アストリッド・リンドグレーンのレビュー一覧
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ネタバレ今まで異国についてのホラを吹いていたピッピが,とうとう本当の異国である南の島へ行く。ノリは今までと変わらない。
やはり本巻でも児童の権利に対する見解がところどころに見られる。作者の書く敵(ここではそう表現する)は,作中では大抵ピッピに懲らしめられるわけであるが,現実社会では思いの外強大な存在であろう。ピッピの存在は児童にとっての安全安心そのものであり,一部のキャラクターはピッピをその点で信頼している。
そして終わりは突然にやってくる。言い出しっぺはトミーで,「おとなになんか,なりたくない」ということ。ピッピいわくおとなとは
「つまらない仕事を山ほどして,かっこ悪い服を着て,ウ -
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Posted by ブクログ
田舎ぐらしに憧れる父について農場での生活をはじめる双子の女の子。それは忙しいけれどもとっても楽しい日々でした!
アストリッド・リンドグレーンといえばもう誰もが一度は子どものころ読んだことのある児童書の大家でしょう。リンドグレーンで記憶に残っているお話といえば「はるかな国の兄弟」とか「やかまし村のこどもたちシリーズ」と、絵本で「赤い目のドラゴン」なのですが、これらのお話はそれぞれ楽しい空想の世界を広げてくれるのですが、何か少しの物悲しさが含まれている印象がありました。例えばはるかな国の兄弟では死の印象がとても濃厚ですし、赤い目のドラゴンでは離別、そのほか、つらい現実からひととき明るく楽しい場所 -
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Posted by ブクログ
長靴下のピッピで有名なアストリッド・リンドグレーンのデビュー作だそうです。処女作はピッピですが、先に受賞してプロデビューのキッカケになったのがこの作品、とのこと。
ノルウェーに住む14歳の少女が主人公。
ストックホルムの少女と文通する、その最初の手紙から始まります。
全編彼女がペンフレンドに宛てた手紙で進むんですね。私のツボ手法です。
実際自分が少女だった時は、日記や手紙、一人称で進むお話は読みやすく、自身でもその手法を真似たりしていました。
1944年に書かれたなんてびっくり!舞台も当時だと言うのに、内容自体に古さを感じさせません。勿論翻訳されたのが2003年と言うのもあるかも知れません -