はたこうしろうのレビュー一覧

  • 二平方メートルの世界で

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    心にグッとくる絵本だ。
    幼少の頃から入退院を繰り返している女の子。
    その女の子が小3の時に書いた作文をもとに、はたこうしろうさんが描いたものだ。
    「二平方メートルの世界で」の題名に凝縮されている女の子の気持ち、そしてその家族の気持ちを考えるといたたまれない。
    落書き、消されませんように。
    そして、治療を受けているすべての子どもたちの未来がピカッピカに輝きますように。

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    2021年06月06日
  • わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話

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    令和3年度中学年読書感想文課題図書
    どんな虫にも草にも名前があり、既に調べられた性質がある。教科書には身の回りの生き物の同定や覚える評価がないから、みんな気にしないし知らないけど、もっと調べて覚える癖がつくと、世界はもっと深く美しくなるのに。Googleレンズなんか使えば、素人でも簡単に調べられるようになったから、この絵本の何が特別なのかがわからないような習慣がついて欲しいなぁ。

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    2021年06月05日
  • わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話

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    カメムシは、おれもすごいきらいだった。くさいにおいを出すから。
    でも、この本を見たら、カメムシの色が緑とオレンジできれいだなって思った。こういうカメムシは見たことがない。それから、自分のにおいで自分が死んじゃうことがあるんだなっておどろいた。
    読んだ後は、カメムシってたくさんの種類がいるんだなとか、案外かわいいとかかっこいいところもあるんだなって思った。
    カメムシについて教えてくれるえらい学者さんが来てくれたことにびっくりした。おれたちの学校はそんなことなさそう。全校児童が29人っていう学校だったら、学校全員でいつも遊べる気がする。そういうのがうらやましい。(小4)

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    2021年05月25日
  • わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話

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    小学校には、マイナスをプラスに変える不思議な力がワンサカあふれているということを教えてくれる作品。

    私が住むところは都市部の街なか。だけどマンションのすぐ横にいわゆる鎮守の森があって、5,6階くらいの高さを優に超えるくらいの高い木がまとまって生えている。
    だからなのかよくわからないけれど、春先からカメムシがやたら網戸や壁や植木にへばり付いてくる。灰緑色っぽい地色に黒の模様。体長は2センチもないくらいに小さい。動きは遅いのに、カメムシの姿を見つけた家族はワーキャー大騒ぎ。
    でもウチではそれだけで終わり。ちがう種類のカメムシって見たことある?とか、カメムシの仲間ってどんな特徴なの?とか、そこまで

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    2021年04月26日
  • きかせたがりやの魔女

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    岡田淳さんの、前に読んだ『選ばなかった冒険』が結構怖かったので、今回も怖かったらどうしようと心配しつつ読んだのだけど、全然怖くなかった。そして面白かった!
    小学校に住む魔女たちのお話を色々聞かせてくれる。踊り場の魔女、ひげの魔女、タワシの魔女、しおりの魔法使いなど。どれもなんだか出会えそうな方たち。
    それぞれの学年の目線から、小学校の空気を思い出させてくれる。構成もお見事で爽やかな読後感でした。
    はたこうしろうさんのシンプルなモノクロ絵が、作品にとても合っていて素敵だった。タワシの魔女が一番好きだったな。
    しおりの魔法使いに、一体どんな愛の物語があったのか気になる(笑)

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    2021年01月04日
  • 斉藤洋のほらふき男爵1 ほらふき男爵の冒険

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    文を書いたのは「ルドルフとイッパイアッテナ」の斉藤洋さん。
    絵を書いたのは「なつのいちにち」の、はたこうしろうさん。
    これっていわゆる“黄金タッグ”じゃない?

