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Posted by ブクログ
絵画を学ぶことは人間の心のうちに秘める苦悩や葛藤や喜びといったあらゆる気持ちの変遷や歴史をなぞっていくことである。
ぽっと思いつきで絵が描かれているなんてことはなく、当時の体制に対する批判、常識を覆すことへの気持ちの表れなどが形となってキャンパスの中に表現されているのだ。
誰が見ても魅力的な絵というものは確かにあり、それはそれで大変な価値のあるものだ。
しかし、絵画が描かれた当時の背景、画家の生い立ち、気持ちに触れることで、一枚の絵に対する見方は全く異なってくる。
この一冊は近代から現代へ向かって進む時間の中で、どう絵画が変貌を遂げていったのかを追うことのできるものであることに間違いはない。
Posted by ブクログ
1975年に発売されたものの、カラー版。
時々、変わった角度から歴史を見つめたくなる。
非常に有名な画家であれば、名前や作品くらいは出て来るけれど、流れとして見ることはなく。
ある同僚の話をきっかけに、社会的背景と絵画の繋がりを意識したのだった。
ロマン主義〜新古典主義〜写実主義〜印象派〜新印象派〜象徴主義〜ゴッホ〜ナビ派
絵画の価値を認識する層が、貴族や教会であった頃から、市民へと移ってゆく。
そこでは描こうとする対象に変化があり、想像から現実、現実をより具体的に、いや具体性よりも己の理想を、心をと目まぐるしく変化する様子がこの上なく面白い。
科学の台頭や、カメラの出現、他国との交流の中でその時に生きていた人が、人生を以て描くもの。
流れにすると一部のように思ってしまうけれど、その一枚がその人であるということ。
上手く言えないけれど、感動する。
下巻買わなきゃ(笑)
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