あらすじ
わたしのクラスでは、ペンフレンドが一人もいないなんて、どうやら普通じゃないみたいなのです。だから、あなたにお手紙が書けるようになって、とってもうれしい…!
スウェーデンの小さな町に住む十五歳の少女ブリット‐マリが、ペンフレンドにむけて語る、日々の豊かな暮らし、初恋、家族の絆…。父さんは真面目で愛情深く、母さんは大らか。十九歳の姉マイケンはしっかり者で家庭を切りまわし、十四歳の弟スバンテは愉快ないたずらを次々に考えつきます。下の弟妹やお手伝いさんを加えた大家族には、しょっちゅう事件が起こって…?
「子どもの本の女王」と称され、世界中から愛されたリンドグレーンの幻のデビュー作、本邦初訳。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読後のこの幸福感、リンドグレーンじゃないと味わえない。デビュー作、徳間さん出してくれてありがとうございます
4回目、リンドグレーンは心のリハビリに効果的
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リンドグレーンのデビュー作。
15歳の少女のワクワク感、あたたかな家族の日々、
美しいスウェーデンの季節の移ろい、
読んでいて、幸福感に包まれる。
Posted by ブクログ
リンドグレーン作品の中で1番好きなのがこの本です。読むたびに幸せな気持ちになれる本に出会えて、本当によかった。こういう本に出会うために、できるだけたくさんの本を読もうとするだろうな、と思います。
Posted by ブクログ
長靴下のピッピで有名なアストリッド・リンドグレーンのデビュー作だそうです。処女作はピッピですが、先に受賞してプロデビューのキッカケになったのがこの作品、とのこと。
ノルウェーに住む14歳の少女が主人公。
ストックホルムの少女と文通する、その最初の手紙から始まります。
全編彼女がペンフレンドに宛てた手紙で進むんですね。私のツボ手法です。
実際自分が少女だった時は、日記や手紙、一人称で進むお話は読みやすく、自身でもその手法を真似たりしていました。
1944年に書かれたなんてびっくり!舞台も当時だと言うのに、内容自体に古さを感じさせません。勿論翻訳されたのが2003年と言うのもあるかも知れませんが。
読んでいて本当に理想的な家族。ホッとする空気感。愛。世界の描写の生き生きとした美しさ。
好きですね。
比較的短い作品なので、数時間で読めました。
若草物語を賑やかにしたような。
家族愛、青春っていいなあ、とほっこりしつつ、ちゃんと社会的な意見も光らせて。
登場人物も魅力的ですよ!
私は主人公の年子の弟スバンテと一家のアイドルモニカが大好きです!
GGのチャック・バスみたいなヤツも登場しますよ(笑)
私もこう言う手紙が書けたらなあ。
誰かに手紙を書きたくなります!