アストリッド・リンドグレーンのレビュー一覧

  • やかまし村の子どもたち

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    小学生のとき、「まんがじゃない本もおもしろい」って思わせてくれた、読書の入り口となった本。昔の本だけど、息子も娘たちも大好き。全部読み聞かせしました。ブックトークでも「テーマ」を変えてよく使います。 少年文庫の「あとがき」が秀逸。

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    2021年02月04日
  • 名探偵カッレ 危険な夏の島

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    カッレ、エヴァロッタ、アンデッシュの3人は白バラ軍として赤バラ軍のシックステンたち3人と「聖像」をめぐる戦争をしていた。6人ともこのバラ戦争が気に入って、夏の間の定番の遊びとなっていた。ある夜、古城で赤バラと対決した帰り道、白バラ軍は怪しい車を目撃する。「名探偵」として事件を解決したことのあるカッレたちがその車を見張っていると、なんと悪党たちは有名な科学者とその息子のラスムスを誘拐しようとしていた!
    手に汗握る誘拐犯との攻防!カッレたちは無事に悪党たちを出し抜いて人質を救出できるのか、ハラハラしながら最後まで目が離せない物語。スウェーデンの国民的作家リンドグレーンの大人気探偵小説の新訳。

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    2021年01月29日
  • やかまし村の子どもたち

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    とても懐かしかった。
    やかまし村の子どもたちの映画も大好きで、何度も見たことを思い出す。あの生活は本当に憧れで、私も干し草小屋で寝たかったし、手紙のやりとりがしたかったし、野イチゴ食べたいし、あんな楽しそうな登下校がしてみたいと思った小さい頃のままの気持ちが蘇ってきた。

    そういえば忘れていたけど、リーサと私の名前が似てるからそれも好きなポイントだったなあ。

    イングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵もとても可愛くて、ほっこりするし、小さい頃のわくわくを思い出させてくれる。

    いまとても満ち足りている。いい本を読むってなんて幸せなことなんだろう。

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    2021年01月28日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    カッレ君を改訳した菱木さんの講演会に行って、是非読んでみたくなり読み返しました。
    私が読んできた尾崎義さんの訳は、もう50年も前とのこと。このままでは、リンドグレーンが子どもたちの手に取られなくなってしまう、という危機感を抱いていたそうです。
    私自身は尾崎訳でも問題ないのですが、やはり今の風を感じました。
    挿絵も躍動感があるし、カッレやエヴァロッタがお話に合ってると思いました!

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    2021年01月09日
  • 名探偵カッレ 地主館の罠

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    あー、これまたあらためてすばらしい。子どものころさんざん読んであこがれたけど、今回は大人目線で。

    事件は、1巻の宝石泥棒から殺人へと深刻さを増し、3人の直面する危機もさらに大きくなる。
    そして、前回は現行犯逮捕だったのが、今回は、容疑者として逮捕→否認→動かぬ証拠を突きつけられて自白、というステップを踏んでおり、そのすべての過程にカッレたち(+赤バラ軍の友達)ががっつりからんでいる。聖像さまも。

    カッレたちが全身全霊で遊び、その遊びが事件を解く鍵につながる。これがおもしろくないわけがありましょうか。しかも今回は、敵方の赤バラ軍とも協力しあっているところがいいんだよね。シックステンの愛犬ベッ

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    2020年05月27日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    新訳カッレくん。やっぱりすばらしい。彩度が増している気がするのだけど、旧訳と比較していないので、具体的にどこがどうとはわからず。こんどやってみよう。

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    2020年01月22日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    貴重な太平洋戦争の資料が書き記されているスウェーデンのベストセラー作家が遺した戦争日記
    ナチスドイツとその周辺国の関係性が驚くほど良く解る
    衝撃を受けたのは、
    著者の国スウェーデンの立ち位置である
    表面的には中立国を形作っていたのだけれど
    100%中立ではなかったということである
    では、どちらに傾いていたのでしょうか?
    この日記をぜひ読んで
    中立とは何なのか考えておいてほしい
    高福祉国家へと向かう国の一つの側面を
    感じておくことが重要だと思っている
    善と悪、その判断の境界線を引くのは
    かなり難しいということである

