【感想・ネタバレ】賢い子を育てる夫婦の会話―――その言い方、子どもはもう影響を受けているかも!?のレビュー

あらすじ

その言い方、子どもはもう影響を受けているかも!?

ベストセラー『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』著者の最新作。
・怒らないと勉強をやらない
・友だちとうまくかかわれない
・自分の思いをうまく言えない
・自己肯定感の低さが気になる
・きょうだいゲンカが多い……
この原因は「夫婦の会話」にありました。

■つるの剛士さん推薦!
妻との会話は大切な時間。
ただ、早く子どもたちのこと以外の話をする日がこないかなあ…笑


子どもは、親が思っている以上に
お母さん、お父さん、ふたりを喜ばせたくて
毎日一生懸命です。

だから、子どものためにも
いちばん近くにいる人との
会話を大切にして、
心から笑っていられる親でいましょう。

そして、子どもと同じくらい、
自分の幸せをかみしめましょう。
それが、賢く幸せな子どもを
育むことになるのです。


ふだん夫婦でどんな会話をしてますか。
・ほとんど会話らしい会話をしていない
・忙しくて夫婦で話す時間もない

そんな方も多いのではないでしょうか。

これまで5万人以上のお母さん、お父さん、お子さんに
コミュニケーションの大切さと難しさをお話しさせていただく中で、
最近では、親子の対話と同じくらい「夫婦の会話」に
悩んでいるご相談をたくさん受けるようになりました。

そして、さまざまな相談を受けるうちに、
一見、子どもの悩みと思われることも、根底には
『夫婦間のコミュニケーションの問題が隠されている』
ことがわかってきました。

はじめはお互いへの不満でいっぱいでも、
よくよくお話をきくと夫婦として
・なんとかしたい
・助け合いたい
・成長したい
と思っていることが伝わってきます。

でも、どうしたらいいかわからない。
見ていて、歯がゆい気持ちになります。

伝え方のプロで自らも子をもつ母である著者が、
子どものふるまいが心配な人、パートナーとの子育てに悩みがちな人に、
子どもを賢く育て、夫婦関係もラクになる会話のコツを紹介します。


■目次

第1章 賢い子どもは「夫婦の会話」でつくられる

第2章 夫婦の会話を変えると、子どもはこう育つ

第3章 “ありのまま”を認めると、夫婦関係も子育てもラクになる

第4章 子どもの「器」を育む夫婦・家族の会話のコツ

■著者 天野ひかり
NPO法人親子コミュニケーションラボ代表理事、フリーアナウンサー

■監修 汐見稔幸
教育学者

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Posted by ブクログ

知人の勧めで読みました。別に我が子に賢くなってほしいとは思っていないので最初の印象は題名からちょっと…と思いましたが読んでよかったです。

良好で対等な夫婦関係が子育てに直結するのだと改めて感じました。

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

夫婦の会話が子どもに与える影響について、理解できました。主人にも読んでもらいたい。お互いが共有する事で、より良い家庭環境に繋がるといいなと思います。

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2021年03月12日

Posted by ブクログ


私が一番使えそうと感じたのは、
"「わがまま」を「提案」にさせる言葉がけ"

子どもが何か欲しいと言った時
①ほしい理由
②ほかのものとの違い
③買うことのメリット
④買う側である親のメリット

上記を、子どもが言葉にできるよう、親が少しずつ導く。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

子供は両親のやり取りを見てる。
「こうなろう」と「こうはならないようにしよう」どちらに転ぶかはその子の育ち方にもよるのかな。
この本を自ら読もうと思った人は読んで実行して効果が得られそうな気はする。黙認ではなく、言葉にして認め合うこと。家庭に限らない話だ。

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

常日頃の自分の言動と比較して読める。特に「『ありがとう』は?」をやりがちだったが、親が代わりに言うことで、自然と言えるようになる、とか。以前読んだ本の「中心軸をずらさない」という考え方にも通じることが多い。

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2021年02月09日

Posted by ブクログ

夫にも読んでもらいたいと思った。
毎日一緒に過ごすからこそ、自分も含めて家族みんなが機嫌良く過ごせる心がけや言葉選び、考え方を大切にしたいと思った。

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2020年12月28日

Posted by ブクログ

思い出したいことをメモにまとめました。正直、「それは無理かも...」と思うこともありますが、きちんと言葉にすること、伝えかたを意識して夫婦の会話を増やしたいと思いました。

