高階秀爾のレビュー一覧

  • カラー版 近代絵画史 増補版(上) ロマン主義、印象派、ゴッホ

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    ネタバレ

    本書は印象派を中心に近代絵画史の概要を語っている。初めは印象派の原点としてフランス革命を発端とする古典的なものに秩序を求めた新古典主義や絵に感情を導入したロマン派、古典主義的な歴史・神話の再現では無く自分達が実証主義的なレアリスム(写実主義)が挙げられている。その後、視覚的・主観的に現れたものを絵に直接表そうとした印象派による筆触分割法から派生した点描画法の新印象派、印象派による曖昧さの反動から象徴主義・綜合主義が生まれた。その後絵そのものに着目したナビ派が生まれ、20世紀を迎える。

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    2026年05月15日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    カラー版は最近のものとはいえ、もとは半世紀前に出た書物ってことだからビックリ。今読んでも十分興味深い内容。掲載されているのも、細かい背景とかは知らないけど、どこかで見たことがあるような作品ばかりなので、そういう点でも読みやすい。他のも読んでみたい。

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    2026年05月08日
  • バロックの光と闇

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    17世紀ヨーロッパで流行した「歪んた真珠」が語源のバロック芸術を絵画、彫刻、建築と広範にわたって解説してくれる。教会、王家、市民など国によって芸術のパトロンが異なる故に幅広いジャンルの作品があるバロックの魅力が高階先生の美文と共に伝わる名著。本物を観に行きたくなること間違いなし!

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    2026年04月18日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    美術館に何気なく絵画を見に行くのが好きで、この本を読む前は絵画をなんとなく見て自分で咀嚼するだけで満足していた。
    ふと、作者の背景や意図を知りたくなり、この本を手に取った。
    印象派と呼ばれる作者から始まり、それぞれの歴史、背景、絵画の捉え方に時代の流れを感じることができ、より一層絵画を楽しむことができそうだと思えた。
    教養として知るもよし、シンプルに楽しむもよしで、いい本だった。
    が、淡々と読む本ではありながら参考書を読むような感覚があり、少し退屈だった。

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    2026年02月02日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    こちらのⅡは、印象派から現代美術まで。印象派はよろしいとして、マティスあたりから段々とついていきづらくなることは否めない

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    2025年11月12日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    初版は1969年。カラー版になるとともに、参考図版や、この50年での研究の進展などにつき簡単な注を加えてある。このⅠは、ルネサンスから印象派の手前まで

    文章が端正で、古びた感じはまったく受けない。やはり、作品の背景や、漫然と眺めているだけでは気づかないポイントにつき解説があるのはありがたい

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    2025年11月12日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    Ⅱは印象派以降の14人の巨匠、14点。
    高階先生の授業を直接聴かせて頂いているような語り口。
    各章の絵画だけではなく、その周辺の作品の解説も語られているので個々にストーリー、歴史があることがよくわかります。
    美術史という学問は近代を理解するための学問の1つなのだと思いました。
    Ⅰの15点も含めて自分で直接見る機会がある絵画があと何点あるのかわからないが
    その際にはこの本を必ず読み返すでしょう。

    〇モネ     「パラソルをさす女」
    〇ルノワール  「ピアノの前の少女たち」
    〇セザンヌ   「温室のなかのセザンヌ夫人」
    〇ゴッフォ   「アルルの寝室」
    〇ゴーギャン  「イア・オラナ・マリア」

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    2025年11月03日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    Ⅰを読んだならばⅡも読まねばと、早速ひもときました。
    Ⅰは歴史、美術史の解説なども含まれていましたが、Ⅱは美術史上の年表幅が少ないらしく(さくっと100年くらい)そのせいなのか、あまり細かな歴史的背景には言及せず、画家本人の略歴や手法などの解説が細やかに書かれている。
    馴染みのある画家名も多く『これ見たことがある』というものが多いので、読んでいて飽きない。その反面、いわゆる抽象画も多いので、解説を読んでも分かったよーな分からないよーな、そんな気持ちになることもしばしば……
    別の本に出ていた名前をここで見つけて、作中に出ていた店名はこの画家からとったのかと妙に納得したりして、楽しく読めた。

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    2025年10月29日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    15人の有名画家の代表作をとりあげるとともに、関連作品時代背景などをわかりやすく解説した本。割と俗っぽく、うんちくを楽しみたい私にぴったりな本だった。ひとりあたり15ページくらいの分量というのも手軽で有り難い。
    初版が1969年と50年以上前の本で、画家名や地名などの記載は初版のままだけれど、変化のあったところは章末に追補されていて誠実なつくりをしている。
    またカラー版として刷新されていて、参考として上げられている彫刻や絵画までカラーで掲載されているのは素晴らしいと思う。

