【感想・ネタバレ】田島列島短編集 ごあいさつのレビュー

あらすじ

「どうすればお金のもらえる漫画が描けるのかそればかり考えていました。
それでも今見れば好き放題に描いて幸運にもお金をもらえた漫画たちです」
(田島列島)

連載デビュー作『子供はわかってあげない』で各マンガ賞に上位ランクインし、
現在は別冊少年マガジンで話題作『水は海に向かって流れる』を連載中の
田島列島、初の短編集。

表題の「ごあいさつ」は、姉の交際相手の奥さんが
突然部屋を訪ねてくるという”大事件”を瑞々しい感性と言葉で切り取り、
かわぐちかいじ氏、さだやす圭氏に絶賛された2008年の新人賞受賞作。

その後10年の月日をかけて発表され続けた珠玉の短編全7編に加え、
「モーニング」誌上に時々掲載されていた1P漫画やイラストも収録。
ファン必読、オールアバウト田島列島とも言える一冊です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

なんだよー
面白いじゃないかよー
世間の評価に対して斜に構えたけど、面白かったよー

他の作品も買ったる!

2
2020年03月29日

Posted by ブクログ

いやぁ、やっぱり、短編はいい。終わらせるタメに描いて居るから。言いたい事が、描きたいシーンに必ずたどり着くから、面白いよねぇ。

特に好きな作家の短編集はたまらん面白さよね。

しかし、不倫ネタ好きなんかな?湾岸戦争なんかな?

1
2019年12月15日

Posted by ブクログ

水は海に向かって流れるから田島列島先生を知り、こちらを購入しました。
緩やかな絵とどこか少し懐かしい感じ、それでいて話の内容はイマっぽい感じで少しシリアス。田島列島先生の描く漫画が好きです。

0
2020年11月02日

Posted by ブクログ

2008年から17年にかけての7作品を収録した初短編集。『水は海に向かって流れる』で魅了され、『子供はわかってあげない』を経て、ここまで来てしまった。同様の人は少なくないはず。

表題作「ごあいさつ」と「おっぱいありがとう」が特に印象的。あと「官僚アバンチュール」も。ほかSFチックなものや初恋的なものなど、多様である。

と同時に、贈与や手助けを通じた感情のやり取りや、セリフやト書きに頼りすぎない繊細な心理描写など、のちの作品に通底するものも各話で垣間見られる。なかでも後者は、『水は』でさらに徹底されていった。きっと、読者を信頼されているのだろう。

1
2021年01月06日

Posted by ブクログ

『水は海に向かって流れる』田島列島さんの短編集。日常的なものからちょっとSFがかった非日常まで、いい感じに力の抜けた雰囲気の作品詰め合わせです。『水は海に向かって流れる』でも感じたけれど、「起こった大事」の当事者よりも、その影響を受けた周囲の人々を描くという作劇が味わい深いですね。人は影響し合って生きてるのだなと思います。

1
2020年10月10日

Posted by ブクログ

あーすきだなー
ほんとにすき
ふっと笑っちゃうし、気持ちをゆるめてくれる

とりあえず、水は海に向かって流れるは超絶楽しんでるので引き続きたのしみだ

1
2020年04月10日

Posted by ブクログ


『水は海に向かって流れる』の田島列島に興味があり、先に短編集を購読。
線の細い絵と煮え切らない情感の描写が新鮮に感じました。普通の作家ならカットするようなシーンを丁寧に切り取っている印象。
個人的に、あとがきに描いてあった仕事机が色々衝撃でした。あれ普通なんですか?

1
2020年01月01日

Posted by ブクログ

飄々としたような漫画なのに、あたたかでキャラクターの気持ちが行間から伝わるような、そんな不思議な作品。
表現はこんなにもマンガチックなのに、どうしてか人物たちの気持ちはもの質感を伴って伝わってくる。
ゆるい漫画のように読めるのに、その実重たいテーマの短編ばかり。感じたことのない読み心地の漫画である。

0
2022年07月01日

Posted by ブクログ

田島先生が紡ぐ優しくて心温まる言葉・作品観が好き。一つ一つの話に人間の温もりを感じられ、先生の人柄も良いんだろうなあと思うなあ。ファンなら必読。

0
2022年01月23日

Posted by ブクログ

この、「学生時代にマンガが上手い同級生が描きためたノートを読ましてもらってる」感がよかったです。馬鹿にしてるとかじゃなくて褒めてる…。現実にこんなレベル高い漫画を見せてくれる同級生はいなかったけど。自分が好き勝手にノートに描いてた完結しない落書きなんかも思い出した。失礼

1
2020年03月19日

無料版購入済み

ごあいさつ、は読めました

田島列島さんの名前は手塚治虫文化賞新生賞に出ていたので、試し読みしてみました。
ここで読めたのは冒頭の「ごあいさつ」くらいでしたね。淡々とした描写で、どうやら同居している姉が不倫でややこしいことになっている、といっただけの話ですね。
スズムシのエピソードが何か印象には残りましたね。

0
2023年01月12日

Posted by ブクログ

7短編。
・ごあいさつ ★
・官僚アバンチュール
・おっぱいありがとう ★★71ページの1ページ2コマ!
・お金のある風景
・ジョニ男の青春
・花いちもんめ~おらが村にUFOが落ちた~
・Not found
・おまけ 蔵出し田島列島

0
2022年03月14日

Posted by ブクログ

10年以上前でも、作風は全く変わっていないと思いました。人間の描写がこと細かく、シリアスな問題も、ユーモアを持たせて、何とも言えない味のある感じになるのが、いいですね。言葉遊びも相変わらず、面白いです。個人的に好きなのは「Not found」で、田島先生の恋愛ものは、本当に切なくて好きです。

0
2024年02月03日

「青年マンガ」ランキング