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2020年10月11日

Posted by ブクログ

まだ子供は産まれていないけれど、今からできる夫婦の会話があると感じられる本だった。夫を大事にする会話で子供を賢く育てられる。もちろん子供が成長している家庭にも今から取り入れられることが沢山ある。よい家族になるために心掛けていこうと思える会話術がたくさん書かれていた。

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2020年07月02日

Posted by ブクログ

子育ての悩みに対して夫婦でどう取り組むかについてのコツが書いてある。NHK「すくすく子育て」でキャスターしてた天野さんて方が書いてて、その番組にゲストで出てる汐見先生が監修してる。
汐見先生が好きなので読んだ。共感できる内容が多かった。ただ、理想的な夫婦像が書かれてるから、真に受けすぎると疲れる気もする。
夫婦で会話する時間をキープするのと、子供の「非認知的能力」、「自己肯定感」、「問題を見つけ出す力」を伸ばすことを定期的に思い出しながら生活しようと思う。

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2020年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子育てと言いつつも、本当に自分育てのように感じる今日この頃。
自分以外の他者を尊重するというのは子どもにも当てはまることなんだなと当たり前のことに気付かされた。
もちろんパートナーのことも。
教えてもいない言葉を急に言い始めたりして愕然とすることもしばしば。。むしろ教えた言葉よりはっきり聞き取って覚えていたりする。
自分の成長と家族の成長。少しずつ、今の時間を楽しみながら過ごしたい。
伝え方、言い方ってこれで良いのかなと振り返れる1冊。最後の離婚話は急展開過ぎてびっくりしたけど(笑)

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2019年10月10日

Posted by ブクログ

親の話を子どもは聞いてる。あえて子どもの前で、夫に良かったことを伝える、は実践したい。
なんだか考えが古いかなーってところはあった。

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

夫婦は会話をして、コミュニケーションを図る。相手を思いやるというところだろうか。それを子どもは見ている。
なるほどと思ったところは、
○まずは、親の言葉で子どもの「器(自己肯定感)」を育む。そのあとで、社会のルールや知識という「水」が入る。「水」は子どもが自分で探し選んで注いで、はじめて力を発揮する。=子どもが「自分で考えて行動できる」
○子どもをよく見て、子どもの立場で伝えることが「認める言葉」。言葉で伝え合えて、パートナーや自分自身も認めていく。

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2023年11月27日

Posted by ブクログ

・子供が最初に触れる社会として、まずは夫婦間の会話を良きものに。ということ。結構理想論が続くが、心がけが大事だと思って読んだ。

・本書の「賢い子」≠「頭のいい子」ではなく、これからの時代に必要な能力が備わった子。

・必要な能力
 …(1)コミュニケーション力
  (2)価値観を受け入れる力
  (3)非認知的能力
   (自分を信じた行動、感情コントロール)
  (4)安定したアイデンティティ
  (5)問題を発見する能力

・最後の章節が「離婚した場合でも前向きな決断だと伝えよう」なのはどう考えても微妙(読後感が悪い笑)

・理想や望みは主語「You」でなく「I」で伝える。

・夫が帰ってくると奥さんがご機嫌になる家庭を。
 (子供に怒っている=根本的に疲れていると思おう)

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2022年12月16日

Posted by ブクログ

とても分かりやすく整理されていて、読みやすく、あっという間に読み終わりました。夫婦の会話を聞いている子どもがどのように感じるのか、子どもにとって望ましい夫婦の会話にするためにはどのような言い方をすると良いのかが、具体的な例を挙げて説明されていて分かりやすかったです。
 互いに認め合うこと、理想や望みは「I」を主語にして伝えて相手を責めないこと、大変なことは察してもらおうとしないで言葉にして伝えること。

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2021年07月09日

Posted by ブクログ

褒めると認めるの違いを理解した。子供の自信につながると思って褒めていたが、まずは認めることが大事である。夫婦は良い家庭、子供の自己肯定感を高めるために協力していき、その家庭の空気が子供を安心させるのだと感じた。

