汐見稔幸のレビュー一覧

  • 学校とは何か 子どもの学びにとって一番大切なこと

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    刺激的な一冊だった。
    本書に出てくる各地の画期的な取組や汐見先生の解説を読みながら、教育の在り方・教師の在り方について考えさせられた。

    本書には「失敗」について書かれている箇所が多くある。
    ・非認知能力とは、失敗からどれだけ学べるかという能力でもある。
    ・失敗しなければ、深い思考を導くことはできない。
    ・教員自身がエラーを恐れず楽しみながら、自分がおもしろいと思う授業を考え、トライし続けるべきである。
    ・子どもの自己決定権を認めることは、失敗を許すことと同義。

    共通していえるのは、子ども(大人も同様)にとって、失敗はマイナスなものではなく、プラスに働くものであるということ。
    失敗するからこ

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    2024年10月03日
  • 学校とは何か 子どもの学びにとって一番大切なこと

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    <目次>
    第1章  「学び」のスイッチを入れる~できる・できないからの解放
    第2章  「学び」に向かう前提~主体的な学び・個別最適化
    第3章  自分に合う「学び」方~一斉授業からの脱却・本来の自由進度学習
    第4章  正解のない「学び」~プロジェクト学習・縦割り
    第5章  多様な子どもたちが安心して学べる環境~インクルーシブ教育を目指して
    第6章  教員の視点の転換のために~教育委員会の動き

    <内容>
    小中学校における「学び」の最適化を求めて、全国の実例を豊富に交えつつ、編者の汐見先生がコメントをまとめる形。うらやましい内容が並ぶ。いかんせん高校においては、大学受験がなかなか変わらないために(

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    2024年09月23日
  • 「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~

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    ペアトレやPCITに類似する方法での「語りかけ」について書かれています。「静かな環境で」「指示はしない」「教えようとしない」については繰り返し書かれており、ペアトレやPCITをご存知の方ならすんなり頭に入ってくると思います。
    発達目安についても書かれてありますが、発達の過程等を既に熟知している場合は、その箇所は流し読みでも大丈夫だと思います。該当箇所を流し読みをした場合だと1日で読めるので、育児中で忙しい方にもおすすめです。

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    2024年08月26日
  • 教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと

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    教えから学びへ
    教育にとって一番大切なこと
    著:汐見 稔幸
    紙版
    河出新書 035

    行き詰まっている教育をどう改革するか、その方法が、「教え」から「学び」へです

    教師が教えるのではなく、生徒が自らが学ぶ これが本書のメッセージです

    気になったのは以下です

    ■なぜ、いま教育がいきづまっているのか

    ・「学び」は学校でのみ身につけられるようなものではなく、一生続く営みです
    ・科学技術は、人間の生活を改善するものではなかったのか
    ・自然などの環境を考慮しなかった日本の科学技術、それを支えてきた人材、そして、そのような人たちを育ててきた理科教育には、根本において何か欠けていたのではなにかと考え

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    2024年04月26日
  • 教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと

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    受験の課題図書として読みました。新書は初めてで読む前は手を付けにくい印象がありましたが、分かりやすく、これからの教育についてよく考えさせられる良い本でした。

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    2024年01月19日
  • 教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと

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    ネタバレ

    これからの時代の「教育」に必要なことは何かが書かれている。
    知識を教えることに重点が置かれており、なぜ学ぶのかという問いと向き合うことが疎かにされていた。何のために学ぶのか、どう生きるのかを問いつつづけていくことが学ぶ目的であり、教育の役割とは知識をただ入れるのではなく、学ぶ力を育てていくことにある。

    学びとは、実際の体験で感じたことをきっかけに疑問を持つ、もっと知りたいと感じることから始まる。
    子どもの疑問や興味を大切にし、さまざまな体験を通して熱中する、感動する、といった経験をさせることが重要だと感じた。
    ただ上べの知識を得るのではなく、自らの経験を通してその意味をmeaningからse

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    2023年12月16日
  • 「天才」は学校で育たない

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    部分と全体は関わりあっている。教育も同じで、支配的な、基準に沿わない人間が不登校になる学校では平均的な人間が育ち、それ以外のフリースクールに通う子たちは異質な能力を伸ばしていく。フリースクールに通う子と学校の子など多様な人間がいるからこそ社会は成り立っていると考えべき。
    だからこそ、真の意味での教育は、子供をカテゴライズしてその子に合った教育を施すのではなく、多様な人間がいるからこそ、この社会が成り立つという考え、そういう善の視点で多様な人間、子供たちを見ていくべき。
    結局、自分の考える教育とは、まず、教育者がこれからどんな未来が来るのか?どんな能力が求められるのか知らなければならない。そして

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    2023年10月03日
  • 4・5・6さいの なぜなにSDGs せいかつから まなぶ!

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    小3の娘がSDGsについて学ぶ最初の一冊に。
    対象年齢が幼児向けなのもあって、わかりやすいです。ただ、目標によっては、ほとんど解説が書かれていないものもあったので少し物足りなかったです。
    これで大まかなイメージを掴むには、ちょうどいいのかな。幼児にも身近な内容なので、年長も見ていました。

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    2023年07月27日
  • 4・5・6さいの なぜなにSDGs せいかつから まなぶ!

