【感想・ネタバレ】二平方メートルの世界でのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月27日

編集もあるとしても、これだけ力のある文章を書けることにただただ感心してしまった。とても強烈で、言葉に重みがある。「選んでほしくなかった」ってそりゃそうだよなと思う。

やる気が出ないとか言ってないで、やらなきゃいけないんだなと思わされてしまった。

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Posted by ブクログ 2023年01月09日

先天性の脳疾患のため、入退院を繰り返す前田海音ちゃん、小学3年生が主人公の絵本…。入院すると、たて約2メートル、はばは約1メートルのベッドの上が海音ちゃんの生活のすべてになる…。家族に負担をかけているのもわかっているけれど、どうして自分だけが病気で孤独に耐えなければならないのか…。でもそれを口にして...続きを読むも仕方がないから…ただひたすら我慢…そんな中、ふとしたことがきっかけで海音ちゃんの気持ちに変化が生じる…。

病気に苦しんでいるのは自分一人きりではない…今の自分だから、自分以外の病気で苦しんでいる子供達も、生きていることの素晴らしさには気づきにくいことを知っている…だから病気のことを自分の胸の内に収めておくより、誰かに伝えよう…そう奮起してこの絵本が生まれました。海音ちゃんのこの作品から勇気や元気をもらった子供達も多いと思います。また、病気に縁のない子供達にも二平方メートルの世界を知ってほしいとも感じました。

この絵本を読むにあたってネットで検索したら、海音ちゃんの夢は院内学級の先生になることなんですって!海音ちゃん、頑張って!!海音ちゃんの夢が叶いますように…。

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Posted by ブクログ 2022年12月23日

小学3年生のある女の子が書いた作文が元になっている絵本です。とても冷静に自分や周囲の人のことを描いていることに驚きます。冷静で、そして、周囲の人たちを想っていることがわかります。

私が小学3年生だった頃、こんなふうに生きられていただろうか。自分だから気づいたこと、感じたことを見つめて整理して、何を...続きを読む伝え、何を言わずにのみこむか、ここまで誰かを想いながら考えられていただろうか。と思いました。
大人になった今でも、なかなか難しい。

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Posted by ブクログ 2022年12月08日

子どもはきっといろいろ感じてると思う。
この絵本はお母さんお父さんにも読んでもらいたいなぁ。
入院したことがある人はきっと感じたことがある孤独。子供だけじゃなく、大人もおじいちゃんおばあちゃんも。そんな時この絵本を少し思い出してもらえるとちょっとでも1人じゃないことに勇気づけられると思う。

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Posted by ブクログ 2022年09月24日

この話は札幌に住む小学3年生が書いた作文に、はたこうしろうさんの絵が加わった話。海音ちゃんは生まれた時から脳神経の病気で、3歳の頃から入退院を繰り返している…


病気は、予防することはできるけれど、
絶対にかからない人なんていない。
その人は悪くなくても、その人の体を乗っ取って
その人の人生を操っ...続きを読むてしまう。


海音ちゃんのように苦しんでいる子たちが、
少しでも状態が良くなってほしいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年03月23日

辛い検査を受けてももっと辛い検査をしている子のことを思って泣けないという著者。それを、読んでる側の大人が泣いちゃいかんと思いつつやはり涙が出てしまいます。

著者が小学三年生であることにまず単純に驚きます。どれほど辛くて悲しくていろんなものを諦めてきていても、自分のために様々なことを我慢したり一生懸...続きを読む命してくれたりする家族を思い、時に口から出そうになる恨みや願いを飲み込んでいるというその精神がとんでもなく成熟していることに。
それまでになるほど海音さんは孤独の中で何度も何度も自分の有り様について考えてきたのだろうとお察しします。ほんの九歳の子がこれ程のことを考える苦しみを思うと、…もう言葉もなくなります。
お母さんお父さんはこの文章を読んだときどう思われたのだろう…その心情を思っても涙が出てしまいます。

