田島列島のレビュー一覧

  • 水は海に向かって流れる(2)

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    ネタバレ

    榊の荷物を半分持ちたいと思う主人公
    恋愛をしないと決めている榊を模倣し、自分も恋愛をしないと決める
    それを知り苦しむ主人公に恋心を抱く泉谷
    主人公の父が責任を感じ、榊の母を探偵に探させ発見する
    主人公と榊で彼女を怒りに行こうとするが、平和そうに暮らすのをみて躊躇する

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    2021年08月13日
  • 水は海に向かって流れる(1)

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    ネタバレ

    一時的に下宿した叔父の家がシェアハウスで、
    住民の一人は母が主人公の父親とダブル不倫して
    母親失踪して心に傷を負っている。
    それでも子供は関係ないと、主人公に普通に接してくれている優しい彼女。
    色々事情を知って悩む主人公。
    ある日何も知らずに父がシェアハウス先に訪れ、彼女と鉢合わせ、お盆を投げて怪我をさせる。
    叔父と彼女の関係がギスギスしてしまい、見かねた周りの住人が色々情報をオープンにしたことにより自体が動き出す。


    もう知らないフリはしたくない。

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    2021年08月04日
  • 子供はわかってあげない(下)

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    ネタバレ

    良かった!
    独特な雰囲気で、何でもない話なのだけど良かったと思える

    失踪した父のお家へ泊まる下巻
    誰にもできないことをするんじゃなくて、誰かから受け取ったバトンを渡すだけでいい
    というのが琴線に触れた
    門司くんとの仲も甘酸っぱ〜

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    2021年07月26日
  • 子供はわかってあげない(上)

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    偶然の出会いから始まる物語。自分のこれまでの人生を振り返ってみれば、どんな出会いも偶然の重なりでしかないんだなって思える。
    場面毎に懐かしさを感じながら読み進めることができた。大小問わず人には冒険が必要なんだなと思わせてももらえた。下巻がどんな展開になって行くのか楽しみ。

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    2021年07月21日
  • 水は海に向かって流れる(1)

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    世の中には人間関係において、たくさんの知っていること、知らないことで溢れている。
    伝えるべきこと、伝えないでおくべきこと。相手を思いやる為、自分を守る為。
    人間関係を複雑にしているのは相手を慮る気持ちなのかもしれない。でも、その気持ちがなければ誰も救われない。
    クスッと笑って考えながら読めるので楽しい。

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    2021年07月10日
  • 子供はわかってあげない(下)

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    田島列島さんの二冊完結の作品。数冊で伝えたいことがまとまっているコミックが好きです。
    膨大じゃない分、話題がまとまっている。ぶれない。
    そして、人に勧めやすい。ベルセルクはおもしろいけど、あの量は辟易されそうです。

    実の父親のことが気になる水泳女子と、複雑な家族関係をもつ書道男子。
    ボーイミーツガールが大好物な方にはぜひよんでほしい。

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    2021年05月02日
  • 子供はわかってあげない(下)

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    水は海に向かって流れるを先に読んでたのでエグみを警戒してたけど、ほとんどエグみなく読めたので良かったです。(全くないとは言ってない)

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    2021年05月01日
  • 水は海に向かって流れる(1)

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    やわらかな空気感と細かい言い回しがとても楽しくて面白い。言葉にならないモヤモヤを描くのほんとに上手い。オチは好みが分かれるかなぁ。もじたんていが出張出演

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    2021年04月14日
  • 水は海に向かって流れる(2)

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    水に流せない過去の出来事のわだかまりをどうしたら良いのか、自分の感情ときちんと向き合おうと、淡々としながらも悩み、格闘している姿に、とても共感が持てる。

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    2021年03月24日
  • 水は海に向かって流れる(1)

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    時間は淡々と流れつつも、そこにはさまざまな感情が混じり合う。その感情に向き合うことはつらくもあり。
    脇を固めるオジさんたちがいい味。

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    2021年03月24日
  • 水は海に向かって流れる(3)

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    昨年の今頃2巻までの感想を書いた。令和の「めぞん一刻」だとこうなるのか、非日常の日常系マンガだ、等々の感想を述べて「おじさんはよくわからん」と結んだ。

    思いもかけず、物語はたった3巻で終焉し、おじさんにも共感が生まれた。高校生男子目線からのお話。10歳上の女性に恋をして、気持ちを慮(おもんばか)り、遠慮しまくる構造は、もちろん男には永遠の憧れの構造だからよくわかる。女性の気持ちは、台詞から(高校生には難しいけど大人には)誰でも想像できるようにはなっているけれども、決定的な気持ちは最後の頁まで持ち越される。うん、なるほど、これはやはり「めぞん一刻」だ。

