高階秀爾のレビュー一覧

  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    しかし、だからと言って、印象派 絵画がチューブ入り絵具から生まれたと言うことはむろんできない。 戸外における現場での制作は、すでに一八三〇年代のバルビゾンの画家たちの時代から、絵画の野望のひとつであった。持ち運びのできる便利な絵具の発明は、それまできわめて困難であったことを容易に実現させてくれるという便利さをもたらしたに過ぎない。ただ、それによって思いのままに戸外で制作できるようになった七〇年代の若い画家たちが、眼の前の自然のな かに、それまでの絵画の知らなかった新しい世界を発見したことは事実である

    ところが、モネたちは、太陽の光の下では、自然のなかのものは固有の色を持っていないということを

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    2023年08月12日
  • ルネッサンスの光と闇(下) 芸術と精神風土

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    美術分野の素人の書評になりますのでその点はご留意ください。下巻では主に「光」の部分に焦点が当てられます。具体的には美もしくは愛についての解釈です。その際の題材になるのがボッティチェルリの「春」と「ヴィーナスの誕生」ですが、それぞれの絵のなかの登場人物や背景、またこれらの絵が描かれた経緯などが詳しく語られています。詳細についてはぜひ本書を読んでいただけたらと思いますが、本書を通底しているのは「二面性」あるいは「二であり一でもある」というキーワードでしょう。例えば愛情についても現生的な愛と天上界的(理想的)愛情がある。どちらがより優れているとかではなく、これらは愛情の二面性であって、言い換えれば古

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    2023年05月06日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(下) 世紀末絵画、ピカソ、シュルレアリスム

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    上巻に引き続いて読みました。いやーこの辺りまで来ると抽象度が上がるのもあって、まとまりがあるのやらないのやら……。とはいえ、三次元の世の中を二次元の紙に描くときに、何を引き算するのか。印象派は色彩を残すために形ぼやかしてしまい、ピカソは立体を残すためにあらゆる視点を描きこんで形が支離滅裂になるというあたり、今まで考えたことのなかった視点で面白かったです。

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    2022年02月27日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(上) ロマン主義、印象派、ゴッホ

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    ヨーロッパ近代絵画の流れをゴヤから始まって上巻はナビ派まで。さすがの高階先生で相互の関係とか見えてきますね。大体の流れは頭に入ってましたが、時にはこういう纏めたもので知識を再確認するのも大事ですね。

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    2021年11月18日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(上) ロマン主義、印象派、ゴッホ

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    2020.08.20 ロマン主義から写実主義、印象派、ゴッホに至る近代の絵画の流れが良くわかった。とても勉強になった。

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    2020年08月23日
  • バロックの光と闇

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    バロック絵画は、作品のインパクトが強くて、「すごい!」とか「ああ、こういう場面ね」「うっとり・・・」とか、実物を見てわかった気になって満足してしまいがちで、それ以上深く考えなかったりしてしまいがちだったのだけれど、これを読んでずいぶん眼力が上がったように感じました。絵画彫刻だけじゃなくて、建築やそのほかいろいろ幅広いです。著者の教養には、いつも驚いてます。すてきです。

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    2020年03月06日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(上) ロマン主義、印象派、ゴッホ

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    天満橋ジュンク堂で購入

    ゴヤからボナールまで、ほぼ十九世紀の100年を絵画の変遷について語られている。
    秩序への反発が、新たな秩序を作りそれも新たな主義が台頭し、廃れていく。
    どの芸術にも当てはまる、芸術の芸術たる特徴であると言える。

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    2025年09月28日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    名画をみてフムフムとかっこつけたり、知的会話をするのに知ったかをする程度に学べる超名書。個人的にはⅠが好み。

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    2025年02月18日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(下) 世紀末絵画、ピカソ、シュルレアリスム

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    やはり図版不足のそしりは免れない。「世界の名画」全24巻のそれぞれの解説文として書かれたものをまとめたからだろう。図版を加えるだけで大著として成り立つので、再増補をぜひとも望みたい。

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    2024年10月02日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    後半は印象派以降、抽象画まで。

    モネ『パラソルをさす女』
    ルノワール『ピアノの前の少女たち』など
    こちらも好みの絵の解説をじっくりと。
    明るく優しい絵が多いこのふたりですが
    いろいろ苦悩があってのことと
    背景を知るとまた愛しく感じます。

    抽象画はやっぱりよくわからないから
    もう自分が好きか苦手かで。
    そういう意味ではモンドリアンは好き。
    シンプルで整然としたところが落ち着く。

    他の画家も、ロートレックやゴッホの項など
    手元に置いておいて時々勉強しなおしたい。

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    2023年08月20日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    カラー図版を増やして改版!
    ありがとう、岩波書店\( ˆoˆ )/

    ファン・アイク『アルノルフィニ夫妻の肖像』
    ベラスケス『宮廷の侍女たち』など
    好みの絵の解説をじっくりと。
    大好きな『ラス・メニーナス』ですが
    この本の初版の頃(昭和44年)には
    直訳タイトルで知られていたんですねぇ。

    レンブラント『夜警』じゃなくて
    『フローラ』を取り上げていて
    しかも3枚パターン並べてくれていて
    なんか嬉しかった。

    次の巻は印象派以降だそうです。

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    2023年06月13日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(下) 世紀末絵画、ピカソ、シュルレアリスム

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    ジョルジュ・ブラック
    「感覚はdéformer(歪形)し、精神はフォルメ(形成)する」

    Bauhaus

    パウル・クレーとサルトル

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    2022年10月28日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(下) 世紀末絵画、ピカソ、シュルレアリスム

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    2020.08.23 19世紀末から二次大戦前までの絵画の約50年の歴史を知ることができた。しかし、(上)より(下)は複雑で、少し難しかったが、写実から抽象への流れがなんとなくわかりました。

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    2020年08月23日
  • 《受胎告知》絵画でみるマリア信仰

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    著者の体の動きに関する記述にはどうにも首を傾げる。胸に手を当てて…いるか? おじぎして…いるか?? 体をひねって…いるか???

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    2019年01月06日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(下) 世紀末絵画、ピカソ、シュルレアリスム

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    表紙のモンドリアンの絵が少しは理解できるかと思ったが、叶わなかった。絵画をたくさん紹介しているが、実際の絵が見えないだけに理解が追いつかなかった。

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    2017年10月29日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(上) ロマン主義、印象派、ゴッホ

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    1975年に発売されたものの、カラー版。

    時々、変わった角度から歴史を見つめたくなる。
    非常に有名な画家であれば、名前や作品くらいは出て来るけれど、流れとして見ることはなく。
    ある同僚の話をきっかけに、社会的背景と絵画の繋がりを意識したのだった。

    ロマン主義〜新古典主義〜写実主義〜印象派〜新印象派〜象徴主義〜ゴッホ〜ナビ派

    絵画の価値を認識する層が、貴族や教会であった頃から、市民へと移ってゆく。
    そこでは描こうとする対象に変化があり、想像から現実、現実をより具体的に、いや具体性よりも己の理想を、心をと目まぐるしく変化する様子がこの上なく面白い。
    科学の台頭や、カメラの出現、他国との交流の

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    2017年10月08日