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    2025年10月25日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    印象派の代表的な存在であり、睡蓮やパラソルをさす女で有名なモネ。

    なるべく絵具を混ぜ合わせないで、純粋に使うことを考えた。
    理由は、「絵具を混ぜ合わせると明るさが失われる」ため。

    モネの作品が明るいものが多いのは、絵の具の使い方の革新にあった。

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    2025年09月22日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    名作・定番。
    何度も読み返して名画を楽しみたくなる。
    照会された絵画のいくつかは見たことがあるのだけど、もう一回近くで見て確かめたくなる。

    【Ⅰ】はルネサンスから19世紀まで。
    ファン・アイク  「アルノルフィニ夫妻の肖像」
    ボッティチャルリ 「春」
    レオナルド    「聖アンナと聖母子」
    ラファエロ    「小椅子の聖母」
    デューラー    「メレンコリア・Ⅰ」
    ベラスケス    「宮廷の侍女たち」
    レンブラント   「フローラ」
    プーサン     「サビニの女たちの掠奪」
    フェルメール   「絵画芸術」
    ワトー      「シテール島の巡礼」
    ゴヤ       「裸体のマハ」
    ドラクロワ

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    2025年04月20日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    人物ごとに解説がなされており、読みやすかった。
    絵画の書き方や見方だけでなく、その人物や絵画がアート界にもたらした影響を知ることができ、見る目が変わった。特に印象に残ったのはゴヤ。前期、後期の作品の違いを知り、一度後期作品の版画は見たことがあるため、前期の作品も見てみたいと思った。

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    2025年01月27日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    今まで「綺麗だな〜すごいな〜」だけだった名画への解像度が上がり、とても勉強になった。
    それぞれの国や宗教的な背景が絵にあらわれていることを知り、昔の時代に思いを馳せるきっかけになった。
    海外の美術館にも行ってみたい。

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    2024年09月21日
  • カラー版 近代絵画史 増補版(上) ロマン主義、印象派、ゴッホ

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    発色の良いカラー版になったことは喜ばしい。しかし、解説に含まれる多くの図版が含まれていないのは、不親切だ。分厚く、かつ、高くなっても構わないので、完全版の刊行を望む。

    二度目の読書になるが、内容は今も色あせていない。絵画の歴史をしっかりと語ってくれている。

    (上)はゴヤから、ボナールまで。

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    2024年09月11日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    絵画をなんとなく見ていたものにとって、とても勉強になる本。絵画の持つ「目で見るもの」という機能と「目に見える以上の寓意を描くことができる」という機能、「作者が書いた以上のものを読み取ることもできる」という意味で本質的には文章でのコミュニケーションとほぼ同義なのかもしれない。2も読まねば。

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    2024年09月08日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    絵画の見方を、要を得た文章で伝えてくれる。白黒版を若い頃に読んでいたが、内容はほぼ忘れていた。図版がカラーになったことは喜ばしい。白黒では分からなかった部分がかなりあったからだ。しかし、初読の時ほどの感激はなぜかなかった。感性、経験、知識ともに深化してしまったがゆえか。

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    2024年08月20日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    15点の有名な絵画について、著者の保有する広範な知識や経験を基にその作品の背後に隠された様々なエピソードが次々に現れる好著だ.現物を見たものはなかったが、画集などで出会ったものが多かったが、ここまで綿密に解説してある事例はなかった.今後の絵画鑑賞の手引きとしたい.特にフェルメールの「絵画芸術」の論評が楽しめた.

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    2024年04月09日
  • カラー版 名画を見る眼 印象派からピカソまでⅡ

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    外界を見る人間の眼は、習慣や約束に規制されているが、画家はこれにとらわれない新しい感覚を拓く。

    まず絵画を見て読み進め、改めて観ると新しい感想を覚える新鮮な鑑賞体験。実物を見たい。

    絵のリアルとは。これまでの系譜。

    現実を追求した印象派が色彩分離により平面化していき、キュビズム、フォーヴィズムを経て抽象画に繋がる。色彩と造形。

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    2024年04月06日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    描かれた背後にある時代と社会、主題とモティーフ、技法、画家の生涯を知ることで、絵画の味わいが深まることを知る。
    歴史を学ぶことで、絵画の味わいはまだまだ広がる予感の楽しみ。

    革新的な画家マネと保守的な人間マネの同居の面白み。

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    2024年03月17日
  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ

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    絵がカラーになっているためとても見やすい。また、1前の絵からこれだけの洞察ができることにも驚かされる。

    数百年前の絵がきれいなかたちで残っているのには、文化を保護することに対する先人達の知恵があるのだろう。

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    2023年08月14日