田島列島のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んだあとからずっと心に残る、この素晴らしいもやもやを、誰も形してくれない。
だから、感想を書きます。
「子供はわかってあげない」あらすじ
上下巻からなる、ガールミーツボーイ。2年の夏休みのちょっとした冒険譚です。
主人公の津田美波は天真爛漫。ふとしたきっかけで、書道部の門司くんと仲良くなり、とある御札を見つける。
その御札は、生き別れの父の手掛かり。今の幸せな家庭を壊すことに恐れつつも、「まぁ、黙って探せば大丈夫でしょう」と、夏休みの父親探しを決意。
門司くんと、その兄の自称探偵が絡んで、父親探しを始める。
だが、どうやら父親はとある宗教法人の教祖で、教団のお金を持ち逃げしているという。 -
Posted by ブクログ
この作品は、人との距離感や心の傷をとても繊細に描いた物語だと感じました。大きな事件が起こるわけではないのに、登場人物それぞれの過去や想いが少しずつ明らかになっていく過程がリアルで、静かに心に沁みてきます。
特に印象的だったのは、人は簡単には割り切れない感情を抱えたまま生きているという点です。好きと嫌い、許したい気持ちと許せない気持ちが混ざり合っていて、その曖昧さがすごく人間らしいと思いました。
タイトルの「水は海に向かって流れる」は、どんなに遠回りしても、気持ちは自然と向かう場所へ流れていく、という意味にも感じられて切なかったです。
読み終えたあと、派手な余韻ではないけれど、じわじわと心に残っ -
匿名
ネタバレ 無料版購入済みおもしろい
8歳の女の子であるまりはある日家の近所の竹やぶで誰かが倒れているのを見つけた。
倒れていたのは自分と同じくらいの年の女の子で、たまたま通りがった近所のおばちゃんと一緒に介抱することになった。
意識が戻った女の子はまりを見てニヤッと笑ったのだがその意味がわからないまま、その子は近所のおばちゃんの家に住むことになった。
しかし、みちかと呼ばれている子はおばちゃんによると学校に行かなくていい子だそう。
草むらで一人で過ごしていた時にみちかがやってきたのだが、どうして学校に来ないのかと聞いた彼女に対してみちかは変わってあげるといって立ち去る。
その姿がみちかのものではなくまりの姿をしていたことに彼女は -
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神を欲するもの?
ヨモツヘグイにあたる行いなどあって一度みちかから切り離され成長したまり。
何らかの親近感はあるのだろうが、次に何をするのか予測がつかない感のある
みちかにいつまでもある種の緊張感があるので独特の読後感がある。
竹藪から生えた子に神となって欲しい者達がいるようだが・・・。