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小学生と人気絵本作家の感動作。
札幌に暮らす小学3年生の主人公は、生まれたときから脳神経の病気で入退院を繰り返している。入院するとしばらくベッドの上での生活となる。お母さんは一緒にいてくれるが、放射線を使った治療のときは、ガラスを隔てて別々になる。家ではお兄ちゃんが鍵っ子になる。申し訳ない気持ちだ。どうして自分だけが病気なんだろう・・・。そんなある日、海音ちゃんは、病室で大発見をする。わたしはひとりぼっちじゃなかった! 実在の小学3年生が書いた 「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市主催)の大賞受賞作品に、当代一の人気絵本作家はたこうしろうが絵をつけた奇跡のコラボレーション。誰も予想できない30-31ページ目の見開きと、ハートウオーミングなラスト。涙なしには読めない感動作。
※この作品はカラーが含まれます。
Posted by ブクログ 2023年01月09日
先天性の脳疾患のため、入退院を繰り返す前田海音ちゃん、小学3年生が主人公の絵本…。入院すると、たて約2メートル、はばは約1メートルのベッドの上が海音ちゃんの生活のすべてになる…。家族に負担をかけているのもわかっているけれど、どうして自分だけが病気で孤独に耐えなければならないのか…。でもそれを口にして...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月23日
小学3年生のある女の子が書いた作文が元になっている絵本です。とても冷静に自分や周囲の人のことを描いていることに驚きます。冷静で、そして、周囲の人たちを想っていることがわかります。
私が小学3年生だった頃、こんなふうに生きられていただろうか。自分だから気づいたこと、感じたことを見つめて整理して、何を...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月24日
この話は札幌に住む小学3年生が書いた作文に、はたこうしろうさんの絵が加わった話。海音ちゃんは生まれた時から脳神経の病気で、3歳の頃から入退院を繰り返している…
病気は、予防することはできるけれど、
絶対にかからない人なんていない。
その人は悪くなくても、その人の体を乗っ取って
その人の人生を操っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月20日
文章は、書いた当時小学校3年生(現在はもうすぐ6年生かな)の、持病で3歳の頃から入退院や通院を繰り返す北海道の女の子。
いろいろな気持ちが綴られている。
いろいろなことを我慢して、家族の負担やもっと重い病気の子を思えば我慢してることを言うことすら我慢して。
病院のベッドのテーブルの下をふと覗いたとこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月09日
前田海音さんが3年生の時に書いた作文が基になっています
病気で何度も入院しなければならない子供の気持ちが丁寧に描かれています
この文章を3年生で書ける
書けてしまう達観した気持ちにならなければならない病気の過酷さ
それでも前を向こうという気持ちになりました
読み聞かせ時間は11分半
最後の本ができ...続きを読む
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