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    はじめに、、に書かれていた文章がすごくわかりやすかった。
    飢餓や貧困に苦しんでいる人々、充分な教育を受けることができない子供たち、自然界の動物、虫、魚、植物や花がいなくなること。
    このようなことをなくしていくために、何ができるかをみんなで考えよう。
    というような事が書かれていた。

    日常生活からでも子供にもたくさんできることがある。それを伝えてくれる本。

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    2023年07月25日
  • 「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~

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    月齢のあたりは読んでましたがいつの間にか娘も5歳になってしまったので最近子供が産まれた友人に進呈。
    テクニック的なことよりも親の声をたくさん聞かせてあげることが大事な気がします。
    だとすると親の発言にも気を遣うようになりますね。赤ちゃんは意味は分からなくてても怒っているとかストレスがある言葉は伝わってしまいますから。
    これから子育てする皆さんには「嬉しい楽しい大好き」とドリカム的な言葉を赤ちゃんにたくさん浴びせて欲しいと思います。

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    2023年02月23日
  • 子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

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    親だって初めて親をするわけだから、良い親でありたくて、
    ちょっと無理をしたり、ちょっとやせがまんをしたり、
    そうやって毎日が流れていきますよね。

    そういう時に寄り添ってくれる具体的な例と一緒に、
    会話のコツが書かれています。

    主語を自分(I)にして話すとか、
    チャレンジ精神を伸ばしてあげる声がけとか、
    大人とのコミュニケートにも大切なエッセンスが書かれていましたよ。

    学校法人リズム学園恵庭幼稚園さんで読ませていただきました。

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    2022年06月13日
  • 賢い子を育てる夫婦の会話―――その言い方、子どもはもう影響を受けているかも!?

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    子供は両親のやり取りを見てる。
    「こうなろう」と「こうはならないようにしよう」どちらに転ぶかはその子の育ち方にもよるのかな。
    この本を自ら読もうと思った人は読んで実行して効果が得られそうな気はする。黙認ではなく、言葉にして認め合うこと。家庭に限らない話だ。

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    2022年05月07日
  • 教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと

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    教育関係の新書の中ではかなり読みやすかった!
    読みながらたくさん折り目をつけられた!

    気づき
    ・世界大学ランキング10年連続1位のマサチューセッツ工科大学では、音楽や芸術を重視
    ・いわゆる仕事ができるかできないかと、選考での筆記試験の結果は一致しない
    →勉強だけが出来ればいいわけではない

    ・受動的な学び、能動的な学びそれぞれの効果を有効活用する どちらかに偏らない

    ・社会で与えられた意味=語義meaningを理解し、さらに自分の経験に基づく価値のある意味=senseを上乗せしていくことで理解が深まっていく
    →語義だけ無理やり覚え込んでも真の理解にはなっていない

    ・「認知的スキル」読み、

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    2021年12月30日
  • 教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと

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    ・教える側ではなく、子ども達の側に立った教育が考えられている

    ・「教えから学びの転換」

    ・「子どもが「生きているっていいな」と思える場をつくる」

    ・「全ての学問はつながっている」

    ・教師達が「これが大事だ」と思っていることの大部分が、子どもたちにとってはつまらない

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    2021年11月11日
  • 教えから学びへ 教育にとって一番大切なこと

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     アクティブラーニングの、アクティブとパッシブの捉え方、「そのまま」に世界を受けとめるパッシブな体験が学びにとって大事であるという指摘、また、語義と意味の違いの話が興味深かった。
     教えの時代から、学びの時代へ、考えを変える機会を得た。

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    2021年10月31日
  • お試し特別版 「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~

    購入済み

    読みやすい

    読みやすいってきいて買ってみた。
    まだこれからなのでなんとも言えないが、和訳どくとくの文章だなぁって感じです。

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    2021年09月05日
  • 子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ

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    もはや子供というか大人も読むべき。

    ・態度ー
    正論で否定せず認める。
    相槌を打つ。表情と発言を一致させる。
    (指示・禁止・比較はしない、これをすると相手の行動の目的が怒られない&褒められるために行動する様になる、結果主体性が損なわれる)
    ・伝え方ー認める時は相手のタイミングで、
    具体的かつ相手の感情面も言葉にする。

    →受け手は安心し、自己肯定感が高まる状態になる。



    上司に詰められ続けた部下の感想ですw

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    2021年07月22日
  • 「語りかけ」育児~0~4歳 わが子の発達に合わせた 1日30分間~

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    メルカリで購入。
    子供の月齢が上がるたびに読み返したい。

    ・子供が注目しているものについて話す
    ・短い文章で話しかける
    ・とにかく静かな環境を作る
    ・質問や指示はNG。言うことを聞こうかどうしようか悩む(加えてそれが負担になる)から
    ・答えが必要でない限り質問はしない←特に父親にとって難しい
    ・代名詞ではなく名詞を使う
    ・子供を会話に加える
    ・質問した時は大人が答える

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    2021年02月21日
  • 賢い子を育てる夫婦の会話―――その言い方、子どもはもう影響を受けているかも!?

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    常日頃の自分の言動と比較して読める。特に「『ありがとう』は?」をやりがちだったが、親が代わりに言うことで、自然と言えるようになる、とか。以前読んだ本の「中心軸をずらさない」という考え方にも通じることが多い。

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    2021年02月09日
  • 賢い子を育てる夫婦の会話―――その言い方、子どもはもう影響を受けているかも!?

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    夫にも読んでもらいたいと思った。
    毎日一緒に過ごすからこそ、自分も含めて家族みんなが機嫌良く過ごせる心がけや言葉選び、考え方を大切にしたいと思った。

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    2020年12月28日