    「ほらふき男爵の冒険」は、実在したというドイツのおしゃべり好きなミュンヒハウゼン男爵が話す“あること”“ないこと”の数多くのエピソードをまとめた人がいて、それが原作になっている。

    でも「著者:斉藤洋」と書かれているように、けっこう斉藤さんが自由に話を“盛っている”ようだ。
    例えば狩りの話のなかで、銃弾1発だけで16羽の水鳥を同時にしとめた“ほら話”のあとに「それくらいで驚いてはいけない」と書き、むかしの中国では弓を使わない弓の名人が

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    2020年11月29日
  • わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話

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    岩手県の山の中にある小学校。家でも学校でもやっかいもののカメムシがたくさんいます。ある日校長先生が「みんなでカメムシはかせになりましょう」といいました。さあ、カメムシを集めて調べるぞ!子どもたちも家の人も一緒になってカメムシを集め、名前を調べて、最後にはみんなで図鑑をつくりました!
    やっかいもののカメムシが、子どもたちの好奇心を育てて大きく花開きます。ワクワクしますよ!

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    2020年06月22日
  • きかせたがりやの魔女

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    たいていの小学校には、魔女か魔法使いがいるらしい。

    ストーリーテリングの魔女が聞かせてくれる、魔女と魔法使いのお話し。

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    2017年10月05日
  • きかせたがりやの魔女

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    ほとんどの小学校には魔女がいるらしい。 

    そうとは知らない時に自称定年退職した魔女が突然現れて、
    「いそがなくてもだいじょうぶ。わたしといっしょにいるあいだ、<学校の時間>はとまっているから」
    とそこいらの壁に魔法でドアを作って
    「この部屋の中で話をきいてくれるだけでいい。いやならいつでももどれる。ひとこと、いやだといえばいい。」
    なんて言われても、俺ならなかなか入れないなw
    この主人公は、魔女といっしょに現れたしゃべる黒ツグミと少しでも長く一緒に居たくて一歩を踏み出すわけだけど。

    この魔女が定期的に主人公の前に現れては、他の学校の魔女のお話を語り聞かせるんだけど、それがまた面白い。 

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    2017年04月07日
  • きかせたがりやの魔女

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    「踊り場の魔女」「はずかしがりやの魔女」「ひげの魔女」「タワシの魔女」「しおりの魔法使い」「きかせたがりの魔女」とても面白い。ひげの魔女が好きかな。タワシの魔女にはとても同感した。

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    2017年01月26日
  • きかせたがりやの魔女

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    知らないだけで、小学校には魔女がいる。
    小学校の魔女のお話。

    さすが岡田淳さん。読みやすいし、引き込まれるし、語りかけがすばらしい。とてもおもしろかった。はたこうしろうさんの絵もとてもいい。

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    2016年11月29日
  • きかせたがりやの魔女

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    鳥が好きで、鳥の図鑑をみるのが好きってくらいで、他に特に変わったところもないぼくのもとに、突然魔女が魅力的な(ぼくにとっって)くろつぐみを連れてあらわれる。
    そして小さな、不思議で素敵な、魔女や魔法使いのお話しをぼくに聞かせたがる。ぼくも最初は不思議に思ったのに、だんだん魔女とつぐみに会える日を待ち遠しく思うようになる。。

    最初はぼくとおはなしの中に出てくる小学生たちに感情移入して、だんだん魔女を受け入れるぼくと、不思議を受け入れる小学生たちを羨ましく思いながら読み進める。けれど5つ目のお話しの後、どうしてこの魔女が、ぼくにおはなしを聞かせたがったのか、ちょっとおしつけがましくて、オーバーな

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    2016年09月13日
  • 斉藤洋のほらふき男爵1 ほらふき男爵の冒険

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    ネタバレ

    ぼくが、この本を読んで一番面白かったのは、ほら吹き男爵が、雪がふっているときに、自分の馬にのって道を歩いていて、途中に馬が逃げないようにつないでおくのに、ちょうどいいぼうがあったので、そのぼうに馬をつないでおいてそうしてから寝て、次の日に起きてみると、建物の上の十字架の先に、馬がつないであった話が面白かったです。