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    2019年06月01日
  • 長くつ下のピッピ

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    かわいい装丁とすてきな挿絵に大満足です。本って読まなきゃ!じゃなくて読みたい!ものなんだと思い出させてくれるシリーズです。ずっと大好き。

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    2019年05月03日
  • ブリット-マリはただいま幸せ

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    読後のこの幸福感、リンドグレーンじゃないと味わえない。デビュー作、徳間さん出してくれてありがとうございます

    4回目、リンドグレーンは心のリハビリに効果的

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    2021年03月30日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    あれっと思ったけど、あのリンドグレーンだった。“ピッピ”や“カッレくん”を書く前の家庭の主婦だった頃の第二次大戦記録。手紙の検閲という臨時業務で得られる情報の他は、新聞とラジオだけで戦争全体を客観的に論評できるリンドグレーンの慧眼はすばらしい。中立国としてのスウェーデンのしたたかさと、冷酷にも感じる立ち回り方を客観的に捉えながらも、戦火に巻き込まれる他の北欧国、特に独ソ及び連合国に蹂躙されたフィンランドに対する深い同情と戦争に対する憎しみが切実に記録されている。
    人はだれもが、酢漬けニシンのサラダやバターがたっぷり乗ったパン、記念日のお菓子、家族で映画やサイクリングに行くことで十分な幸せを得る

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    2018年10月16日
  • 長くつ下のピッピ

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    40年ぶりに読んだ
    小さな引き出しのいっぱいあるキャビネットや、床でこねて作るクッキーがなつかしい~。あれ、すごくうらやましかった。
    子どものころ、わたしはピッピになりたかったわけじゃなかった。隣にピッピが住んでるトミーとアニカがうらやましかった。

    ふたりともどちらかといえば「おりこうさん」。自分がまさに「おりこうさん」タイプで、そこから抜けられないことも感じていて、それが一種のフクザツな劣等感のようなものにもなってた。でも、ピッピは、いつもきちんとした格好をしてまじめに学校に通うトミーとアニカとも、心の底から楽しんであそんでくれるし、思いがけないプレゼントで驚かせたりもする。

    するとアニ

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    2018年09月03日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    『何より恐ろしいことに、いまやもう、みんなドイツの敗北を願っていないのだ。理由は、いよいよロシアが再び動き始めたからだ』―『六月一八日(1940年)』

    自身の性格として物事に白黒つけたがると自覚しているが故に、なるべく自分自身の判断ではなく他人の主張を総合して結論付けるように心がけている。それは様々な人々が出入りしながら一つの目的を達成するという仕事のやり方、環境の下で働いてきたことによる癖でもあると思う。その癖を多様性という言葉に託して必要以上に肯定的に捉える傾向も、ついでに言えば、ある。しかし多様性の重要性が声高に叫ばれるようなご時世とはいえ、多様性を功利に結び付ける話ばかりが目立つ現実

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    2018年05月08日
  • 暴力は絶対だめ!

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    長くつ下のピッピで著名なリンドグレーンがドイツ書店協会平和賞の授賞式で行った演説を書籍化したもの。子供のしつけに暴力はいらない、家庭内民主主義が社会を、世界を変えていくのだという信念のもと、熱く説かれた名演説です。

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    2015年10月02日
  • 暴力は絶対だめ!

