田島列島のレビュー一覧
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購入済み
うで玉子
「うで玉子」は隠されたメッセージだろうかと思い調べてみると、正しい日本語でした。
うだる暑さっていうもんね。
引き続きいいテンポで小ネタが挟まれていて飽きません。 -
Posted by ブクログ
ネタバレしようのない作品。
両親が過去に不倫した事実を持つ少年とOLが、あらゆる葛藤を背負ったり背負い投げたりまた拾ってみたりという物語。
田島列島氏の作品は常に淡々と。小さな事件、しかも結構意外とリアルにあるのかもしれない事件を、本当に淡々とサクサク綴られるんだが、キャラクターが読者に負担を与えないテンポと性格なのでとても愉快に読める。淡々としてるというか、淡々とすすむという方がしっくりくるか。
日常モノが好きな人は是非読むといい。
セリフのセンスが抜群に面白い。無駄が多いと言われれば返す言葉がないが、リアルは無駄な会話やセリフの宝庫で、それが私はとても好きだ。この作品も、リアルな日常に近い形で流れていく。
欲を言えば、主人公の2人を取り巻くキャラクターたちの日常も、もう少しだけでいいから垣間見たかった。
3巻を読み終えた後、しばらくは続編が出ると思ってた。要するに完結したと気づいていなかった。
そんな作品でもある。笑 -
購入済み
買ってよかった
テレビで紹介されていて、レビューの評価も上々だったので全3巻まとめ買いしました。
買ってよかったと思います。随所の小ネタに笑えます(世代が変わると印象も変わるかもしれませんが、私はツボにはまりました)。 -
Posted by ブクログ
完結し、良かったとも思うし、物語が終わってしまった寂しさもある。
改めて1巻と3巻を比較して見ると、榊さんの表情が全然違うのが分かる。前者は無表情な感じが多いけど、後者は表情が柔らかくて笑顔も見られたりと、すごく愛くるしくなってることに気付く。本人が自分の生き方と向き合ったのもあると思うけど、そうさせたのは、直達くんの力も大きいよね。直達くんを見てると、これぞ正にティーンエイジャーが、大人へ向かって成長している感じがよく分かる。
でも、暴走しそうな榊さんと落ち着いてる直達くんに見られがちだけど、実は逆で後半なんか、直達くんが暴走気味で、榊さんが落ち着いてるのが、また面白かったりする。こういう描き方があるから、田島先生の作品は好きです。
エンディングは良いとは思ったが、私的にいちばん心動かされたのは、榊さんが直達くんに、ゴッツンコするところ。「ずっとおぼえてて」の台詞は、これまで独りぼっちだと感じていた榊さんの心が救われた本音からの気持ちだと思う。
最後まで、笑いあり涙ありのいい話でした。田島先生の次回作が本当に楽しみです。何年でも待ちますよ。 -
Posted by ブクログ
主人公は高校生の男の子と女の子。
いわゆる、ボーイミーツガールな物語。しかし巷で溢れたそれらとは一線を画す。
ひょんなことから知り合った2人は、お互い少し複雑な家庭環境(性転換した兄がいる、継父とは別に実父がいる)に身を置いている。互いの家にある同じ新興宗教のおふだをきっかけに、女の子は(そのおふだを毎年家に送ってくる)実父を男の子の(性転換したポンコツ?探偵)兄に探してもらうことを決意。そして夏休みを使って実父に会いに行くという、コトバにするとなんとも重たそうでなんじゃそりゃってお話。
なんだけど、テンポの良い会話に軽妙なギャグが散りばめられてて、なおかつ時折ポロっと出てくる真理をつくようなセリフもあってか、ノンカロリーのコーラを飲んでるような軽やかさが特徴的。重いんだけど軽い。サクッと読めちゃう。
家族愛やら恋愛やら友情やらミステリーやらジェンダーやらオカルトやらを、1つの鍋にぶち込んで最終的においしく仕上げるという離れわざをしちゃってるもんだから終始圧倒され、終盤ではあらゆる感情がないまぜになって涙腺崩壊。
こういうことをサラッとできちゃう(してるかのように見せちゃう)作者の感性にひたすら感服。ほんとに凄い作品!田島列島(女性)にしかなしえない世界観!
本のタイトルである「子どもはわかってあげない」を真逆の意味にすると、「大人はわかってあげる」になる。ひと夏を通して少年少女が大人に近づくだけでなく、クセのある登場人物たちもゆるしゆるされていく、優しさ溢れる作品でした。映画化されるようなので、それも気になるところ。
余談。
「帰ったら、うがい手洗い自己批判」
宗教法人に貼られている標語らしきもので、物語に全く関係ないのだけれど、ここに作者のセンスが凝縮されている気がする個人的に。気がついたら笑ってねっという、押し付けがましさを感じさせない態度が、信頼に値する。 -
Posted by ブクログ
主人公は高校生の男の子と女の子。ひょんなことから知り合った2人は、お互い少し複雑な家庭環境(性転換した兄がいる、継父とは別に実父がいる)に身を置いている。互いの家にある同じ新興宗教のおふだをきっかけに、女の子は(そのおふだを毎年家に送ってくる)実父を男の子の(性転換したポンコツ?探偵)兄に探してもらうことを決意。そして夏休みを使って実父に会いに行くという、コトバにするとなんとも重たそうでなんじゃそりゃってお話。
なんだけど、テンポの良い会話に軽妙なギャグが散りばめられてて、なおかつ時折ポロっと出てくる真理をつくようなセリフもあってか、ノンカロリーのコーラを飲んでるような軽やかさが特徴的。サクッと読める。
家族愛やら恋愛やら友情やらミステリーやらジェンダーやらオカルトやらを、1つの鍋にぶち込んで最終的においしく仕上げるという離れわざをしちゃってるもんだから終始圧倒され、終盤ではあらゆる感情がないまぜになって涙腺崩壊。
こういうことをサラッとできちゃう(してるかのように見せちゃう)作者の感性にひたすら感服。ほんとに凄い作品!田島列島(女性)にしかなしえない世界観!
本のタイトルである「子どもはわかってあげない」を真逆の意味にすると、「大人はわかってあげる」になる。ひと夏を通して少年少女が大人に近づくだけでなく、クセのある登場人物たちもゆるしゆるされていく、優しさ溢れる作品でした。今年の夏に映画化されるようなので、それも気になるところ。
余談。「帰ったら、うがい手洗い自己批判」
宗教法人に貼られている標語らしきもので、物語に全く関係ないのだけれど、ここに作者のセンスが凝縮されている気がする個人的に。