田島列島のレビュー一覧
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購入済み
ストーリー内容と絵の雰囲気
ストーリー内容と絵の雰囲気がよくマッチした佳作である。やや重ための家族関係を扱うストーリー展開であるにも関わらず、少しとぼけた感じの絵柄の雰囲気と拾い猫の無邪気な行動が重たさを和らげ、よくできたホームドラマのような感じを作り出している。
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無料版購入済み
とても評価が高かったので読んでみたけれど、最初の数ページが全然頭に入ってこなくて離脱したこと2回。それでもタイトルがトリュフォーのオマージュっぽくてなんか気になるし、やっぱり評価は高いしで3度目の挑戦。そしたら最高に良かった。2話目からぐっと面白くなって、3話目でもうこの作品の虜です。同じような方がいたら是非3話までは読んでみてほしいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ高1の直達と26歳OLの榊さん。互いの両親の秘密を知ってしまった榊さんは、それでも直達に普通に接しようとする。それが大人の振舞いだから。だが、実は直達もこの秘密を既に知っていて、1巻のラストではある決意を榊さんに示す。そしてこのことが、物語の展開を方向付けていく。
直達が決意に至ったのは、同居する教授の(かなり強引な)アシストが大きい。けれど、これを直達が受け止めきれたのは、大人として必死に振る舞う榊さんの痛みを彼が感じとれていたからだろう。「暴れたいのは榊さんの方だろうな……そんなことがあって それでも 俺に『お帰り』って言ってくれたんだな」と。
それにしても、第1話冒頭の榊さんの無表情 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3巻まで読んだけれど、消化しきれないので読み返す。再読の度に新たな発見のある本に出会えることは、うれしい。
たとえば、泉谷さんの「今グレてるのは 誰に甘えてるの?」という直達への問いかけ。答えはやっぱり榊さんだろう。1巻では「俺よりひどい目に遭った榊さんがマトモに生きてる以上 俺がグレるワケにいかない」と言ってたのに、今度は「榊さんがマトモに生きてない以上 俺がまともに生きなきゃなんない理由はないよ」とか呟いてるのだから。
榊さんが「マトモに生きてない」ことに気づき始めた2巻の直達は、榊さんの荷物を「半分持つ」ために、不器用ながらも榊さんにわがままを言い出すようになる。つまり、今までいい子 -
購入済み
うで玉子
「うで玉子」は隠されたメッセージだろうかと思い調べてみると、正しい日本語でした。
うだる暑さっていうもんね。
引き続きいいテンポで小ネタが挟まれていて飽きません。