田島列島のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いやあ、今回の田島先生の作品は、グサッときますねぇ、心に。敢えて、踏み込まなくても、いいのではと思うところに、突っ込んでいらっしゃる。
しかし、長い人生では、そういうことも必要になる。きっちり、向き合って、自分のやりたいように行動することの難しさったら、ない。榊さんも、直達くんも、生きてるよ。
ストーリーの良さは、これまでの作品を知る方なら、言うまでもない、昔ながらの良質な連続ドラマを読んでいるようで、台詞や言葉遊びも素晴らしく、登場キャラクターは、ニゲミチ先生、泉谷兄妹、教授、ミスタームーンライト等々、皆さん、いいキャラしてます。
読んでて、笑ったり、悲しかったり、緊張したり、怒ったりと -
Posted by ブクログ
もう、読んですぐに登場した「魔法左官少女バッファローKOTEKO」のセンスが素敵で、この漫画絶対好きになるなあと思いました。門司くんと朔田さん、高二二人の夏休みの物語が、他のキャラクターのエピソード含めて、絶妙に面白いです(何気に人生訓めいた事がさりげなく入っている所が、またすごい)。特に、門司くんのお兄ちゃんはいい味出してて、好きですね。また、絵や台詞などに遊び心あふれる小ネタがあるのも好きで、世界観を暖かいものにしています。水道水で手を洗う音がジョビジョバだったり、タルンドル朔田、保健室に行かせてください(田中眞紀子調)、江虫浜(MCハマー)など、挙げると切りがありません。また、門司くんと
-
Posted by ブクログ
淡々と展開するかと思いきや、意外にもストレートな青春マンガであった。独特の雰囲気を持った魅力的な作品だ。
すごいと思ったのは、馬のジョニーの使い方。こういう「得体の知れないもの(ま、ずばり言えば「性」ですが)」の目覚めって、少し前までのマンガでは男の子の専売特許であった。何かに突き動かされるような感覚は、当然女の子にもあるわけで、それが隠微さとはまったく無縁に描かれていることに感動してしまう。
また、上巻でも思ったけれど、なかなかこういう風に本当に子どもらしい様子を描ける人はいない。普通もっと「かわいく」描くんだよね。ジンコちゃんのクネクネ照れてるとことか、ハル君のセリフとか感心する。
-
Posted by ブクログ
会話が面白いというコミックってあまり思いつかない。絵は登場人物の区別くらいしかつかないが会話とギャグで面白く読める。
日常ギャグ系は、ギャグはさみながら生きてるオレって粋みたいなムードがベースにあって、鼻につくところがあるのだけど、これは自然なところが素晴らしい。ギャグのセンスは個人的なもので良い悪いではないのかもしれないが、とりあえずワタシには合う世界だ。ちょっとこういう軽い感じで日常をすごすのもいいかなと思うような生活感まで変えちゃうようなコミックだ。
それにしても絵がヘタ。作家やったほうがいいように思う。
・「サクまたタルンドル朔田って言われちゃうよ」「望むところだ。」「望むんかい!!