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2020年12月01日

Posted by ブクログ

私にとっては目新しい考えはなかったが、改めて気をつけようと思ったのは、
①褒めるのも、叱るのと同じ位、時に子どもをコントロールすることになる場合が有る。ありのままを認める事で、子どもの力を引き出す。
②ありがとうや挨拶を強要しない。親が率先してやれば自然と身につく。

最後が離婚の会話で終わるとこがややシュール。

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2020年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『賢い子を育てる夫婦の会話』って、どんな特別な会話!?と思って読んだが、ごくごく基本的な(だけど実行が難しい)ことでした。普段から、相手を思いやり人(夫や子どもなど)と接していれば、いいのだなと改めて思いました。

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2020年01月23日

Posted by ブクログ

題名から必要なところを先に読むのも良し、最初から全部読むのも良し。紙面のレイアウトが、とても読みやすく工夫されているのが良いです。場面の絵は少ないのですが、強調されている部分が、ゴシック体でボールドとしてあるし、行間も余白があってなんとも読みやすいし、何が大切か読み手が掴み易い、というのが感想でした

P21 悪いことも良いことも人を介した間接的に聞くと影響が大きい。

P27 親から子供への一方通行の言葉がけになってしまっている悪い例

「早く起きなさい」や「片付けなさい」などの
① ~しなさい、という指示の言葉

「ぐずぐずしないで」や「大声出さないで」などの
②~しないで、とい禁止の言葉

これでは、「うん」か「いや」の2択でしか答えられず
子どものコミュニケーション力を育みづらい。

P30 多様な価値観に触れさせることが大切

P31 ★★★非認知的能力(自分を信じる力)とは
・目標に向かってがんばる力
・人とうまくかかわる力
・感情をコントロールする力
であり、これらは”自分を信じること”で発揮される。

他者と関わりながら、子供自身のやりたい気持ちを
大切にし、熱中して取り組むことで育つもの。

P91 想像で会話を終わらせない

相手の対応や表情に驚いて、受け止め方を拒否するのではなく、相手の立場に立って、言葉を足して会話をする

P94 「自分が言われたいこと」を要求するのは
   相手の立場を想像できていないこと
   と、謙虚になることから始める

P110 ★★★親の役割は、「自己肯定感」を育む事

自己肯定感は自立する為に大切であり、
・初めてのことに挑戦できる力
・壁を乗り越えようと努力できる力
・相手の立場や気持ちを想像して考える力
を、発揮できるようになり、自分の頭で考え、
自分で人生を切り拓く、自立した人になっていく。

自己肯定感が足りないと、
自分で自分を認められないぶん、
「もっと自分を見て、もっとほめてほしい」
と、虚勢をはってしまう。

P121 こどものすることや言うことを否定せずに
 そのまま認めることからスタート。

 親が教えて言うことをきかせることが目的ではなく
 子ども自身が自分で考えて行動できるように
 「器」を育むことが大切

P122 「認める」と「ほめる」の違い

・親が子供を「ほめる」ことは、
 時として「叱る」ことと同じくらい、
 子どもを親の意図する方向に動かす力を持っている

 子ども自身の中にある力を信じて
 親は「そのまま認める言葉」をかけていくことが大切

 「認める」とは、相手の立場に立って想像して
  言葉を掛けること

P200 解決策ではなく、まずは共感

 良かれと思って伝える解決策は、
 ともすれば自分に非があるかのように
 感じさせて、さらに落ち込ませる原因になる。

 やり方を提案されることは、
 今の自分を否定された気持ちにさせる。

 共感した後で、本人が
 自分で解決策を考えられると良い。

P210 提案する力

子どもが何か買って欲しいと言った時に、
提案する力をつけさせるチャンス

① 欲しい理由
② 他物との違い
③ 買う事のメリット
④ 買う側である親のメリット

「どこがいいの?」「何が違うの?」など、
答えやすい質問をして、子供の頭の中を整理させていく

P220 二人で子供を追い詰めない

落ち込んでいる自分にも、
ほっとできる居場所がある雰囲気作りを
夫婦で作り、こどもが話しやすい雰囲気を作る。

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2019年05月23日

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