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    2015年10月09日
  • 佐賀のがばいばあちゃん 3 ほんとうのやさしさ

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    原作を読んだことはないけれど、子供向けにわかりやすくかかれた1冊。がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃいを2冊に分けて書いた(3巻と4巻)

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    2014年10月18日
  • 佐賀のがばいばあちゃん 1 ばあちゃんとの出会い

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    ・ばあちゃんの生き方は生きるヒントがいっぱいです。
    ・がばいばあちゃんは、びんぼうだけど、とても明るい人で、女手一つで七人もの子を育てあげ、今はまごを育てています。とても面白い本です。
    ・金がなくても、とてもたのしくくらすおはなしなのでいいです。それに昔は、よくそういうことがあるのだと思いました。
    ・主人公とがばいばあちゃんは、腰にじしゃくをまいて鉄を集めている。がんばってお金をためている物語です。

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    2013年03月07日
  • 斉藤洋のほらふき男爵3 ほらふき男爵どこまでも

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    ヒエロニュムス・カール・フリードリッヒ・フォン・ミュンヒハウゼン男爵のシリーズ第3巻、最終巻。ドイツのほら話が元になっているそうな

    イギリス海軍と一緒にいたときに砲弾をうちかえした話や、イギリス人の名前はみんなジョージだとか、とんできた敵の砲弾にとびのって戦っていたスペイン軍の陣地に行って味方を助けた話。
    北極海では白クマが自分より強いクマを倒すとその毛皮を重ね着していて、男爵は2000頭の毛皮を手に入れただとか、そんなほら話が語られている。月に行ったときの話もあって、どれもこれも愉快です。斉藤洋さんの文章がまたいいね。

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    2012年12月30日
  • 斉藤洋のほらふき男爵1 ほらふき男爵の冒険

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    ドイツに伝わっていたほら吹きばなしを実在の人に仮託してイギリスでまとめられた本のドイツ語版の翻訳っぽい。愉快なほら吹きばなしがたくさん

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    2012年12月06日
  • 斉藤洋のほらふき男爵2 ほらふき男爵の大旅行

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    『ほらふき男爵の冒険』の続編。

    ドイツの民衆の間で伝えられていた「ほら話」をまとめたものに、ビュルガーが話をつけくわえたものをもとにして、斉藤 洋さんが、軽快な文章で描いた物語です。

    今回はトルコに遠征した時のお話。戦の最中、リトアニア産の名馬に乗っていた、この話の主人公であり語り手のミュンヒハウゼン男爵。
    町の広場に行き、名馬が水を飲んでいると、名馬の腹から後ろがないことに気付く。
    みつけた下半身を名人の獣医が月桂樹でぬいあわせると、馬の背中から枝が伸びて葉をしげらせた・・・・・・というような話がたくさんの、とーーっても愉快な物語です。
    挿絵もいい感じ~

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    2012年09月17日
  • 斉藤洋のほらふき男爵1 ほらふき男爵の冒険

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    ドイツの民衆のあいだでつづられていたホラ話を、1700年代にまとめて刊行されたものらしい。だから、編なんですね。

    ヒエロニュムス・カール・フリードリッヒ・フォン・ミュンヒハウゼン男爵の、不思議な冒険の物語。
    不思議すぎて信じられないから『ほら吹き男爵』とよばれているのだ。何故ならこんな話が・・・と、男爵が自ら経験したことを語っている。
    神様と出会った話や、旅の途中の愛馬の話など、とても面白い。短い話がたくさん載ってます。
    この男爵の、ちょっと偉そうな、愉快な口調が良い。さすが斉藤洋さん。

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    2012年09月16日
  • くまのベアールとちいさなタタン こわがりおばけ

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    子どもが自分で本を読む練習にちょうどいい内容の本。
    内容はほんわか系。
    全ページにイラストもあってそのイラストもまたかわいいです。
    寝る前の読み聞かせタイムに使ってますが、読む側も疲れない程度の厚さでちょうどいいです。

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    2010年11月15日