田島列島のレビュー一覧
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ネタバレ映画版でも好きだった楓ちゃんの告白シーン。
他人のために動いているようで、結局は自分のための行動になっているのを見るのはつらいんだけど、自戒になる。
相変わらず小ネタは面白い。
「王蟲の子供でもいるのか?」/「中華は人数!」/「ハズキルーペの上に座ったときの声出てたよ」/「忘れたいことも全然忘れてない」/「TOP OF BARIZOGON」/「私は直達くんみたいに清濁併せ呑めなかったもん」/「この人がいちばん怒っているのは自分自身になのかもしれない」/「目の前の女に優しくすんのはねェ あのおっさんのサガよォ」/「なんであのおっさんの罪悪感を軽くするために わざわざ会いに行かなきゃなんねェのヨ -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画は好きな部分はありつつも全体的には「not for me」な感じだったんだけど、「ラストが違う」という情報が気になっていたため、終わらせるために原作漫画を読むことにした。
シェアハウスの雰囲気やクスッとする小ネタは、映画と同じく好き。
ポトラッチ丼/「おじちゃんの夢は夜ひらく」/椎屯動物病院/寝ているうちに布団の中にイワシの頭/「いい子」/「ガバス」という単位/「ぐう」(ぐうの音?)/ヘリウムマウス=口が軽い/「俺がいなければ、この人の肩が濡れることはなかったのに」/「ムーちゃんもいるよ!」/「お客さん 直達くんのお父さん」恐っ/メトロポリタンミュージアム/「そう、私が皆様をこの館に招い -
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ちょっと不思議な作品ですね
これも冒頭50ページくらいしか読めていませんのであまり判断は出来ませんが、メインのお2人、どうなっていくのでしょうね?
門司君がちょっとトボけた男の子ですね。
冒頭に出てきた妙な魔法少女?も気になりますね。 -
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ごあいさつ、は読めました
田島列島さんの名前は手塚治虫文化賞新生賞に出ていたので、試し読みしてみました。
ここで読めたのは冒頭の「ごあいさつ」くらいでしたね。淡々とした描写で、どうやら同居している姉が不倫でややこしいことになっている、といっただけの話ですね。
スズムシのエピソードが何か印象には残りましたね。 -
Posted by ブクログ
■好きなセリフ
水は海に向かって流れる
ポトラッチ丼
もやもやを自分の中に納める
おじさんは結局自分がかわいいんだ
ちがう...
おじちゃんは直の幸せを思って...
自分が怒られたくないだけだよ
善良な市民面して
何事もなかったのようにマイホームパパやって
人間ておそろしいじゃ
■プラスmore
状況説明がくどい
伝わっているのかの不安さがある、もしくは編集部から言われたか
■考えたこと
女の型におさめない
女にも色々なバリエーションがあって、そこに共感する。
かわいくって、ピュアでたじろいで、ふわふわのベッドで好きな人のこと考えて眠る女ばかり登場させられても共感できない。
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
W不倫で家を出て以来帰らない榊さんの母親に会うため、直達は榊さんを連れて海辺の街を訪れた。彼女が新しい家族と幸せそうに暮らす姿を見て、対面を諦めそうになった二人だったが、直達が衝動的に踵を返し、榊さんと榊さんの母親は10年ぶりの再会を果たす。直達と榊さんは、いま、10年前のその先へと時間を進めるための短くて長い旅の途中にいる。長い間抑え込んでいた感情と向き合う二人が流れ着く先は──。
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これは間を空けて読んだらよくわからかいタイプの話だ。たぶん、一気読みしたらもっとのめり込めるのだと思います。
親同士が不倫関係にあった者同士が偶然出会 -
Posted by ブクログ
短編小説のような読後感。
全三巻という短い物語ではあるにしろ、三巻の中でなにが起きたか。と言われると殆ど何も起きてない。
でも中身が無いかと言われるとそんな事もなく、読み終わった時には感情が動かされていることに気付く。そんな作品。
私の好きな鷺沢萌さんの「愛してる」という作品に似た読後感で、繊細で爽やかな気持ちになった。
あらすじをざっくり説明するなら、思春期特有の迷いやコンプレックス、葛藤なんかで立ち止まり、すっかり淀んでしまったOLと高校生男子が、心を通わせる事で少しずつお互いに変わっていく。そんなお話。
浅野いにお作品のような雰囲気系かと思いきや、所々ギャグ(?)的な要素もあってサク