伝えなければ、と強く思ったきっかけとなったテーブルの裏のメッセージの力に読み手も震えます。
たったニ平方メートルの世界の中の、その中にあるものの大きさや重さを思います。
よくぞ書いた、よくぞ絵本にして世の中に出してくれましたね。

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Posted by ブクログ 2022年03月20日

文章は、書いた当時小学校3年生(現在はもうすぐ6年生かな)の、持病で3歳の頃から入退院や通院を繰り返す北海道の女の子。
いろいろな気持ちが綴られている。
いろいろなことを我慢して、家族の負担やもっと重い病気の子を思えば我慢してることを言うことすら我慢して。
病院のベッドのテーブルの下をふと覗いたとこ...続きを読むろ。
涙が堪えきれなかった。
「二平方メートルの世界でまた、わたしらしく生きていく。オーバーテーブルにではなく、心に言葉をきざみこむ。それがだれかに届くかもしれないから。」
届いたよ、ありがとう。
あきらめなければならないことがあっても、不自由なことがあっても、自分らしく生きていくことはできるよね。大事なことを教えてくれてありがとう。
読み終わってから表紙をみると、読む前に見たときよりも勇気づけられた。

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Posted by ブクログ 2022年03月07日

どれほど泣いたのだろう。
どれほど絶望したのだろう。

大人の私が想像しても想像しつくせない世界にいるんだろうな。
でも、前を向く彼女がまぶしい。
この本を自殺にあこがれる子ども達に手に取ってもらいたい

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Posted by ブクログ 2022年02月12日

心が動かされた。
病気をもつことで、将来の夢や目標を持ちにくいこと、持ったとしても断たれやすいことなども小学校3年生の言葉から考えさせられた。人との関わりを豊かにもつことができているからこそ、ここまで自分のことや家族、同じく入院してきた子たちのことを考えられるのだろう。

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Posted by ブクログ 2022年02月06日

入院ベッドの世界での少女、子どもたちの想いが、あふれるように伝わってくる。この世界を表現している絵も素晴らしい。

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Posted by ブクログ 2022年01月09日

前田海音さんが3年生の時に書いた作文が基になっています
病気で何度も入院しなければならない子供の気持ちが丁寧に描かれています
この文章を3年生で書ける
書けてしまう達観した気持ちにならなければならない病気の過酷さ
それでも前を向こうという気持ちになりました

読み聞かせ時間は11分半
最後の本ができ...続きを読むるまでまで読むと13分弱です

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Posted by ブクログ 2021年09月26日

表紙の、ベッド枠に手をかけて颯爽とたたずむ少女の力強さに引き込まれました。
「二平方メートルの世界」の孤独に押し潰されそうになりながら、堂々と自分らしく生きようとする勇気が美しいお話です。
頑張れ。
と、こちらが応援されている気になります。
素敵な絵本をありがとう、そう伝えたいです。

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Posted by ブクログ 2021年06月06日

心にグッとくる絵本だ。
幼少の頃から入退院を繰り返している女の子。
その女の子が小3の時に書いた作文をもとに、はたこうしろうさんが描いたものだ。
「二平方メートルの世界で」の題名に凝縮されている女の子の気持ち、そしてその家族の気持ちを考えるといたたまれない。
落書き、消されませんように。
そして、治...続きを読む療を受けているすべての子どもたちの未来がピカッピカに輝きますように。

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Posted by ブクログ 2023年10月10日

病室で過ごす毎日の孤独さや苦しさが
言葉で表現されている一冊。

自分を責めたり、友だちのことを羨ましく思ったり、どうしていいかわからないやるせない気持ちが込められているなと感じました。

私は経験をしていない分、どうしても気持ちを全部わかることはできないかもしれないけど、せめて受け止めることはでき...続きを読むるようになりたいと思いました!

