里中満智子のレビュー一覧

  • 天上の虹(10)

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    ネタバレ

    第10巻では、持統太上天皇の指揮の下、藤原京の建設、律令の制定、そして歴史書の編纂が進む。歴史書の編纂に関連して、多安麻呂が登場、しかも亡き大津皇子の息子という驚きの設定だ。その安麻呂と持統天皇の対決がクライマックスだが、持統天皇の国造りにかけた思いは一歩も退かない。最後は安麻呂が見守る中での大津の姉、大伯皇女の死で幕を閉じる。大津皇子の謀反というひとつの事件が、これほど多くの人生に影響を及ぼすのかとしみじみ思う。

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    2016年01月02日
  • 天上の虹(9)

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    第9巻では、弓削皇子と紀皇女の不倫が彼らの破滅を招き、心身ともに疲れ果てた持統天皇は、後継者争いを恐れて荷瑠皇子を天皇とする。しかし、その統治能力を不安に思い、自らは太政天皇となる。疲れた体に鞭打って国造りに邁進する讃良皇女に「ご苦労様」と同情を覚える。

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    2016年01月01日
  • 天上の虹(6)

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    第6巻では、遂に大海人皇子(天武天皇)が崩御し、讃良皇女たちは長い喪に服す。その間に、息子の草壁皇子も亡くなってしまい、失意の讃良皇女は、亡き夫の遺志を継ぐため女帝になることを決意する。草壁があまりにひ弱で、ちょっと可哀そうだった。

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    2016年01月01日
  • 天上の虹(7)

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    ネタバレ

    第7巻では女帝となった持統天皇が藤原京建設と歴史書編纂を強力に推し進める。一方で、穂積皇子と但馬皇女、弓削皇子と紀皇女など皇族間の様々な愛の形、というか不倫が描かれる。さすがレディスコミック。しかし、こんなにも不倫ばかりではなかったと思うのだが、どうだろう。また、男に頼らないと言った紀皇女が、不倫の愛に夢中になるのは無理があるのではないか。

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    2016年01月02日
  • 天上の虹(5)

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    第5巻では、草壁と大津、二人の皇子の結婚生活と、大名児(おおなこ)という采女を奪い合う様を描き、やがて来る悲劇を予感させる。

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    2015年12月30日
  • 天上の虹(4)

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    ネタバレ

    日本古代を舞台にした男と女の物語。主人公は大海人皇子の正妃・讃良皇女(後の持統天皇)だが、その他にも大勢の登場人物がいて、様々な人間関係を築く。第4巻では壬申の乱を終えた大海人皇子が天武天皇として即位し、権力基盤を固める過程で、天皇の女性関係や優柔不断な息子・草壁皇子の教育に悩む讃良皇女を描く。そしてクライマックスは、高市皇子と十市皇女の悲恋。本当にそんな気持ちを抱いていたかは分からないが、人の心は昔も今も変わらないのではないかとも思わせる。

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    2016年01月02日
  • やなせたかし みんなの夢まもるため

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    アンパンマンのマーチの詩が最初の見開きにある。どのフレーズも素晴らしく抜粋を許さない。「てのひらを太陽に」に負けず劣らずの名曲である。あらためて一行一行を噛みしめた。絵本時代のアンパンマンが話題になり始めたのが60歳。70歳を過ぎてヒットし94歳の生涯を終えるまで終生現役で描き続けた。70歳を過ぎるまで漫画家としての代表作がなく手塚治虫,石森章太郎などの活躍を目で追うばかりであった。それでも立ち続けた。立ち続けた先には揺らぐことのない空き席が。準備期間の長短は人それぞれ。全5章からなるが、どの章もホロリとさせられる深い感動があった。

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    2014年09月11日
  • やなせたかし みんなの夢まもるため

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    一番初めに、皆さんご存知「アンパンマンのマーチ」の歌詞が載っていて、これを見ていたら鼻の奥がツーンとしてきた。やなせたかしさんが来し方を振り返ったり、アンパンマンに込めた思いを語っているのを読み進めていく間も、ずっと鼻はツーンとしたまんま。西原理恵子さんがやなせ先生の思い出を書いている所で、あ~ダメだ、とうとう涙が出た。

    テレビや雑誌で見るやなせ先生はいつも笑顔だった。身内との縁が薄く、辛いことの多い人生だったというのは、亡くなって初めて知った。長いこと売れなくて、アンパンマンのヒットは七十近くなってからということも、いつも笑いのネタにされていた。本書を読むと、どこまでもサービス精神旺盛で、偉ぶらず、明るくふるまっていた先生の姿が、生き生きと浮かんでくる。同時に、秘められていた悲しみの深さを知り、粛然とした気持ちになる。

    学生の頃だったか、「詩とメルヘン」を毎号買っていた時期があった。なんといっても生意気盛りだった頃のこと、タイトルといい優しげな絵柄といい、買うのがちょっと恥ずかしく、ましてや持ってるのを友人に見られるなんて論外で、本棚の隅っこでママコ扱いしてたのを覚えている(ひーん、先生ごめんなさい)。今にして思えば、難しいところのないやさしい語り口の文や、温かい絵のタッチに、「通俗的」と斬って捨てることのできない真実味を感じていたのだろう。いつ頃か処分してしまって、これはとても悔やんでいる。

