汐見稔幸のレビュー一覧
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子どもにかかわる仕事をしている人が、自分の仕事について語るアンソロジー。登場するのは、助産師、小児科医、保育士、小学校教員、中学校教員、学童クラブ指導員、養護教諭、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー、フリースクール主宰、家庭裁判所調査官、弁護士。それぞれの仕事の内容や大切にしていること、そして子どもたちに対してどう向き合っているかが語られます。
この本は岩波ジュニア新書で発行されています。それが意味することは何かと考えます。中高生が読者ターゲットとなる訳ですから。読者自身がまだ「子ども」といえる訳ですから。そこには世の中の大人の中にはこうやって子どもたちと本気で向き合っている人が -
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汐見さんの本は毎回優しい。友達が貸してくれました。
前文より。「子どもはこの世界に生まれてきて、生きるだけで精一杯。その子どもに生きるっておもしろいだろ?、感動的な思いをたくさん味わせること。もう一つは、自分の人生は自分で選べという姿勢の子育てが今の時代大切。」
私にすとんときた言葉。「育ってきた子どもが期待とちがっても、あーあーと笑う。日本の子育てはそういう文化がある。」
このあーあーと笑うっていいなーと思って。
もう一つ。「あっ、これまで子育てが間違っていたと思ったらそのとき変えればいい。子育ては失敗の連続。親ってそんなもの。親がこれでいいとやさしい笑顔でいることが大切。」
他の本と -
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汐見稔幸氏は“編著”ということで、多くはライターの太田美由紀さんの取材と文章です。汐見氏は各章末に解説文を書いています。そういった本の構成なので、章末にお内容な内容がなぞらえていると感じる人もいるかもしれません。
本著に登場してくる事例は、「周りを見渡せばいる先生の実践」に近く、ただその実践をライターさんが素晴らしく価値づけ意味付けをしてくれていると感じます。
基本的にはうまくいっている部分のみの紹介という印象を受けるかもしれませんが、それでも体当たりで自分なりの実践を磨いていけば、見ることのできる景色があるという勇気をもらえるのではないかと感じます。
本のタイトルは非常に哲学的で理論的な内容 -
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久々ベタな子育て本を読んだ。
きっかけは少し前、小2の長男の様子がちょっと気になったけど、あったことを話すタイプの子じゃないので、参考になるかと思って。
内容は子どもの話を聞く、待つ、否定しない、褒める、といったまぁよくあることなんだけど、日々できているかと言うと、今朝言ったことを思い返したら「早く起きて」「時間見て」「さっさとやっちゃおうよ」「まだ?」とまぁ悪手の連発…
たまに読むと我が身を振り返るのにいいですね。
内容は未就学児向けによく書かれてることが多いように思いましたが、はなまるの先生は「(特に男の子は)10歳までは幼稚園児と同じと思ってていい」と言ってたし、小学生低学年でも変 -
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語りかけ育児の方法はもちろん、月齢ごとの発達の特徴や遊び方についても細かく載っていて、子供の成長に合わせて何度も手に取りたい本です。
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1日たった30分の語りかけの時間をもつことで、子供の発達する力を目一杯発揮させることができる。
語りかけは、言葉そのものを育てるだけでなく、子供が温かい関係の中で本当に大事にされてると感じ取り、その結果、自己肯定の感覚を十分に持てるようになることを目指している。
*語りかけ育児のポイント
30分の間は、周りに騒音がないこと。
繰り返しを多くすること。
無理に集中させようとしない
無理に発語させようとしない
3ヶ月まで
・赤ちゃんの出した音を真