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    「長くつ下のピッピ」の作者アルスレッド・リンドグレーンは、1978年にドイツ書店協会平和賞を受賞しました。
    授賞式でのスピーチがこの「暴力は絶対だめ!」です。
    1978年のスピーチですが、2015年の今の世界の状況や、日本の政治状況、家庭、教育現場や、職場の人間関係など、悲しいほどに当てはまることだらけです。
    まずは、このリンドグレーンのスピーチを読みあわせて、家族で、今国会でおこっていること、沖縄の基地のこと、シリアの難民のこと、ISのこと、はなしあってみたらどうかな?とおもいました。
    「暴力は絶対だめ!」が、大前提になれば、たいがいの社会問題は、解決できるような気がします。
    ユートピアかも

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    2015年09月16日
  • 長くつ下のピッピ

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    日本とスウェーデンの外交関係樹立から150年の2018年に出版された「リンドグレーン・コレクション」のなかの一冊。
    原書と同じイングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵はとてもいいんだけれど、私は岩波少年文庫の大塚勇三さんの翻訳がいいなあ。なじむというか。

    ニルソン氏はニルソンさん、じゃなくてニルソンさんだし、サーカス団のひとたちのしゃべり方もなー。

    いろいろな出版社からいろいろな版が出ているのはこの物語がおもしろくて、一人でも多くの子どもに読んでほしいという気持ちの表れだろうな。

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    2025年12月20日
  • 長くつ下のピッピ

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    家族はいないけど、通常子どもが持たない「財力」「(学校に行かない)自由」を持って、生き生きと暮らす様子が圧巻だった。
    純朴な「楽しい」を突き詰めるとピッピみたいになるのかな、まっすぐな描写で本当に元気をもらった。

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    2025年11月24日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    ネタバレ

    昔に書かれた話なので、導入部分がある。おもしろくなるまで頑張って読んでほしい話。
    最近の本はいきなり本題に入ったり、導入で掴みにかかる話が増えている気がする。昔の話は導入でおだやかな(?)日常を延々描くので、最近の話を読み慣れるととっつきにくいかもしれない。これもタイパなのかな?

    主人公カッレくんは、名探偵に憧れる14歳の少年です。自身も名探偵らしい行動をしようと、日々気になる事があると、よく観察し、メモしています。仲良しのエヴァロッタやアンデッシュには、時々冷やかされることもありますが、毎日楽しく遊んでいます。そんなある日、エヴァロッタの家に母親のいとこだという男、エイナルがやってきます。

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    2025年10月15日
  • 名探偵カッレ 城跡の謎

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    挿絵がめちゃくちゃ素敵だし(甘すぎないクールな絵なのがよい)豊富で贅沢だった!
    思い切り遊ぶカッレたちのすがすがしさ、謎解きの面白さ、カッレたちの勇ましさが伝わってくるいきいきした文体などすべてあいまって、久々に本でわくわくした。

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    2025年09月08日
  • 長くつ下のピッピ

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    30年ぶりの再会。
    幼い頃に憧れた自由で勇敢な女の子は昔のまま、今も色褪せない。
    周囲も巻き込む痛快な言動に魅了され、純粋さと正直さに心を動かされ、彼女のように心も体も強くなるんだと息巻いていた少女の頃を思い出した。
    大人の冷静な目で読むと、昔の印象そのままにと言うわけにはいかなかったけれど、「空気」や「ノリ」をものともしない健全な奔放さは、これからを生きる自分の子どもにも是非とも味わってもらいたいなぁと思いました。

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    2025年07月21日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    『長くつ下のピッピ』の生みの親で、私生活では二児の母でもあったリンドグレーン氏。
    彼女の名前を聞いてまず思い浮かべるのは、子どもや木登りが大好きな元気いっぱいのおばあさん。何年も前に絵本雑誌MOEで見た肖像写真はどれも表情豊かで、幼少期に知り合っていたら、間違いなく懐いていただろうなーと思う。

    だが本書での彼女は、一貫して文章がこわばっており、のちの児童文学作家像とはなかなか結びつきにくかった。(当時の肖像写真も凛としていてイケメンなんだけど、私のよく知る屈託のない笑顔からは程遠かった)
    第二次世界大戦の開戦(1939)から終戦(1945)までを日記に綴っていたというリンドグレーン氏。日記に

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    2025年05月04日