    アンパンマンについては、もう語るまでもない。うちの子二人も大好きで、保育園のお昼寝布団、トレーナー、パンツ、靴、スリッパ、お絵かき帳…、とにかくみんなアンパンマン、なんて時もあった。親子ともにお気に入りだったのは、元祖フレーベル館の絵本で、なんとも渋い色合いが良かった。今でも大事にしている。きっと、これからもずっと、幼い子(とその親)に愛されていくに違いない。

    西原さんの文章から。
    「辛いとき、悲しいときにこそ、身近な所に小さなロウソクを灯すクセ。小さな希望や、小さな楽しみを見つけて、それに火を灯す。その小さな炎の小さな力で、持たされてしまった負のカードを、明るく楽しいカードへと交換していく」「戦争、飢餓、孤独、別離…そういう負のカードすべてを、とても楽しいお話に変えることで、幸せのカードにしてしまった」「先生、あなたの悲しみは、それはそれはきれいな花になって、今、あちこちで咲き誇っています」

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    2014年07月16日
  • 天上の虹(1)

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    少女の頃、憧れた額田王。
    もう一度、しっかり読んでみたくて。
    「BS歴史館」で里中さんがこの漫画を描いていることを知って、
    あちこち探した末、結局、購入。
    これから先も読みたくなっています。

    ここでの額田は脇役ですが……

    それにしても、「明日輝く」とか「アリエスの乙女たち」とか
    里中センセでおなじみの世界が
    健在で、昔少女は感激です 笑。

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    2013年05月13日
  • 天上の虹(2)

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    自分でもおそろしいほどに
    日本史(だけじゃないけど)を知らないので、
    いっぺんに天皇の名前(と顔。漫画だけど)を
    5人も覚えてしまって、なんだか賢くなった気分。笑

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    2012年10月14日
  • 天上の虹(4)

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    待てないのも若さなのかな…
    十市皇女、しあわせになってほしかった。

    十市は、あのとき何がなんでも
    一世一代の嘘をつくべきだったとわたしは思う。

    嘘からマコトを生んだ額田のように。
    嘘からマコトに気づいた額田のように。
    それは大友だけでなく、きっと十市も救うことになったのに。

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    2012年10月14日
  • 海のオーロラ(1)

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    実家に帰ってまとめ読み。愛しあいながらも結ばれない2人の男女が何回も何回も生まれ変わって、同じことを繰り返すという歴史SF漫画。里中先生の名作ですね!

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    2012年08月18日
  • 海のオーロラ(1)

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    何度生まれ変わっても同じ男に恋をするのですが、時代に翻弄されなかなか幸せになれません。肉体ではなく精神の結びつきを強く感じます。読んでいる方が恥ずかしくなるくらい熱く激しい恋愛物です。運命の糸・輪廻とか女性はホント好きですよね。

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    2011年12月21日
  • スポットライト(1)

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    小学生の頃、夢中になって読んだマンガ。里中先生もまだ絵がお若く、きらきらしてはいるのだがヒーローとヒロイン以外はかなり手を抜いている感じもあるけどとにかく主人公格が文句なくきれい。
    残念ながらラストなどは忘れてしまったんだけど、いまちょこっと読み返すと、ガラスの仮面にかなり影響を受けているような・・・
    「とくに横顔がきまるな」というセリフが未だになぜか印象に残っていて、自分でも横顔を描くのが好きだったので「里中先生も横顔が描きやすいんだろうなあ」などと、とんでもなくナマイキなことを当時思っていた記憶があります。

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    2011年02月09日
  • アリエスの乙女たち(1)

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    これぞTHE・誰の事も応援できない漫画。
    なのに話は好きって言う矛盾。里中先生が上手いからいけないんだ。
    絵柄はすごく綺麗でお洒落で、登場人物皆憧れちゃうくらいの顔してるのにやたら人間の欠点にばかりスポットをあてるからどんどん登場人物たちに嫌悪感をもってしまう。ロミだって、最初王子様みたいで素敵だったのに恋した途端にこれですか!ってがっかりした。

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    2010年03月18日
  • アリエスの乙女たち(2)

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    同時に2人を愛するって…それはどーなのだろうか高志サマ…。事件後の高志サマの様子は、ドラマの方がもっと生活苦を強調されてた気がします。子供心にいたたまれなくて見てられなかったのを思い出しました。

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    2009年10月04日
  • スポットライト(1)

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    家は貧しいが歌手・女優にはるべく育てられた望。母親は自分が果たせなかった夢を望に託していたのでした。華やかなスポットライトの光と影、成功と挫折を味わいながらも、一度スポットライトを浴びた者はその魅力から逃れられない。望と母親との葛藤、ライバルとの争い、恋愛。正統派の少女マンガです。

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    2009年10月04日
  • アリエスの乙女たち(1)

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    かなりクサイw 考え事をするときには裸になっていたり、ギリシャ風の服に着替えてたり、突っ込みどころも多い。

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    2009年10月04日