【感想・ネタバレ】天上の虹(10)のレビュー

あらすじ

日本独自の歴史書の編纂が難航していた。列国の記録や史書と矛盾すれば、国際的な信用を得られず、正当な外交関係が築けない。責任者の忍壁皇子(おさかべのみこ)のもとに、古くからの地方の伝承に詳しい少年・多安麻呂(おおのやすまろ)が招かれる。しかし安麻呂は、かつて謀反の疑いで処刑された大津皇子(おおつのみこ)の隠し子。安麻呂は己の父の処刑を命じた持統(じとう)天皇への復讐を密かに企てていた。一方、皇女(ひめみこ)たちの恋は様々な行方をたどる。初恋を実らせた吉備皇女(きびのひめみこ)。新田部皇子(にいたべのみこ)への失恋のつらさに耐える氷高皇女(ひだかのみこ)。夫である天皇・珂瑠(かる)の愛に報われない宮子(みやこ)。それぞれが、自身が迎える近い未来も知らず、同じ中天の月に祈りを捧げていた。珂瑠に譲位したものの、太上(だじょう)天皇としてこれまで以上に重い責任を負った持統天皇の半生がここに始まる。

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ネタバレ

十巻

行き詰まる忍壁皇子の日本書紀編纂に太安万侶が加わる
天上の虹では安麻呂は亡き大津の遺児カムイの子として持統天皇を狙うとして描かれる

また五百重の子である新田部は義理の父である不比等との駆け引きを始める 新田部は氷高の婚姻候補となるが政治的な利用を避けるために別れを告げる 氷高は1人で生き抜く決心をする

出世する手前で叶えられなかった弓削は逝去
氷高とカル皇子の妹吉備皇女は慕っていた長屋王を婚姻

そしてついに不比等と三千代が正式に結婚

忍壁の妃 明日香が逝去 人麻呂が鎮魂歌

宮子に妊娠の兆し 同時に三千代も妊娠 三千代が安宿後の光明子を出産 宮子は首皇子、後の聖武天皇を出産するがその後閉じこもってしまう 2人は三千代の元で育てられ仲良く過ごすことになる

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2026年01月02日

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天皇になるには
"この時代は亡くならなくても次の天皇を指名できたわけで。平成から令和への天皇継承が特別なことのようにやってたけどそうでも無いのだなと。
そして、上皇の存在は後の争いの元になってないか?
鵜野の姉子供は居なくなった。けど、よく思ってない人はどんどん増えていくのはしょうがない事なんだろうか…"

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2025年11月26日

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ネタバレ

第10巻では、持統太上天皇の指揮の下、藤原京の建設、律令の制定、そして歴史書の編纂が進む。歴史書の編纂に関連して、多安麻呂が登場、しかも亡き大津皇子の息子という驚きの設定だ。その安麻呂と持統天皇の対決がクライマックスだが、持統天皇の国造りにかけた思いは一歩も退かない。最後は安麻呂が見守る中での大津の姉、大伯皇女の死で幕を閉じる。大津皇子の謀反というひとつの事件が、これほど多くの人生に影響を及ぼすのかとしみじみ思う。

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2016年01月02日

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