日
  • 独学の地図

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    より良く生きるために、どのように学び、どのように整理するか、を学ぶことができた。
    次の3つのポイントが良い学びとするために大事なことだと感じた。

    1.心構え。日常のあらゆる瞬間を学びと捉えて、自分の心から生じる純粋な疑問を見逃さない。

    2.具体化。学びとは、その経験の前後における差分であり、それを聞こえの良い一般論に逃げず、自分由来の具体論で言語化する。それが"良い"差分となる。

    3.構造化。自分がいま学びたいことを原点に置いて、縦軸と横軸を設定し、対極を置いて4象限のマップ(=ラーニングパレット)として整理する。
    例えば、「自分↔会社」、「現在↔将来」、「エンジニア

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    2025年01月05日
  • 裸眼思考

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    ランニングが習慣なので、スポーツに向き合うにも裸眼思考が使えると感じた。

    体の感覚に向き合い、調子を確かめる。(知覚)
    原因に対して問いを立てて、解決法を考える・調べる。(保留)
    記録をつけておき、振り返れるようにする。(記憶)

    SNSで目にした情報が自分の課題解決に使えると思い当たることがよくある。
    他の課題に当たったときも、裸眼思考のアプローチを取り入れていきたい。

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    2024年12月03日