    線はシンプルで、顔の表情は記号的に省略

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    2021年01月16日
  • 田島列島短編集 ごあいさつ

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    2008年から17年にかけての7作品を収録した初短編集。『水は海に向かって流れる』で魅了され、『子供はわかってあげない』を経て、ここまで来てしまった。同様の人は少なくないはず。

    表題作「ごあいさつ」と「おっぱいありがとう」が特に印象的。あと「官僚アバンチュール」も。ほかSFチックなものや初恋的なものなど、多様である。

    と同時に、贈与や手助けを通じた感情のやり取りや、セリフやト書きに頼りすぎない繊細な心理描写など、のちの作品に通底するものも各話で垣間見られる。なかでも後者は、『水は』でさらに徹底されていった。きっと、読者を信頼されているのだろう。

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    2021年01月06日
  • 水は海に向かって流れる(3)

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    デタラメで適当で愛くるしい人たちが集まって暮らしているその雰囲気が良かった。
    でも私は、その人たちの生活に入り込みたいけど完全には入りきれないような楓ちゃんの気持ちに共感してしまって少し苦しかった。
    私だってわかりたいのに、わかり合いたいのに、2人の関係性には入る隙もないようなそんな空気が流れていて、ああこれ以上は踏み込めないと後ずさりしてしまう感覚になった。

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    2021年01月02日
  • 子供はわかってあげない(下)

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    ボーイ・ミーツ・ガールから発展した探偵案件が、怒涛の…でもどこか穏やかなムードで展開。どこへ行ってしまうのかと思ったけれど、ふたりの世界にちゃんと戻ってきた。よかった(笑)。あの雰囲気なのに、告白シーンは不覚にも泣かされそうになりました。みんながそれぞれに周りの人を大切に思っている、そんな優しい世界でした。

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    2020年10月14日
  • 子供はわかってあげない(上)

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    水泳部女子と、学校の屋上で絵を描く書道部男子のボーイ・ミーツ・ガール…かと思いきや、お互いのことがわかるにつれ意外な展開に。さすが田島列島さん、一筋縄ではいかない

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    2020年10月13日
  • 田島列島短編集 ごあいさつ

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    『水は海に向かって流れる』田島列島さんの短編集。日常的なものからちょっとSFがかった非日常まで、いい感じに力の抜けた雰囲気の作品詰め合わせです。『水は海に向かって流れる』でも感じたけれど、「起こった大事」の当事者よりも、その影響を受けた周囲の人々を描くという作劇が味わい深いですね。人は影響し合って生きてるのだなと思います。

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    2020年10月10日
  • 水は海に向かって流れる(3)

    購入済み

    うーーん。

    まあ、1巻2巻に続き綺麗に終わったかなー?
    物足りなさはあるけど

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    2020年10月09日
  • 水は海に向かって流れる(3)

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    完結。不倫問題が始まりでありながら、生き方についても恋愛についても何と真っ直ぐな心のお話であったことだろう。ゆらゆらとモヤモヤとたゆたうような展開でありつつ、スタート地点で流れは示されていたのだなぁと感じました。個人的に贔屓だった楓ちゃんがもういい子すぎて…(笑)。みんなに「最高の人生」が訪れますように。気になりつつも未読だった『子供はわかってあげない』も読んでみたい。

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    2020年10月08日
  • 水は海に向かって流れる(2)

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    直達と、榊と、楓…物語は3人を中心に転がりはじめた。抱えた想い、自分でもわからない「心の持っていき様」、人への想いと自分の心。動きたいけど動けなくて、動きたくないけど動かされて、みんなモヤモヤしながらも進み続ける。もうどいつもこいつもめんどくさい!だがそれがいい(笑)。ことは大きさと重さを増してきたけれど、あちこちに挟まるボケの空気感がいい。次巻完結。どうなるのかな!?

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    2020年10月07日
  • 水は海に向かって流れる(1)

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    高校進学を機に、おじさんの住むシェアハウスにやってきた直達は、父親についての「ある秘密」を偶然知ることに…。穏やかな絵柄で、お話もゆるやかに流れていくけれど、水面下ではみんなモヤモヤした「想い」を抱えている。自分に惑い他人を思いやり、揺れながらも紡がれていく生活が、危うくも優しい空気を醸し出していきます。キャラクターたちも魅力的で、ちょっとしんどいけど、心地よい雰囲気の作品です。

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    2020年10月07日