あらすじ
“竹やぶに生えてた子供を神様にするか
人間にするか決めるのは最初に見つけた人間なんだよ”
8歳の夏、まりが竹やぶで出会った
不思議な少女みちか。
他の人とは違うルールで
生きるように見えるみちかは、
まりの同級生でいじめっ子の石崎から
とても大事なものを奪ってしまう。
責任を感じるまりはみちかに誘われ
言葉で理解できる世界の外側へ
足を踏み入れる──。
『子供はわかってあげない』『水は海に向かって流れる』の田島列島が贈る、
ちょっぴりグロくてうっかり神話なガールミーツガールの開幕です。
感情タグBEST3
絵本を読んでいるような気持ち
すごい世界観!読んでいて先が読めないお話です。あっち行ってこっち行って、
みたいに振り回されて、クスッと笑えるお話。
Posted by ブクログ
周りの漫画読みからの評価も高く、早く積読から回収しないと、と、思ってたけど、やっと読んだ。
やぁ、流石のストーリー。少し不安になる、そこはかとない不気味さが、異世界、妖怪物の、本質を鋭く描いてると、思う。カッコイイ。
Posted by ブクログ
田島列島さんのファンです。新作を楽しみにしてました。
やわらかく、しかし不気味に紡がれていく、日常と隣の神話。
他の漫画のようなガチガチに固めたストーリー感がない読後感も健在で、なんというかこの人の作品は生ものっぽいです。
子どものときの感覚、あのときの曖昧に感じていた恐怖などを再体験しているように読めます。展開が読めないのも面白いです。
次巻も楽しみ。
匿名
おもしろい
8歳の女の子であるまりはある日家の近所の竹やぶで誰かが倒れているのを見つけた。
倒れていたのは自分と同じくらいの年の女の子で、たまたま通りがった近所のおばちゃんと一緒に介抱することになった。
意識が戻った女の子はまりを見てニヤッと笑ったのだがその意味がわからないまま、その子は近所のおばちゃんの家に住むことになった。
しかし、みちかと呼ばれている子はおばちゃんによると学校に行かなくていい子だそう。
草むらで一人で過ごしていた時にみちかがやってきたのだが、どうして学校に来ないのかと聞いた彼女に対してみちかは変わってあげるといって立ち去る。
その姿がみちかのものではなくまりの姿をしていたことに彼女はびっくりするが、そんなまりも見た目がみちかになっていて…。
不可思議
蟲師みたいと書いておられるレビュアー様にやや同意。
急にグロテスクなところはあるけれど、ホラーというよりも
オリジナル要素のある民俗・伝承ものという感じ。
みちか本人が説明役になってしまっているのが惜しい気はするが、
先は気になる。
なんともかんとも
エスエフ?つーよりは、蟲師みたいな話。生えて来た子は、宇宙人というより、超常現象的な人間に似た何か。と理解出来る。きっとそっちの田舎では、稀に起こる現象なんでしょう。
不思議な作品……
竹林に女の子がいて、彼女が人間になるか、それとも神様になるかは最初に彼女を見つけた人が決める、という話で……試し読みばかりの方なので、やはりちゃんと本を購入して読まないとダメでしょうね。手を繋ぐとメインの女の子2人が入れ替わったりと、かんsり不思議な作品です。
Posted by ブクログ
ゆるーいホラー
ちゃんとまりの視点や言動が子供っぽい世界観になってゐて、なかなかおもしろい。しかし内容は子供とは似合はぬ、「千と千尋の神隠し」のやうなグロテスクさがある。ファンタジーとしてもよくできてゐるほうだ。
七不思議
ほんわか家族物語かと思いきや、とんだ怪談話だった。怖くて先が読めない…でも神様がどうなったのかは気になる。
神秘的なホラー漫画なのか?
竹藪から生えた子供というファンタジーな設定でも描写から優しい性格と感じましたが。実際にはなかなかひどい事をする少女で、彼女と出会った主人公が優しさや思いやりの感情を教えていく話になるのでしょうか?冒頭の一部を読むだけでは物語の大筋を理解できない作品でした。