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Posted by ブクログ 2023年02月20日

ちょっと話題になりましたね。

闘病中の小学生御本人の文章、ということで、揺るぎなき強さがあります。救いがあるわけではなく、むしろ絶望と格闘しているように読めるけれど、絶望と闘うということは、生きることを諦めていないわけで、それが救いだとも言えます。
校正は入っているだろうけれど、しっかりした文章で...続きを読む、物書きを目指されたら良いのではないかと思います。

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Posted by ブクログ 2023年02月02日

私は、自分の病気と向き合えなかった。同じように色々責めたりした、この本はそこから一歩前に向いている所がしっかり描けていて、驚きました。
最後の方でゆっくりと涙が出ました。
どうすることもできない、病気と病室の世界で日々過ごす、外の世界との違い、色々な人に読んでもらいたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2023年01月29日

「第11回子どもノンフィクション文学賞」(福岡県北九州市主催)の大賞受賞をした札幌の小学3年生作文を元にした絵本。

病室のベット周辺が自分の世界。
家族への負担を気にしたり、小学3年生だけど、色々なことが理解できている。
病気であることへの不安など、病室の孤独、小学生ながら色々と我慢して、周りの人...続きを読むに言わないようにしている。
そんな未音ちゃんがベットで発見したものは。

こんな状況や気持ちを整理して書かれていて、元となった作文も、本当によくかけた作文なんだろうなと。
だからこそ、幼ないながらも、必死に生きる作者の切ない気持ちが伝わる。

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Posted by ブクログ 2022年09月10日

脳神経の病気治療のため、3歳のころから入退院を繰り返している著者が、小学三年生のときに書いた作文がもとになった絵本。『大変』と簡単に言えない闘病を続けている著者に、一日でも早く、最後のページのように元気になってほしい、と思った。

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Posted by ブクログ 2022年06月03日

良い本です。病床六尺を思い出しますが、升先生は、鬼気迫っていて感動しますが、こちらは、打って変わって、優しく、思いやりにあふれています。小学校三年生の時に書かれた作文が基になっているとありましたが、その後数年経て推敲されたととらえても、非常に客観的に自分を見つめて、落ち着いて表現されていると感じまし...続きを読むた。心の中を表現しながら、それでも決意と思いやりを感じる一冊でした。

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Posted by ブクログ 2021年09月05日

ベッドの上、二平方メートル。
そこでいろんなことを考える小学3年生の女の子。

病院には病気の人がいる。
大人も、子どもも、老いも、若いも。
知ってるけど、普段は考えない。
沢山の我慢や、遠慮をしているであろうこの子の文章はとてもしっかりしている。
できないことより出来ることを、現実に実行している。...続きを読む
すごいよ!

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Posted by ブクログ 2021年08月09日

作者は2010年生まれ
小学3年生の時に書いた作文が絵本化された

病気で入退院を繰り返す小学生がここまで色々な事を考えているのかと思う

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月04日

「1リットルの涙」の木藤亜也さんもだったけど、ベッドで過ごすことの多い病気の子供たちは読書で時間を費やすことが多いし、思索の時間が多いからか、同い年の子供と比較すると早熟な子が多いんだろうな。
海音さんにはこれからも自分の視点で言葉を発し続けて欲しいなと思う。

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Posted by ブクログ 2021年07月01日

小学3年生で、この文章力。驚いた。
とにかく読んでみてほしい。
私の稚拙な文では、この絵本の良さを到底、表現できそうもない。

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Posted by ブクログ 2023年02月14日

病気で入退院を繰り返す実在の小学生の作文をもとに作られた絵本らしい。
孫が生まれてすぐに搬送された小児病院を思い出した。そこには様々な病気を抱えた子ども達と家族がいた。その一人がこの作文を書いた女の子なのだ。幸いにも孫は長期入院にならず元気に成長したが、あのときの小児病院の光景は忘れられない。
ベッ...続きを読むドのテーブルの裏の落書きには子ども達の希望と不安がぎっちり詰まっている気がする。
その中でも希望を失わず懸命に前を向いて頑張っている子ども達がいることを元気な子ども達にも知ってほしい。

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Posted by ブクログ 2023年01月26日

ずっと読みたくて探していた本
NHKの朗読サイトで見つけた
はたこうしろうの挿画も素敵だろうけど
まずは音声で入ることにした

辛いことを知っている、ということは強いのだろうか
自分はまだ怖さを感じる
強くなれるだろうか

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